●毎年お取り寄せしている甚五右ヱ門芋
山形県最上郡真室川町の特定の地でしか育たないそうです。
独特の粘りととろけるような柔らかさが特長の芋。
みたらし団子の甘くて、ねっとりした感じは
甚五右ヱ門芋を煮っころがしで炊くだけでそのまんま味わえます。
後味にクセが残らないから洋風の料理にも使いやすいのでは。
この芋を近隣、ご親戚が貰って育てても、この粘りが出ないとか。
どのような土で、気温で、日差しで育てられているのか
畑まで行きたくて、そしてなにより本場の芋煮を食べたくて
「芋祭2013 甚五右ヱ門芋収穫祭」に大阪から飛んで行ったのです。
酒田から真室川町への道は大雨のため通行止め。回り道をして新庄側から無事入村!
この道でたどり着けるのかと心配しながら、おいしそうな稲が実る
田園風景をレンタカーで走りました。
集合場所の旧平枝小学校には首に手ぬぐいを巻いた(収穫祭の入場券替わり)ご家族が
さまざまなワークショップを体験されていました。お天気が悪かったので先に昼食を頂く。
●芋煮の昼食
・「ばばです」と自己紹介されて「いただきます」の声をかけて頂きました。
向かって左が甚五右ヱ門芋を受け継いで作っておられる跡取り佐藤晴樹さん。
隣は真室川町の町長さん。
・地元の皆様がご用意して下さった甚五右ヱ門芋の芋煮
左:醤油味(甚五右ヱ門芋、牛肉、舞茸、葱、こんにゃく)
右:味噌味(甚五右ヱ門芋、牛肉、なめこ、葱、こんにゃく)
・天然鮎の塩焼き
前日あきおさんが川で釣って来られた鮎。大きな鮎ばかり選んで持って来て下さったと
焼きながらお聞きしました。
・新米「さわのはな」のおにぎり
おにぎりに塗ってある味噌は「おばぁの味噌」
・地元産の野菜のお漬物
●甚五右ヱ門芋の畑と芋掘り
午後からは天気も回復して青空。いよいよ畑に到着!限られた範囲のみで育つ甚五右ヱ門芋。
三方を囲むような林が独特の風土を作っているように感じました。
やっぱり、自分達の目で確かめられて満足!
・収穫したばかりの甚五右ヱ門芋
●大阪に帰ってから収穫した甚五右ヱ門芋で作りました
・芋煮
真室川正調芋煮は、網島が酒田出身の友人に教わり毎年作っていた味付、具材の切り方そのものでした。
今回も再現。
・甚五右ヱ門芋のブルーチーズグラタン
前日鶴岡の「アル・ケッチァーノ」にて夕食を食べた時に、里芋のチーズグラタンを出して頂きました。
残念ながら、甚五右ヱ門芋ではなかったのですが、甚五右ヱ門芋で作ったら
そりゃ~粘りとクリーム感が美味しい!のなんのって。
電子レンジとオーブントースターのみで作る方法。
里芋をオーブントースター可能な容器に入れて、浸るまで牛乳を注いで柔らかくなるまで電子レンジで加熱。
生クリームを注ぎ、好みのチーズを乗せて焼くのみ。ブルーチーズが合います!
注文した甚五右ヱ門芋で、まだまだ楽しもうと思っています。