「主婦っとサーベイ」美味しいものと美味しいものが並んでいるお店

スーパーマーケットの評価サイトを作っている私達です。
ブログでは”美味しいもの”の紹介をして行きます!

トライアル三昧巡り(福岡県)

2024年05月12日 | スーパーマーケット

福岡県在住のスタジオワーク合同会社上田和久代表に「スーパーセンタートライアルアイランドシティ店」「TRIAL GO脇田店 in みやわかの郷」「産地産直レストラン グロッサリア脇田店」「スーパーセンタートライアル宮田店」「TRIAL GO 和白店」「メガセンタートライアル新宮店」「TRIAL GO 戸畑一枝店」「颯香亭 Miyawaka Soukatei」とその周辺のスーパーマーケットをご案内頂いた。

「トライアルホールディングス(HD)は、2024年3月21日に東京証券取引所グロース市場に上場するなど、注目を浴びているスーパーマーケット。大阪にはまだ9店舗しか無いため、大型倉庫型のイメージだったが様々な業態があることを知った。今回買い物に行った「TRIAL GO」のフォーマットは今後、大阪でも増えたらありがたい。2024年5月の現時点のトライアルでお買い物出来たのは、貴重な体験。

買い物カートにタブレット端末とスキャナーを搭載したレジカートは、富田林店(大阪)にてSU-PAY(スーペイ)アプリが使える実験店舗となった時に登録済み。今回福岡でもレジ機能がついたショッピングカート決済をスムーズに便利に使うことができた。しかし、どの店でも最後に店員さんがサッとではあるが、レシートと商品を目視する作業が行われていた。今はやっぱり、完全に人が必要無いとはならないんだ・・・。

●スーパーセンタートライアルアイランドシティ店
福岡市東区の人工島「アイランドシティ」は子育て世帯に人気のあるエリア。近くには、子供連れで利用しやすいホテル、福岡市立こども病院、体育館、劇場、福岡市青果市場もある。24時間営業はありがたいお客さんも多いだろう。レジカートは9時~23時までと制限されている。

レジカートの貸し出し時間は9時~23時まで

 

●TRIAL GO脇田店 in みやわかの郷(農業観光振興センター)
福岡県宮若市 旧吉川小学校跡
施設は宮若市が保有し、トライアルは連携協定により運営権を保有している形。
(参照:トライアルホールディングス プレリリースより)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000043820.html

産直市場のような地元の手芸品・工芸品が並び、農産物などと同時にトライアルの惣菜、お弁当、日用品も揃うので、宮若の住人にも、観光客にも利便性のある店。同じ敷地内には廃校となった旧吉川小学校の校舎棟をリノベーションによりオフィスとして再生し、宮若市AI開発センター(MUSUBU AI)として、トライアルが進める産官学協働・リテールDX拠点がある。社員と見受けられる黒のパンツスーツに白いシャツのシュっとした若い方達が、お昼時にはお弁当を買いに来ていた。トライアルに買い物に来る生活者との近さがある。開発者も町の人達も共通して普段使いをするお店は大切な「場」だと思う。この店舗では顔認証で決済機能も実験中のようだが、今後の進化が楽しみだ。

・TRIAL GO脇田店 in みやわかの郷(農業観光振興センター)店内
よく見かける農産物直売所の売り場と倉庫っぽいトライアルの売り場が同居している。農産物直売所の商品も「すいすい!レジカート」で会計を済ませることができることは、実験店舗として意味のあることだと思う。




●産地産直レストラン グロッサリア脇田店
旧吉川小学校の体育館「TRIAL GO脇田店」が隣接する施設。「グロッサリア」とは食品を意味する「グロッサリ―」と、イタリアの大衆食堂「トラットリア」を組み合わせたトライアルグループの造語だそうだ。

向かって左は「TRIAL GO脇田店」右は「産地産直レストラン グロッサリア脇田店」。店内には昔使われていたランドセルがオブジェとして飾られていた。

・産地産直レストラン グロッサリア脇田店 店内
グロッサリアに洋食メニューが並び、熟成肉庫がお客から見える棚に置かれ、美味しそうなパンも次々焼かれていた。パンだけを買いに来ているお客もいた。焼き立てパン屋さんとして日常使いをされているのだろう。


●スーパーセンタートライアル宮田店
2021.10.28にオープン。若宮のお米使用のお弁当が並ぶ他は大阪で買い物に行くトライアルと特に変わってなく、普段通り商品をカートに入れて行く。しかし2021 年 10 月 28 日のニュースリリースによると「どの商品がいつ欠品したか」を店舗のスタッフに情報連携し、商品の発注や補充業務に活用できる「AI冷蔵ショーケース」が付けられケース上部のAIカメラなどで商品の状態を把握できる什器のようだ。こうして、お客にはわからないところで、最新の技術を売り場に活かしているのだろう。


●TRIAL GO 和白店
マンションが立ち並ぶ車の出入りもしやすい道路沿いに建つ。コンビニ型よりも売り場面積は広く商品数も多い。広すぎず、狭すぎず、通路も広く、カートを押しての買い物もしやすい。

・TRIAL GO 和白店 自動値下げ
「自動値下げ」機能とは、惣菜類の売れ行きと過去のデータを踏まえてAIが売れ残りを判断。値下げが自動化されているそうだ。バーコードの情報は変更され商品に貼付された値札は変わらないがリーダーで読み取ると値下げされた金額となる。

4月18日午前9時過ぎに買い物に行った。惣菜売り場には自動値下げ対象商品のシールが貼られた惣菜が並ぶ。「加工日24.4.18 8時」「消費期限24.4.19日4時」のシールが貼ってある。モニターには「レジにて自動で下がります 4月18日午前10時まで→50%オフ」の自動値下げ対象商品の割引が表示されている。ということは、作って1時間しか経っていないコロッケを、作って2時間後まで50%オフで販売。これは何の実験なのか!?


