豊洲市場は2018年10月11日に開業しました。老朽化した築地市場に代わり次の時代を担う市場として期待されています。
水産卸売場棟と青果棟に分かれているのですが今回は魚を扱う水産部門を見学に行ってきました。
「スーパーマーケット・トレードショー」終了の翌日2月16日、全国スーパーマーケット協会主催 http://www.super.or.jp/でご案内頂きました。
ガラス越しに見る事が出来る一般見学者コースも用意されていますが、今回は東京都の職員と全国スーパーマーケット協会の機関誌「セルフサービス」に「魚河岸野郎・生田がいく」を連載されている一般社団法人シーフードスマート代表理事生田與克さんにご案内頂いたので、より詳しく観る事ができました。お世話になりました。
●豊洲市場外観
土曜日は「豊洲市場Oishii土曜マルシェ」開催中。
●水産卸売業の保冷倉庫
このように全国各地から大型の冷凍冷蔵トラックで運ばれ、トラックの荷台から直接倉庫の中に入れます。
●倉庫の内部
空調設備が整い、建物全体が冷凍庫、又は冷蔵庫になっています。
床も清潔で、害虫や動物の入る隙間も無いそうです。
24時間空調で閉鎖型の「コールドチェーン」機能を持ったことにより、食品衛生管理の国際基準「HACCP」(ハサップ)の認証取得が可能になりました。
【「HACCP」とは、原材料から最終製品に至る食品の製造工程で衛生、品質を管理するシステム】
●マグロせり見学デッキ
マグロ・海老専用セリ場と一般魚のセリ場を観る事が出来るデッキ。
セリを見学出来るのは午前5時45分から午前6時15分まで。
インターネットなどで事前に希望日や名前などを登録する申込制になっています。
迫力あるでしょうね。
●一般魚のセリ場
●水産卸売場棟から仲卸売場への通路
セリ落とされた魚はターレで仲卸の売り場棟に運ぶのですが、空調設備のあるこの通路を使い清潔に運ばれます。
●仲卸市場
ターレが相当なスピードで活発に行き来しています。エレベーターにぶつかったとか、天井に穴が空いたという事故の報道は設計云々より、ここを使う仲買人の気質によるところも大きいのだろうなと眺めていました。
仲卸売場棟は一般のお客も買い物目的の場合は買出人(かいだしにん)として入場できます。以前の築地市場でも買い物をした事がありましたが、衛生状態の悪い部分も見かけました。
水産仲卸売場棟の4階の物販店“魚がし横丁”にも築地の場外市場に並んでいたお店も営業しており、沢山の買い物客でいっぱいでした。
今回見学させて頂きもっと早くに移転し営業を始めたら良かったのになぁが実感でした。