全国一斉に、北海道、新潟、東京、神奈川、大阪、福岡
の各県の幾つかのエリアで、開催されている。
大阪でも都心部の4箇所で開かれている。
9月26日土曜日、JR難波駅にある、湊町リバープレイスにて
開催されている「マルシェ・ジャポン」に行ってきた。
会場で手渡されたコンセプトが書かれたリーフレットには
[はこぶ]とれたてを、とられたてのまま、とれたてのおいしさで。すぐに運んでならべます。
[ぶらぶらする]歩いているだけで楽しいマルシェ。野菜のにおい、畑の泥のにおいがします。
[かう]ぐるりとまわったら、インスピレーションをくれた食材を。元気をくれる買い物です。
[たべる]新鮮な食材は、味が明らかに違う。自分に、家族に、友達に、フレッシュな驚きを。
など、10項目以上並んでいる。
このような、方向性で進めたい催しであることは、理解できた。
会場の「マルシェ・ジャポン」案内場で色々お伺いしてきたところ
・農林水産省がサポート(平成21年度補助事業)であること。
・郊外には道の駅などに、農産物直売場があるが、都心部にはなかなか販売店がないので、あえて、都心部で開催したとのこと。
・大阪では、9月はプレオープンで本格的には10月から3月まで開催されること。
・「湊町リバープレイス」では、30テントのスペースがあるが、現在は18テント だからまだ余裕があること。
・1テントの出店料金は、1千円であること。
・飲食のテントは3店舗との制約があるので、近畿近郊の地場野菜などを販売するテントが今後が増えるであろうこと。などなど。
マルシェと言えば、パリで開催されている朝市に行くのが目的で、パリを旅した私たち!
う~ん、あの歴史あるマルシェと比べたら、アカンか!?
「湊町リバープレイス」一帯は、マンションも増えたとはいうものの、まだまだ生活をしている人より商業施設の方が多い。
プレオープンにしても、お客が少ない。
9月末なのに、大阪は30℃を越える暑さだったから野菜も鮮度維持が難しそうだった。
スーパーマーケットで買うより、鮮度が良いなら満足感ももらえるが。
昨今、どこのエリアでも、地域一番店と呼ばれるスーパーマーケットでは鮮度管理にはもっと気を使っているし、鮮度の良い地場野菜は回転も良い。
3月末で終わったら、そのあと常連になったお客はどうすればいいの?
出店者の方達からは「うちは宅配もしますから、注文下さい」と
住所、HPアドレスを手渡される事が多かった。
という事は、デパートの催し物売場に出店しているのと同じ!?
現在のところ、コンセプトとかけ離れているように感じた。
リーフレット、会場内の統一デザインなど、お金がかかっているのが見え見え。
薄いリーフレットが重~く感じた。
行政が関わっている事業だし、昨今の国産野菜ブームもあるようだが
ただのブームで終わらせること無く、パリのマルシェのような歴史を今から作って行く覚悟で取り組んで欲しいものだ。