岐阜県・愛知県には、生鮮食品が並んでいるドラッグストアが増えつつあるとの事で、買い物に行ってきた。
「ドラッグストア」とは、米国で生活者を支える業態として展開した小売業のひとつ。
いわゆる日本に昔からある「くすり屋」さんとは異なる業態。「日本チェーンドラッグストア協会」参照
https://jacds.gr.jp/outline-teigi/
今後の「食」の購入の場、手段はどのような変化、イノベーションが起こるのだろうか。80才になっても、90才になっても自分で食材を購入し、食事を作りたい!と言い続けている私達にとって車の自動運転に期待をしているものの、まだ半信半疑。だったら、ネットもしくは、徒歩圏内で食材提供をしてくれる場はどこにある?「ドラッグストアで食品が買える」は、解決のひとつになるかもしれないと思い、車を走らせた。
●ゲンキー 上尻毛八幡店(岐阜県岐阜市)
車で走っているとコンビニよりも、ドラッグストアが次々と現れる。ゲンキーとアオキが道路隔てお向い。どちらにも食品が並ぶ。
・ゲンキー 上尻毛八幡店
わぁ!こんなに沢山!!肉・野菜・日配品が揃っている事に驚いた。
・ゲンキー 上尻毛八幡店
シャウエッセン297円は底値か!?
●ゲンキー 折立店(岐阜県岐阜市)
野菜は確かに安い。味噌、みりん、醤油など、調味料の種類も多い。
●V・drug 大和店(岐阜県郡上市)
杖をつきながらゆっくり歩かれているご夫妻は、車のトランクに沢山の商品を積み込んでいた。買い忘れがあったようで、ご婦人はもう一度店内に入り、1品買って戻って来られた。駐車場からも近いし、店内はそれほど広くない、商品の選択肢が限られているから、いつもの商品を選びやすいという利点もあるだろう。
・V・drug 大和店
店に入ると小型のスーパーマーケットのような印象
・V・drug 大和店
惣菜、お弁当も並ぶが鮮度感はない
●V・drug 錦二丁目店(名古屋市中区)
名古屋市内の商業地域内にあるドラッグストア
買い物に行った11月20日土曜日は、店の前の道を使い事業者・住民が主体となった「みちにわSDGsマルシェ」の開催中だった。
・V・drug 錦二丁目店
「V・drug」もこの日限定の味噌カツバーガーや三河湾産の青のりを使った焼きそばなど、温かい出来立ての商品を並べ地域のイベントに参加していた。
・V・drug 錦二丁目店
・V・drug 錦二丁目店
入ってすぐコーヒーの香りがする。カフェスペースも清潔感がある。
・V・drug 錦二丁目店
和日配品と野菜も並んでいる。冷凍食品55%OFFの商品数も多い。
・V・drug 錦二丁目店
ハンバーガーは種類も多く、店内調理のハンバーガーは、出来立て感があり、バンズも美味しく、これは来店動機になるだろう。
●V・drug 広小路栄店(名古屋市中区)
コンビニよりも、食品の商品アイテムが多く、惣菜、パン、お土産の食品も充実している。2階にはドライグロサリーや冷凍食品が並び、ゆったりとした、カフェスペースがある。パソコンを開いている方も多い。
●V・drug 広小路栄店
●V・drug 広小路栄店
今回、人口が減りつつあるエリアと都心部のドラッグストアで買い物をした。「食品」の提供の場として多少担っているのかもしれない。しかし、ニーズがあるはずの惣菜にも鮮度感はなく、日常の「食の提供」の場として物足りなく感じる。日本のスーパーマーケットは長年「生鮮4品の鮮度」に力を注いできた。日本の消費者は生鮮品への要求度が高い。
どこも同じに見えるドラッグストアだが「V・drug 錦二丁目店」のように、地域のイベントに参加をし、地域に馴染む事でエリアに必要なニーズも見えてくると思う。
食の買い物の場として「道の駅」を行政が作ってくれているエリアも多い。その施設とドラッグストアを組み合わせたら、不の解消にもなり、地方の食や人の活気に繋がるのではないだろうか。
地方に買い物に行き、食品が並ぶお店として、PLANTやA-Zなどスーパーセンターの商品数の多さ、並べ方に驚いたのは20年近く前。今後はドラッグストアの進化にも注目をして行きたいと思う。