自動値引きは、スーパーとして効率化になるし、お客にとっても良い面もある。店員さんが値引きシールを貼る作業をみつけると、近くをウロウロするお客の姿を見かけることもあるが、あまり気持ちがいいものではない。それが無くなる。また20%引きの商品の上に30%引き、50%引きと値引きシールが何重にも貼られた惣菜はきれいに見えないが、それも無くなる。

●メガセンタートライアル新宮店
2019年4月19日オープン。前回2019年6月に買い物に行った時に、買い物カートにタブレット端末とスキャナーが搭載されているレジカート「スマートショッピングカート」を初めて見た。あれから5年実験店舗の結果を経て今では全国のトライアルの多くの店舗で使えるようになった。この店は、当時から商品数が多く、商品の並べ方も買いやすく、とても好感の持てる店舗だった。これがトライアルなのか!と驚いた。今回も丁寧な商品作りに沢山の驚きがあった。牛肉切り落としの下にはドリップシートが敷かれている注意書きPOPがあり、佐賀牛ステーキのパックラベルには加工した担当者の名前を「〇〇が作成しました」との表示があった。自動化で効率最優先のイメージだが、このような担当者名には「職人」も大切にしているのだと感じられた。


・メガセンタートライアル新宮店店内
商品は整然と並べられている。お客が買いやすいと同時に、AIカメラで認識する時のためでもあるのだろうな。


●TRIAL GO 戸畑一枝店

元デイリーヤマザキだったこともあり、年配客もコンビニ使いのように、気軽に利用している姿が見受けられた。和日配、洋日配は手頃な価格で並び、菓子や調味料、袋入りのカット野菜、冷凍食品、日雑品も日常生活には困らない良く考えられた商品が並んでいる。惣菜は近隣の店舗から運んで来ているようで、平台にはお弁当、小ぶりのお弁当、おかず、おにぎりなど、少量ずつ多くのアイテムが並ぶ。例え家に冷蔵庫を置かない主義の人でもここで毎日買い物をすることで生活に困らないのではと思うほど。

 

颯香亭 Miyawaka Soukatei
夕食は「トライアル三昧巡り」の締めくくりに相応しいレストラン「颯香亭 Miyawaka Soukatei」にて。トライアルホールディングスは2020年宮若市リテールAI技術開発拠点の開設等に関する連携協定を締結。「リモートワークタウン ムスブ宮若」は市民・行政・民間事業者が協働して開設する国内初のリテールAI開発拠点として、旧小学校や中学校をリノベした施設が多く造られている。また、地域共生「食」「住」というテーマで「産地産直レストラン グロッサリア脇田店」のようなカジュアルなレストランもあれば、今回夕食の場となった本格フレンチレストラン「颯香亭 Miyawaka Soukatei」もある。

トライアルと宮若の施設紹介
https://www.trial-net.co.jp/remoteworktown/

「颯香亭 Miyawaka Soukatei」は、2021年7月5日に福岡県宮若市にグランドオープン。金丸建博シェフは福岡市香椎で17年間フレンチのお店を続けて来られたのだが、トライアルカンパニーから“食のプロジェクトを一緒にやりませんか”との申し出を受け、宮若市に移転し、宮若エリアの魅力を伝えるお取組みを始められたそうだ。自然の景色を活かした建物は、外観の石壁も屋根も田園風景に美しく馴染んでいる。(WEBマガジンUMARABI参照https://umaga.net/shop/2176/)


●颯香亭 Miyawaka Soukateiレストラン内
一歩建物に入ると高い天井には、古民家の柱、梁を移築した空間が広がっている。食事の前にシェフから食品庫・お庭をご案内頂く。季節の食材をあますことなく、野菜や花、野草をピクルスや塩漬けにして封じ込まれた瓶が美しく棚に並ぶ。庭の畑で育てられた野菜や花は摘まれ、お皿の上で味わい深い風味の食材となって現れる。個室の窓からは、自然光が注ぎ、夕方から夜の闇に向かって美しい絵のよう。

●颯香亭 Miyawaka Soukateiお料理
マダムがお料理をテーブルに運んでくださるたびに感嘆の声があがる。この季節らしい翠の美しいお料理。どこからこの形になるのだろうか?素材は何だろう?檜の蒸留水ゼリー、薪で焼いたアスパラと乾燥させたアスパラ、葉を食べる品種のブロッコリー、添えてある味噌は日田市の鮎醤、玉ねぎのレースなどなど。お料理の説明をお聞きしてから食べても、解明しきれない。耳で聞き、目で見、頭で想像したのとは違う口腔内に広がるもの。芸術品を頂いているようなお皿の数々だった。詳しく知りたい方は、ご案内下さった上田さんが書かれたfood104 magazineのnoteをお読みください。https://note.com/food104/n/ne0820b6ea08b

地方再生の政策のひとつとして、市民・行政・民間事業者が協働して開設するリテールAI開発や研究施設の話題を目にすることが多くなった。トライアルの共創結果は実装され、トライアルの最新ニュースとして日々流れてくる。今回、研究開発施設を視察した訳ではなく、現場で活かされているトライアルの小売り店頭で最新を体感することができた。特にTRIAL GOの小型店舗業態には将来性を感じる。今後身近なトライアルでも AI開発の結果を実感できる楽しみが増えた。






 

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八食センター(青森県八戸市)

2024年03月04日 | スーパーマーケット

八戸えんぶり
2024年2月20日・21日、八戸のえんぶりが開催された。「八戸えんぶりと食・酒を極める旅」に参加した。「八戸えんぶり」は豊作を祈願する800年以上続く伝統行事。4年ぶりの通常開催ということで、39組のえんぶり組が町中で舞っていた。


お庭えんぶり
明治時代に建てられた文化財の建物で、いわれなどの解説を受けながら、今年の代表が演じるえんぶりを観ることができた。組ごとに口伝で継承されているそうで、スートリーは同じでも穏やかな節回しや動きは組ごとで少しずつ違う。

翌日2月21日は八戸ブックセンター、八食センターに寄り帰途に着く

八戸ブックセンター
市が運営する公共の本屋。堅苦しくないが、文化発信拠点として、一日中居ることができる空間。【ギャラリー展】では、八戸出身の羽仁もと子生誕150年記念「羽仁もと子とわれらの研究室」開催中。コンパクトなスペースに展示内容は素晴らしく、故郷での女学校時代の姿から始まり、東京での活動をわかりやすくまとめられていた。



