八戸えんぶり
2024年2月20日・21日、八戸のえんぶりが開催された。「八戸えんぶりと食・酒を極める旅」に参加した。「八戸えんぶり」は豊作を祈願する800年以上続く伝統行事。4年ぶりの通常開催ということで、39組のえんぶり組が町中で舞っていた。
お庭えんぶり
明治時代に建てられた文化財の建物で、いわれなどの解説を受けながら、今年の代表が演じるえんぶりを観ることができた。組ごとに口伝で継承されているそうで、スートリーは同じでも穏やかな節回しや動きは組ごとで少しずつ違う。
翌日2月21日は八戸ブックセンター、八食センターに寄り帰途に着く
八戸ブックセンター
市が運営する公共の本屋。堅苦しくないが、文化発信拠点として、一日中居ることができる空間。【ギャラリー展】では、八戸出身の羽仁もと子生誕150年記念「羽仁もと子とわれらの研究室」開催中。コンパクトなスペースに展示内容は素晴らしく、故郷での女学校時代の姿から始まり、東京での活動をわかりやすくまとめられていた。
八食センター
1980年に郊外型食品市場としてオープン。その後改装を重ね、進化していることが感じられる施設。八戸の中心街から八食センター行き、八戸駅へのバスが運行されているので、東北新幹線利用客にも便利。
鮮魚や塩干物を扱う「市場」にありがちな臭さもなく、鮮度感を演出しながらも、整然と陳列され清潔さを感じる。
八戸といえば南部せんべい。せんべい汁用のせんべいも沢山並ぶ
飲食ができる休憩スペースには「イカの水揚げ日本一」を象る可愛いイカの椅子
八戸市の菓子製造販売「しんぼり」の新業態「BEILAB」。「チョコQ助」が大人気になったようで、「プレミアムチョコQ助」も並んでいた。店内各商品一人2個までの個数制限もしている程売れている。ここでしか買えない商品が並ぶ新店舗が入店していると、市街地から少し離れていても八食センターに買い物に来る動機になる。
購入したのは、甘いとしょっぱいが混じる不思議なおつまみ。
オシャレな洋菓子店には焼き立てアップルパイも売られている
料理道場
プロが教える料理教室を2001年から実施している。市場の中では他にも子供向けの読み聞かせ劇場などたくさんのイベントを開催されている。単発ではなく長きに亘り継続され、人気のイベントになっていることに感心する。
七厘村
八食センター内には、美味しそうな食材が満載。この食材を焼いて食べることができる利用料が400円とはお得。八戸の中心街を歩いていても、八食センターもまだまだインバウンド客が少ないように思った。伝統食も、話題のお菓子も、鮮度のいい魚介類も買うことができるし食べることができる施設。今後、もっと八戸をアピールすることにより、この市場なら国内外のお客に喜んでもらえる施設だと思った。