
ブログに回想を書くのは初めてだ。
2017年の春、ムクドリが隣家の戸袋に営巣した。私の書斎の窓から数メートルの距離だった。
雨戸は一年を通して開けられることはなく、私は近距離からムクドリの巣作りと子育てを観察できた。



ムクドリの雌雄が交代で餌を運び込み、帰りは糞を運び出す。
献身的な姿と見かけよらずきれい好きなことに感心した。

ムクドリ(椋鳥)はスズメ目ムクドリ科に属す。英名は White-cheeked Starling または Grey Starlingという。
全長24cm ほどで、スズメとハトの中間ぐらいの大きさである。尾羽を加えるとヒヨドリより一回り小さい。
翼と胸、頸は茶褐色で、頸から頭部にかけてと腰に白い部分が混じる。足および嘴が黄色いのが一番の識別ポイントだ。
雄は胸や腹、背も黒っぽく、雌は褐色に近いので区別できる。

今でもムクドリの姿を近くで見ることはある。
しかし、隣家の戸袋はその後しっかりと蓋をされ、ムクドリが巣を架けることはない。