八食センター
1980年に郊外型食品市場としてオープン。その後改装を重ね、進化していることが感じられる施設。八戸の中心街から八食センター行き、八戸駅へのバスが運行されているので、東北新幹線利用客にも便利。

鮮魚や塩干物を扱う「市場」にありがちな臭さもなく、鮮度感を演出しながらも、整然と陳列され清潔さを感じる。

八戸といえば南部せんべい。せんべい汁用のせんべいも沢山並ぶ

飲食ができる休憩スペースには「イカの水揚げ日本一」を象る可愛いイカの椅子



八戸市の菓子製造販売「しんぼり」の新業態「BEILAB」。「チョコQ助」が大人気になったようで、「プレミアムチョコQ助」も並んでいた。店内各商品一人2個までの個数制限もしている程売れている。ここでしか買えない商品が並ぶ新店舗が入店していると、市街地から少し離れていても八食センターに買い物に来る動機になる。

購入したのは、甘いとしょっぱいが混じる不思議なおつまみ。


オシャレな洋菓子店には焼き立てアップルパイも売られている


料理道場
プロが教える料理教室を2001年から実施している。市場の中では他にも子供向けの読み聞かせ劇場などたくさんのイベントを開催されている。単発ではなく長きに亘り継続され、人気のイベントになっていることに感心する。


七厘村
八食センター内には、美味しそうな食材が満載。この食材を焼いて食べることができる利用料が400円とはお得。八戸の中心街を歩いていても、八食センターもまだまだインバウンド客が少ないように思った。伝統食も、話題のお菓子も、鮮度のいい魚介類も買うことができるし食べることができる施設。今後、もっと八戸をアピールすることにより、この市場なら国内外のお客に喜んでもらえる施設だと思った。



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2023年12月東京スーパーマーケット巡り

2024年01月07日 | スーパーマーケット

昨年12月初旬上京。数店舗のスーパーマーケットで買い物をした。日中、私鉄住宅地駅の乗降客が高齢者ばかりでなく、若い世代など幅広い年齢層が多いことを実感。スーツ姿の外国人男性が買い物カゴに商品を入れている姿など、大阪では見かけないなぁ~と眺めた。

●スーパーバリュー 等々力店
2023年7月12日にリニューアルオープン。青果はアキダイ・肉はロピア。コンパクトな店内にアキダイ、ロピアの得意とする商品が並ぶ。「いい店です!」私達の「いい店」というのは買い物メモを持たずに来店し、店内のお買い得商品をカゴに入れたら、2日分ぐらいの食料の買い出しができるということ。入口には「じゃがいも詰め放題100円」と安い!のアピールにインパクトがあるし、白菜6分の1カット78円、ブロッコリー128円、大根98円、春菊100円などは鮮度もいい。平日でも生本鮪のブーメラン、1パック2900円~3000円が数多く並び、ロピアの看板商品であることがよくわかる。精肉売り場のローストビーフ用は黒毛和牛100g550円、適霜牛(交雑種)399円と牛肉文化の大阪と同等の値頃感のある商品が並んでいる。私達は、ラム肉を買う目的でロピアに行くことがある。ロピアのラム肉の質の高さによって、ラム肉料理のレパートリーが広がり、ラム肉は身近な食材となった。この店でもラムチョップ用、焼肉用、切り落としなど、アイテム数が多い。惣菜は大容量品が多い。デイリーに使う小型店舗では買いにくく感じるお客もいるのではないだろうか。

関西に出店しているロピアは駅直結、ショッピングセンターのキーテナント、ホームセンター内、狭い面積の居抜きなど、変幻自在に店を造ってきている。スーパーバリュー 等々力店のように、住宅地の路面店にもこのような個性のはっきりした店舗が出来るなら、大阪にも可能な立地は沢山あると感じた。


●ピーコックストア 自由が丘 デュ アオーネ店

大阪では消えてしまった大丸ピーコックの高級イメージが残っている。イオンの商品もいい感じで並んでいるから、これは便利。ピーコックと言えば、第1号店大阪府枚方市香里ヶ丘に昭和35年にオープン。その後建て替え、現在は「KOHYO香里ヶ丘店」として営業をしている。「ピーコック」が無くなった時には寂しくも感じた。ワークショップのコーナーが店の中心に作られ鏡張りの天井は広く感じる。真鱈1尾9000円でドンと売られており、精肉も高質な商品が並ぶ。日常使いをする野菜はイオンの値頃感ある価格で並び、バランスの良い店で好感を持つ。このような店なら、わざわざ地下1階に降りて行くことも、面倒に感じないだろう。


●オーケー 銀座店

店内に入ると、ここが銀座の地であることを忘れてしまう。「高品質・Everyday Low Price」のディスカウントストアらしい背の高い商品棚が続き、商品と価格しか見るところのない無駄のない造り。どこに出店しても、まさにオーケーワールド。オーケーはこの型で、大阪に来るんだな。


●日進ワールドデリカテッセン

2006年(18年前)に買い物に行ったときには、大容量の業務用が中心で、全てポーションが大きかった。今回久々の買い物。「外国人御用達のスーパー」と公式サイトでも語っているように、ワニ肉やうさぎ肉、クリスマス用のターキーなど、このお店ならではの食材が並ぶ。以前は珍しい商品を眺めるだけだったが、今回は買いやすい小容量パック品も並び欲しい商品が沢山目に入ってきた。ソーセージには1Fコーナースタンドで販売しているホットドッグ用のソーセージであることがわかるPOPも付いている。料理好きの一般客も家庭で凝った料理を作るようになり、あらゆるお国料理の香辛料・素材も揃っているから利用されることも増えたのだろう。冷蔵ケースの品々を見ながら、この食材でどのような料理が作れるだろうか、と妄想した。


・西洋野菜(リーキなど)も並ぶ
冷蔵ケースに売っている肉・ソーセージ類と相性のいい野菜が同時に買えるのはありがたい。


●1Fコーナースタンド
『ホットドッグ』や「お弁当・お惣菜大賞2023」のパン部門で優秀賞を受賞した『コンビーフとチェダーチーズの焼きサンド』メニュー。のぼりと共に店の前を通る一般客へのアピールもバッチリ!

