大阪成蹊大学オープンキャンパスの特別プログラム「フードフェスタ」
4月に大阪成蹊大学 マネジメント学部食ビジネスコースで学生さん達に
「消費者が買いたくなる売り場のポイント」を講義させて頂いたのは4月。
http://blog.goo.ne.jp/shufutto/e/1d6e93a886514878e99d87d4a70615cc
その後、学生さん達は、大阪府中央卸売市場、卸売の大果大阪青果株式会社、福島県大阪事務所、JA全農福島・福島の産地の皆様から、
「福島の野菜をどのように売るか」という課題を頂きました。
JA全農福島さんからの詳しい資料を添えた、なかなか厳しい現状のレクチャーに
学生さん達はどう受け止めるのだろうか・・と私達も考えこみながら講義を共に受けさせて頂きました。
POPの作り方などビジュアル面の演習準備を受けた学生さん達の
企画案の発表会では、「福島県産青果物」という難しい課題を抱えての販促。
まだまだおぼつかない部分もあったけれど
「マイナスのイメージを払拭する福島の野菜の色つやを際立たせる並べ方」
「福島の人だけでなくみんな一緒に、元気に前へ」など、留学生のおおらかな発想も加わり売り場完成が楽しみでした。
「売り場提案コンテスト」当日会場では
6チームの個性ある売り場が出来上がっていました。
福島の産地から新鮮な、美味しそうな野菜、果物をふんだんに
お送り頂き、ビジュアルも美しく、学生さん達が作ったPOPも活きてます!
●6チームの売り場展開
●6チーム発表
●審査中
会場での投票は、オープンキャンパスに来られた高校生と食ビジネスコース1年生。
得票数とは別に、特別賞を付けようと集まった審査室ではどのチームも力作揃いで
学長を初めとして、市場、福島県の関係者さん達も真剣に悩んでしまいました。
スーパーマーケットの店頭ですぐにでも使って頂けそうな作品もありました。
●萌企画賞
私も「萌企画賞」を用意。店頭で見たら買いたくなると感じたチームへ。
新鮮な野菜→新鮮で生で食べると言えば海鮮丼→丼の上に米に見立てた繭玉状の緩衝材を敷き、
その上に福島の野菜果物を敷き詰めてある。
調理を超えて食卓を連想させる企画案から若々しい学生ならではの発想。
そして、売り場の造り方にぶれがなく趣旨が伝わってくる展開に拍手!
お写真掲載許可頂いたので頑張ったメンバーのご紹介。
こうして、教室の中だけでなく、リアルな現状のお話を現実社会の大人の方達に接する機会を頂きながら学べる学生さん達は幸せですね。
私達の講義もお役に立てたようで幸いです。共に楽しませて頂きました。ありがとうございます。
:参照:田中浩子教授FB