「まる屋」
香美町香住の柴山地区「まる屋」に泊まり
かにを堪能。
http://www.yado-maruya.com/
兵庫県美方郡香美町香住区浦上1189
●【かにバス香住号】
http://www.kanibus.com/kani_top.html
大阪と香住間を片道4000円。
全席座席指定、宿は個々自由に予約を
とっておく。
香住地区に入ると宿に近いポイントで
降りる交通手段としてのバス。
ポイント地点には民宿の送迎車が
迎えに来ているケースもあり。
天王寺、難波、梅田と乗降ポイントも3カ所。
昼食やトイレ休憩のために
道の駅や工場見学も入り旅気分も味わえます。
平日便はアラ還・アラ古希の元気な
女性客がいっぱい。グループ毎の
大きな声で交わされる
車中の会話のオモシロい事!
昨年もこのバスを使ったという方も多く
旅慣れたご様子でした。
運転手さんは制限速度を守り
とても丁寧な運転を心掛けておられ
安心して座っている事ができました。
降り立った柴山地区は波の静かな港。
優れた天然の入り江は美しい。
入り江に沿って散策すると
避難港としても活用できる地形。
貴重な領地だったのでは、と
ここを治めた歴史も知りたくなりました。
香住海岸は臨海学校に
行った覚えがあるのですが
その隣が柴山港になります。
●「お宿 まる屋」
大阪で板前修業された若大将の作るお料理を
7年前にモダンに改装されたお宿で堪能しました。
今回は、【かにバス香住号】を使う
シンプルに「松葉がに」(ズワイガニ)
のみを頂きたい。量より質。
という事で探した
「まる屋 番かに リトルコースプラン」
「柴山番かに」の活かにだけを使用したフルコース。
前菜、お造り、炭火焼きかに、甲羅みそ、お鍋、お野菜、雑炊、デザート。
大正解でした!
●柴山かに 番かにとは
「ズワイガニ」地域によって呼び名は
いろいろですが香美町香住など
山陰エリアでは
松葉かにと呼ばれています。
【まる屋公式HPより】
『番かにとは、柴山港で水揚げされる松葉かにの
最高級品で、1船が約800枚水揚げする中で
約10数枚ほどのものを言います。
1.2kg以上の最高級品の大きな活柴山かに』
このかにを1人1枚づつ頂けるコースです。
●お食事処
●前菜、お造り
●香住鶴 生酛辛口
かにの甘さと辛口のあっさりした口あたりは
最後までお料理が美味しく頂ける
かにに合う味わい。
鏡のコースターと切子グラスの色がいいね!
●炭火焼きかに
かにとチョキと呼ばれている剣先いかの
小さいサイズ
●甲羅みその炭火焼き
旨味は当然ありながら濃厚だけど香りもイヤミが無い。
●生のかに
そのままでも、鍋でも炭火焼きでも自らの好みで頂く事が出来る。
●お鍋
●鍋野菜
●雑炊
●デザート
●食後は暖炉のスペースでコーヒー
●翌朝の朝食
地元の美味しいもの。朝からかにご飯。
年に一度だけでいいから
活かにを食べたい関西人。
かにを求めて、ブランドかにの
有名旅館にも宿泊した事があるのですが
どこもしっくりこず、再訪なく
ズワイガニの季節になるとかにを求めて
放浪していたのです。
同じ活ズワイガニのはずなのに
どこが違うのだろう。
「柴山かに」について若大将に質問攻めして
色々教えて頂きました。
柴山漁港に所属している漁船は10隻
大型船9隻、中小型船1隻。
漁場は大型船は隠岐の島周辺
中小型船は丹後沖周辺で獲っているそうです
柴山漁港は、「かに選別日本一」を掲げている。
その厳選さも美味しさのひとつだと思いました。
かにの選別の方法など
若大将藤原啓太氏のブログ
まる屋通信をご参照ください。
http://maruya-blog.com/archives/709
お宿周辺を散策しながら柴山港の漁船を眺め
早朝のにぎわいを想像しながらセリ場眺め
まる屋の柴山かにとの出会い。
今後1年に一度のかにの楽しみは
ココだ!と決定しました。
まる屋公式サイトによると
夏も白いか、香住かにと地元ならではの
食材のお料理を頂けるそうです。
途中通過した豊岡市ではバスの車窓から
冬なのに水を張ってある田が
太陽を受けて輝いていました。
コウノトリの餌となる生き物が
冬でも生きやすい環境を
作っているのですね。
雪の無い季節なら、大阪から
ノーマルタイヤで一走り。
兵庫県立コウノトリの郷公園や周辺
スーパーマーケットを
巡ってみよう!と再訪決定。