●オンラインで注文。
日進の包装紙は、オシャレで贈答品にも使える。


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プティピカール茨木店(イオンスタイル茨木)

2023年12月01日 | スーパーマーケット

2023年6月改装。2001年マイカル茨木オープン時には、サティとビブレ両方の食品売り場に買い物に来たなぁ~としみじみ外観を眺めた。22年前になる。その後、何度か名称が変わり、改装を重ね、今回イオンスタイル茨木リニューアルオープンでは、冷凍食品売場に力を入れた売り場となった。ピカール商品が関西初に並ぶと知り買い物に行った。

【Picard(ピカール)】
ピカールとはフランスの冷凍食品専門店。17年前旅先のパリで何軒か見かけ、キッチン付きのアパートメントのオーブンで焼いて食べた。コレが冷凍食品なんだ!とご馳走になる完成度に驚いた。日本でも買いたいと思っていたところ、7年前イオンサヴールが東京でピカールが並ぶ路面店をオープン。その後関東、愛知、福岡のイオンの冷凍食品売り場にも「プティピカール」として買えるようになった。オンラインでも購入可能となり何度か注文した。

●イオンスタイル茨木1階冷凍食品売り場

 

●イオンスタイル茨木Picardのロゴ入りの冷凍ケース
ピカールは売り場内7ケース。枠にロゴマーク。商品を実際に眺めながら選べるのは、やっぱり、嬉しい。


●今晩食べるために買おうと選び始めた
買う時には注意が必要。日本の冷凍食品は電子レンジでチンが主流の簡便商品として慣れている。しかしピカールの冷凍食品は、オーブン・電子レンジ・フランパン・冷蔵庫で自然解凍と、調理方法がさまざま。美味しそう!食べたいという気持優先で選ぶと加熱時間25分~50分というオーブン調理品ばかりになってしまった。欧米程大きくない日本のオーブンでは庫内に入る数が限られ、ピカールの温かい品を何品も並べることができなくなる。半調理品として手助けをしてくれているピカールの冷凍食品だが、食卓にご馳走を並べようと思うと段取りを考える必要がある。

ピカールサイトのオンライン購入ではオーブン、自然解凍など「おいしい調理方法」が書かれているので冷静になり調理段取りを考えながら商品選択ができる。

箱入り商品は結構嵩張る。届くまでに冷凍庫のスペース確保も必須。

 

【選んだ商品】

●トマトとモッツァレラチーズのミニパニーニ バジルソース
定価 ¥1,399

【原材料】
小麦粉、セミドライトマト、植物油脂、ナチュラルチーズ(乳成分を含む)、バジル、砂糖、アーモンドパウダー、ジャガイモフレーク、酵母、食塩、にんにくピューレー、でん粉、そら豆粉、タイム、アセロラパウダー、ローズマリー、黒コショウ、白コショウ、コリアンダー、グリーンペッパー、ピンクペッパー

【おいしい調理方法】
電子レンジ 600W 約2分40秒又はオーブン 180℃ 約12分


電子レンジ温め調理も可だが、書かれているようにトレイのままオーブンに入れ、約12分加熱した。セミドライトマトが利いて、チーズが溶け、前菜カテゴリーに入っているが日本人には朝食、昼食にもなりそう。



●サーモンフィレ 大麦、キヌア、緑の野菜ピューレ添え
定価 ¥1,299

【原材料】
タイセイヨウサケ、ブロッコリー、キヌア、大麦、そら豆、味付けセミドライトマト(トマト、植物油脂、食塩、にんにく、オレガノ、マジョラム、パセリ)、植物油脂、じゃがいも、クリーム(乳成分を含む)、エシャロット、豆繊維、フランボワーズ、コリアンダー、食塩、ライム果汁、赤玉ねぎ、パセリ、レモン果汁、ニンニク、チャイブ、香辛料、米粉、黒ゴマ

【おいしい調理方法】
電子レンジ 600W 約8分30秒

紙トレイに紙の蓋が付いているので、電子レンジ約8分30秒加熱。緑の野菜のピューレやキヌア大麦の付け合わせは非日常感が増す。


●野菜のマスタードクリームソテー

定価¥648

【原材料】
フライドポテト[ジャガイモ、植物油脂、ぶどう糖(小麦を含む)]、サヤインゲン、クリーム(乳成分を含む)、マッシュルーム、グリルオニオン、バター、粒入りマスタード、米でん粉、ディジョンマスタード、食塩、パセリ、白こしょう/酸味料

【おいしい調理方法】
電子レンジ 600W 7分での調理も可。オーブンの場合、180℃ 45分。

『内袋から取り出し、大さじ2杯の水を加えます。クッキングシートで覆い、天板に載せ、中段で約45分焼きます。水が容器から漏れ出る場合がありますので、必ずアルミホイルの上で水を加えてください。耐熱トレーを使用しておりますが、オーブンの温度を200℃以上にしないでください。』と注意書きあり。大さじ2杯の水!?を加えるのは、天火加熱でもしっとり出来上がるための一工夫だと思うが、要領を得るまではわかりにくく感じるかも。一度作ったら慣れる。クリームとマスタードのバランスも良く、食材それぞれをはっきり味うことができ、ボリュームもあって副菜として高評価。


●リンゴの薄焼きタルト

定価¥999

【原材料】
りんご、タルト生地[小麦粉、バター(乳成分を含む)、食塩]、バター、砂糖、シナモン

【おいしい調理方法】
オーブン 180℃ 約15分
シンプルに酸味の利いたりんごが美味しい。


●パイシート 2枚入り
定価¥999

【原材料】
小麦粉、バター(乳成分を含む)、食塩

直径30cmのパイシートが2枚入っている。


伸ばす必要なくそのまま使える。


ミートパイを作った
4分の1にカットし、ミートソースを包むだけ。


バターの風味、パイのサクサク感、層の持ちあがり具合など、パイシート2枚で食べ応えのある8個のパイが出来る。パイを焼く時は生地から作らなくてもこれで大満足。


ピカールの冷凍食品は前菜、主菜、副菜、デザートまで楽しく揃えることができる。珍しい海外の食材も調理済みで食べることができるから楽しい。オーブン利用と書かれているメニューも、日本の性能の良いオーブントースターを使ったら、オーブンとトースター併用で食卓に数多く並べることができるだろう。

味付けはフランスの食材、香辛料の美味しさに感心する品も多い。しかし人により逆に馴染みの無さに、好き嫌いが分かれるかもしれない。ピカール商品は、日本の食生活シーンにおいて、ハレの日の洋食ご馳走のメニューではないだろうか。カテゴリーの「野菜」や「前菜」の中には副菜の一品として使える物もある。

日常の食生活の場合、主菜は生鮮品の肉を炒め、副菜はピカールを1品をのせることで、食卓に変化をつける楽しみを与えてくれるかも。ピカール商品は、それだけで晩御飯メニューを全て賄うというよりは、生鮮品とピカール冷凍食品の組み合わせにより、食事作りがちょっと楽に、楽しくなると思う。

 

 

 

 

 

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出雲・雲南・松江・米子スーパーマーケット巡り

2023年09月08日 | スーパーマーケット

2023年7月27日・28日買い物に行った。人口も減って行く中、それぞれのお店はどのよう工夫をされているのだろうか。

特に訪ねて行きたかったのは雲南市掛合町波多地区の波多交流センター内の「はたマーケット」。センター内に買い物ができるお店があればいいのに、という地区住民の声を受け営業を続けているお店。ひとつ前のブログ「波多交流センター(はたマーケット)」にUPした。

早朝に大阪を出発したので松江市には9時半に到着。

松江市:「ラパン 母衣町店」「ラパン 上乃木店」「フーズマーケットホック 山代店」「スーパーマーケットひまり 大庭店」

雲南市:「みしまや 雲南三刀屋店」「グッディー 木次店」「波多交流センター(はたマーケット)」

出雲市:「マルイ 浜山通り店」「グッディー 北部店」「アイパルテ東出雲店(白銀屋商店,全日食チェーン)」

米子市:「マックスバリュ JU米子高島屋店」「マルイ 車尾店」「まるごう 東福原店」「Heart Marketマルイ 米子しんまち店」「JA鳥取西部 ふれあい村アスパル」

吉津村:「イオンモール日吉津店」

16店舗で買い物。以前鳥取県、島根県を巡ったのは2005年、あれから18年。

●ラパン 母衣町店(クオリティフーズ ラパン ふくしま)
松江での買い物は18年ぶり。自社ラベルが付いた「レストランの味冷凍食品」は当時珍しく、大阪のスーパーマーケットのこだわりコーナーにも並んでいたが、最近はみかけない。ラパンの冷凍食品売り場には並んでいなかったが、ネットでは扱っているようだ。現在はOEM業務として商品企画・製造を続けている。生鮮品より欧米から輸入されたお菓子や調味料、香辛料の種類も多い。他店に並んでいないドライグロサリーを目的に買いに来るお客様もおられるのだろう。スーパーではあまり見かけない醸造家のワインも並び説明POPを読んでいると買いたくなり早速購入。


●ラパン上乃木店(クオリティフーズ ラパン ふくしま)
ラパンは現在4店舗営業中。以前はスーパーマーケット「ふくしま上乃木店」だった。ラパンに業態変更をしても、近隣の世帯人数の少ないお客様にもコンパクトで買い物をしやすい広さ。焼き立てパンや惣菜目的に来店をしているのではないだろうか。


●フーズマーケットホック 山代店
広い店内には、日常の買い物に困らない商品がずらっと並ぶ。境港産の鮮魚や島根県の斐伊川の養殖鮎の紹介POPもわかりやすい。地元のお盆用のお麩もボリューム陳列されている。地元の農産物が並ぶコーナーは雑然としがちであるが、この店の「しまねの農水産」コーナーは商品がきれいに並ぶ。「家呑み道場」コーナーも出来ているし、休憩所近くには不二家ケーキも並ぶホックカフェがあり、近くのお菓子コーナーには高知県末広のはいからケーキなど、地方のお菓子も並びちょっと楽しくなる。


●スーパーマーケットひまり 大庭店(ヤマダヤ)
隠岐の島町のスーパーマーケットが松江市に出店している。「隠岐島より直送入荷しました!」POPがあるが、この日は境港からの鰯、長崎産の天然ブリ(解凍)が多かった。野菜売り場の商品数も少なく、広い売り場を持て余している印象。


●みしまや 雲南三刀屋店
地元の産直野菜売り場は広く地元の加工食品も並ぶ。贈答用の果物コーナーも商品数が多い。きのこ類や香草野菜やポットハーブなども種類が多く値頃感のある価格で揃っている。菓子売り場が広く、スナック菓子・子供菓子コーナーも商品数が多い。惣菜売り場は「当店手作りのこだわりのお弁当 ご飯はお決まりですか」のPOPと共に並ぶ。1人用の冷やしうどん・そば、天ぷらとうどんのセット品などもあり、商品数も多く選択肢も広い。雑誌コーナーが広く、スーパーマーケットでありながらコンビニエンスの役割も担っているように見えた。

●グッディー 木次店(ウシオ)
三刀屋木次インターを出ると雲南市。グッディーが出雲のスーパーマーケットであり、奥出雲の野菜、出雲から取り寄せた商品も並べていることがアピールされている。入ってすぐの青果物売り場ではカットフルーツが美しく並び野菜の種類も豊富。青果物、惣菜売り場の商品説明が親切で今日帰るなら買って帰りたかった。特に惣菜売り場は滞在時間が長くなった。自家製のタルタルソースや肉団子など原材料や何にこだわりを持って作っているのかなど、よくわかる。自家製台湾カステラの詰め方やチキン南蛮のタルタルソースのトッピングもきれい。美味しそうな地元の和菓子店の菓子類が多く、お土産にも使える。


●マルイ 浜山通り店
広い通路で商品数が多い店内でもすっきりしている。はみ出し陳列もなく、どの棚も整然と商品が前身立体陳列されている。高品質として発売されたロック・フィールドの「 RFFF(ルフフフ)」や「阪急デリカアイ」の冷凍食品も並んでいる。「Shop&Go」専用カートが説明書きと共に設置されているが、私達が買い物をしている間に利用しているお客は見かけなかった。レジが混む時には便利に使われているのだろうか。


●グッディー 北部店(ウシオ)
出雲泊をした2日目。帰途日だから冷蔵品も購入できる。保冷バッグも持参してきたが、発泡スチロールの箱を貰えるなら、とサービスコーナーでお尋ねしたら「魚、肉より、野菜の空き箱がいいですよね」と野菜売り場のバックヤードに探しに行って下さった。手間かけるけれどグッディ―のサービスコーナーだったら受け付けてもらえるかも!?と思った通りの親切な対応をして頂きうれしかった。おかげでウインナーやピザ、チーズなど大阪で見かけない冷蔵商品も無事持ち帰ることができた。滞在時間が長くなったのは、商品に掲示されている紹介POPが多く、読みあぐねていたから。冷蔵ケースのどの商品について語っているのかわかりにくく内容も濃厚。伝えたい気持ちはわからなくもないが、情報溢れ過ぎでは。


●アイパルテ東出雲店(白銀屋商店)
2023年春に開店から21年目にリニューアルオープンしたというNHKの松江放送局の記事を読んだ。電気代見直しのため、冷凍ケースを開放型から蓋付きタイプに入れ替え、惣菜の素材からの見直しや売り場改装をしたと知った。食品売場は「白銀屋(しろかねや)商店街」という名称で個店が連なっているように見える。平日午後でもお客様が多く賑わっている。冷凍食品ケースは蓋付き開閉になったが馴染みのある平台型で、これなら背の高い縦型より選びやすいと思った。惣菜売り場は特に人気があるようだ。税抜きではあるが200円、300円、400円、500円とわかりやすい価格の商品が並ぶ。一押し手作りコロッケは1個130円だが価値のあるほくほくした美味しさ。リニューアルオープンから通算8200個達成のPOPは自信と喜びが伝わって来る。定番棚に並ぶコストコ商品の売り場面積も広く、見慣れた調味料やソース類の大容量商品はインパクトがある。
・外観

・改装後「白銀屋(しろかねや)商店街」という名称にした各売り場

・入れ替えた冷凍庫


・素材から見直したコロッケ
じゃが芋の食感が残り、手作り感がある。肉も美味しく人気商品であることに納得!これは毎日でも買ってしまうだろう。1個130円は安い!

・コロッケ「コロちゃん」


●マックスバリュ JU米子高島屋店
高島屋の前に付いている「JU」とは何の略だろうか!?と調べたら、2020年にジョイアーバンという企業に譲渡されたから。その後屋号を「JU米子高島屋」として営業しているそうだ。駐車場から5階入館口に入ると突然オシャレな家具雑貨の売り場が現れ驚く。階下に降りて行くと、見慣れた地方百貨店かGMSの洋服売り場になる。地下食品売り場は「マックスバリュ」イオンらしい普段のおかずになる食材が揃っている。改装オープンをして1年が経つが、まだまだセルフスキャンレジ「My-Piスキャン」の使い方を教えてもらいながら売り場で買い物をし、支払い方法を教えてもらっているお客様もみかけた。店頭貸し出しの専用末端で商品を通し買い物終了後はかざして清算することができるので、スマホを持たないお客様も利用しやすいように思う。


●マルイ 車尾店
鮮魚売り場には鳥取県産の岩ガキの刺身用、とび魚、白いかなど業種も豊富でボリューム陳列している。普段使いの食材の他、鳥取県のお土産にもなる商品が多く揃っている。


●まるごう 東福原店(丸合)
ドーム型容器に入った小容量シャインマスカットは価格も手頃で、少し食べたい時にありがたい。刺身用に下ろした真あじ、とびうお、下ごしらえ済みのあじなどがきれいなカットで並んでいる。珍しい商品も多く、どの売り場にもこんな食材があれば買いたくなる!という商品が揃っており好感度の高いお店。

遠くからでもわかる「健康&美容コーナー」の表示が目に入った。主通路からでも目立つ薄いピンク地に大きな文字のフォントで「ロカボ」「食物繊維」「プロテイン」「リラックス」「サスティナブル」「有機」「健康系ビスケット」と表示があり切り口別に商品が並ぶ。


●Heart Marketマルイ 米子しんまち店
2014年百貨店天満屋の食品売り場にスーパーマーケット「マルイ」が入った。ブランドの服や靴が並ぶ同じフロア1階に「Heart Marketマルイ」が出店している。階上には、天満屋の宝飾 、美術工芸品売り場、衣料品売り場もある。loftやフィットネスクラブもあるので、食料品を買って帰る時には便利だと思うが同じマルイでも車尾店の商品の充実を見た後だったので物足りない売り場のように感じた。この施設のこの売り場はどのような利用の仕方をされているのか、地元のお客様に尋ねてみたいと思った。


●イオンモール日吉津店(日吉津村)
日吉津村は面積4.2平方キロメートルの日本で4番目に小さい村。米子市三方と海に囲まれている小さな自治体。村には大きな企業があり税収も見込める。ゆるやかながら移住者も増えているという理由にはこのイオンの大型ショッピングモールが至近距離にあるという理由もあるだろう。モール内には専門店、映画館だけでなく、学童保育所、献血ルームなども入っており、イオンモールが街になっている。夏休みということもあり、子供連れの家族や学生で館内はどこも賑わいがあった。道幅の狭い道路を渡ると米子市のJA鳥取の直売所があり、鮮度のいい鮮魚も販売しているので買い物に便利だろう。

●JA鳥取西部 ふれあい村アスパル
「鳥取西部のおいしい集合」というコンセプトで青果物、切り花、花の苗以外、鮮魚、精肉、も揃っている。「境港産 シロイカ(ケンサキイカ)刺身用」を氷に包んで持ち帰り、着いたらすぐに炒め柚子胡椒で食べた。海の幸も農産物も豊富なエリアであることがわかる。


「主婦っとサーベイ」のフィールドワークには10年、20年後、車で気軽に買い物に行けなくなった時どのような「食」の提供を受けることができるのだろうか。その時スーパーマーケットに何を期待するのか、何を望むのかもひとつのテーマ。

1泊2日で16店舗の店で買い物をした。少子高齢化が進む島根県、鳥取県のスーパーマーケットを巡り、売り場面積が広過ぎるのではと感じた。面積㎡を見ると500坪前後なので決してスーパーセンターのように大き過ぎる店舗ではないのだが。もはや従来型のスーパーマーケットでは、売り場を持て余しているのではないかな。お客様が少なく寂しいお店が多かった。棚の商品は前身立体陳列で美しく並んでいる。それはもしかしたらお客様が近寄っていないから、触れていないから商品の乱れがないのではないか?と考えてしまうぐらい。広い通路はカートを押しやすく、危険な突き出し陳列もない。スーパーマーケットの見本と言えるぐらい本当に買い物がしやすい陳列になっている。曜日、時間帯にもよるだろうが、お客はめざす目的の商品を買うことに精一杯で主通路しか歩いていないのではないだろうか。広い売り場の奥まで行っても、これと言って楽しい売り場が展開されているわけでもないし。


広い売り場を活かし「アイパルテ東出雲店」のように思い切った改装をするか?「まるごう 東福原店」のように目新しい商品の切り口で棚を変えるか?

私達もシルバー世代に入ってきた。どんな商品陳列にしてくれると疲れも忘れてテンション高くお買い物をできるのだろうか。






 

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はたマーケット(雲南市波多交流センター内)

2023年08月31日 | スーパーマーケット


「主婦っとサーベイ」フィールドワークには『10年、20年後、車で気軽に買い物に行けなくなった時私達にはどのような「食」の提供を受ける「場」があるのだろうか』もテーマのひとつである。

7月下旬に出雲・雲南・松江・米子スーパーマーケット巡りに行ったのだが、出雲地方に行く時にはお訪ねしたいと思っていた雲南市掛合町波多地区の波多交流センター内「はたマーケット」に2023年7月27日伺った。

波多コミュニティー協議会は人口が減ることで高齢化率が高くなることを認識し、各種団体も含め1982年(41年前)自治会から改編された。地域づくりビジョンを自分ごととして話合いの場を重ねてこられた。防災、買い物、交通、産業、交流など、ひとつひとつの困りごとを解決。その中、センター内に買い物ができるお店があれば、という地区住民の声を受け2014年から「はたマーケット」を運営。

物流は全日食チェーンから受けていることは事前に知っていたが、実際どのような売り場になっているのか買い物に行きたい!と思っていた。

●波多交流センター(2008年廃校 旧波多小学校校舎)
外観は改装中であったが、はたマーケットは営業中の札があったので施設内にお寄りした。

●閉校した小学校のグラウンド

●波多交流センター内 はたマーケット
【頂いた資料より】

・売り場面積:約50平方メートル
・取り扱い品目:現在800品目程度(オープン当時1000品目)
・利用者数:1日平均30人(平成30年度)
・販売価格:大手スーパー並みの価格

●入り口
靴を脱いでスリッパに履き替える。靴は下駄箱に。学校そのまま。カートもある。


●バーコード決済
さまざまなバーコード決済が使える。現金を引き出さないでも使えるから慣れたら便利に思える。レジの現金管理もしやすいだろう。


●茶房はたつみ
運動のマシーン、マッサージチェア、お茶ができるテーブルの休憩場もある


●衣料品
日常着、下着も販売されている。

●食品売り場
コンパクトな売り場でありながら、日常に必要な品や楽しくなるお菓子も並ぶ。カテゴリーごとに、わかりやすく手に取りやすく並んでいる。来館する住民の声が届いている品揃えであることが感じられた。利用客の活気も感じられる棚。


●くらし良好商品
商品の供給は全日本食品株式会社(全日食チェーン)。全日食チェーンは2021年にオール日本スーパーマーケット協会に加盟したことで「くらし良好」の商品も並び選択肢が広がっただろう。

●冷蔵帯の商品
地域内の交通手段「たすけ愛号」を無料運行されているので、日常の食生活に欠かせない冷蔵品の牛乳・ヨーグルトや豆腐、ハム類も買いに来ることができる。

●一般食品
使い慣れた調味料の他、新商品のお菓子も揃っている。自分で棚を眺めながら選ぶことはいくつになっても楽しく、テンションがあがるものだ。

●交流センター内の掲示板


小規模多機能自治と言えば雲南市として地域自治の先駆者的存在。その中でも波多地区は41年前から問題意識を持ち取り組みを始められた。

「共同売店」「住民共助による人が集まる公共空間のつくり方」「集いの館構想」などなど私達と同じ志を持ち学んでいる方達と約束の上、改めてお話をお聞きしたいと思った。

事務局で資料を頂くことが出来ました。お世話をおかけいたしました。ありがとうございました。

 




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「万代」の魅力って何でしょう!?

2023年06月21日 | スーパーマーケット

大阪府東大阪市に本社のある「株式会社 万代」。大阪、兵庫、奈良、京都、三重に2023年5月時点で164店舗を展開しているスーパーマーケット。以前は自転車、徒歩客が多く「地域の冷蔵庫」を謳っていた。昨今はミリオンタウンという自社開発の大型商業施設のキーテナントとして入るケースもあり、遠方からの自動車客も増えた。万代は新店を次々オープンさせている印象だが、ちゃんと既存店も改装しているので、長年の利用客にも喜ばれている。

関東のスーパーマーケットが関西にも出店することが多くなっているが、それでも馴染みの「万代」がなんで人気なのだろうか!? 新店、改装店、普段よく利用しているお店などなど、万代曙川店、万代中小阪店、万代北巽店、万代西巽店、万代南巽店、万代高槻インター店、万代天美我堂店、万代なかもず店、万代上野芝店(惣菜対面販売導入1号店)、万代渋川店(本部店舗)10店舗に買い物に行った。

●八尾曙川店(アクロスプラザ八尾キーテナント)八尾市  
入ってすぐの青果市のエンドには、ほうれん草が山積みで思わず足が止まる。万代らしい黄色地に黒文字のPOPが付き、お客は皆お約束のように躊躇なくカゴに入れる。奥は鮮魚売り場。浅く水を張ったステンレスの平台一面に愛知県産のアサリが敷かれている。丸もののいさき、サバ、季節感のある鮎などが値頃感のある価格で並んでいる。日常使いの魚だけに「安い!」ということがわかりやすい。


・八尾曙川店対面惣菜売り場
スーパーマーケット惣菜売り場の冷蔵ケース対面販売には否定的であった私達。5年前に「万代上野芝店」がオープンした時、万代初の対面販売が出来た。パック詰め商品と変わらない品がガラスケース内に並び、予想通り「デパ地下の真似してもねぇ~」と買う気の湧かない売り場を眺めていたのだ。しかし!!前言撤回致します。g単価、300g買えばお得な価格設定、万代のお客が魅力に感じる商品群が出来ていた。

・「緑黄色野菜とベーコンのシーザ―サラダ」100g198円
300g買うと500円になる。ドレッシング別添えもありがたい。


●万代中小阪店(東大阪市)
2023年4月21日改装。店内手作りサラダコーナーが野菜売り場近くにある。台所の日雑貨用品が野菜売り場の壁面一面に釣られ、買い忘れを思い出すことができる売り場になっている。2057m2(約620坪)と日常の買い物がしやすい規模は毎日の買い物に便利。お造りが充実している。刺身が美しくて驚く。中とろ、赤海老、オーロラサーモン6種盛り1480円もあれば、同じ6種でもネタ違いで698円の商品もある。真あじ1種398円、鯛、タチウオ・マグロの3種盛り399円など好みに合わせての選択肢が揃っている。お造りは買って帰ればすぐに食べられるから惣菜と同じ簡単便利な食。この価格でボリュームがあるから、主菜になるおかずとして自転車で来てサッと買って帰り、食卓に乗せることができる。


・鮮魚売り場ボード「大根のケン無し刺身」

「ケンは食べずに捨てるからもったいない」「ケンにドリップが付いていると食べたくない」などお客様の声に耳を傾け刺身用のトレーを見直した説明が書いてある「減らそうフードロス」POPアリ。このような情報POPは万代では珍しい!!

●万代巽北店(大阪市)
関西スーパーの居抜き店。外観に名残りはあるものの、店内はすっかり万代。お店に入るだけで、今日のお値打ち商品である広告の品ゴールドキウイ108円やぶなしめじ58円などがわかりやすくアピールされている。周辺には個店の専門店はあるが、ひとつの店で買い物を済ませることができるスーパーマーケットは少ない。




●万代巽西店(大阪市)
万代渋川(本部店舗)、万代巽南店(新店)とはそれぞれ車なら5分・自転車10分程の距離だが小ぶりの店だからコンビニ、ミニスーパー使いされている。とはいえ、すっきり商品が並ぶ。駐車場は道路を渡ったお向いだが車の出入りも多い。自転車客も多い。レジはフル稼働で5台。普段は2、3台が稼働している。


●万代巽南店(大阪市)
2023年5月16日オープン。オープンから1ヶ月。他の万代には無い「久世福商店」の専門棚もあり惣菜のアイテムも多い。近隣の商業施設「イオンタウン平野」の閉店が決まっており「マックスバリュ平野駅前店」がなくなる。エリアのお客は、万代への期待が大きいと思われる。


・精肉売り場
万代と言えば「肉」特に牛肉の質、価格は圧倒的にお得感がある。牛肉のおかずを作る時は万代で迷わず交雑牛を買う。この売り場では「サロマ和牛の肩ロース焼肉用」5等級が100g498円でずらっと並んでいた。やはり牛肉に自信があることが伝わってくる。今日は買わなくても今度焼肉をする時は万代のこの店で買おうと思う。


・店内焼き上げ出汁巻き玉子と焼き鳥重(598円)
ガラス越しのキッチンで出し巻き玉子を焼いている様子が見えた。美味しそうな出汁巻き玉子と、焼き鳥の組み合わせは他店の万代にはなかったお弁当なので早速購入。



・「万代のパンフェスタ」開催中。
10日(土)と11日(日)はクインシー3個398円。「HOKUO(北欧)」から「アルヘイム」になったパン屋を2年前に万代は買収した。万代のインストアーベーカリーは「アルヘイム」から供給。これも魅力。「HOKUO(北欧)」時代からファンの多かったクインシー!は万代の店内でますます輝いている。


●万代高槻インター店(高槻市)
万代のミリオンタウンとして2023年5月2日オープン。買い物に行った日は日曜日ということもあり、若い世代のお客も多い。鮮魚売り場は、ブリの丸もの、切り身、お造り用の柵が圧巻で並び、400円前後の柵はお得感もあり若い夫婦も購入していた。対面販売の惣菜売り場は八尾曙川店同様明るく広い。母娘連れのお客は思わず「やすっ!」と声が出ていた。「台湾風から揚げ」「手羽先の甘辛揚げ」「万願寺とうがらしと茄子の甘辛和え」など目新しい主菜になるおかずだけでなく、副菜になるおかずや、おつまみになる惣菜が多く並び目移りしてしまう。惣菜を購入した子供連れのお父さんは、次にパン売り場でピザを子供と相談しながら選んでいた。東側はゴルフ場や自然の森が広がり商圏としては閉じているエリアのように思ったが、西側は171号線沿いに住宅地が広がっている。宅地の割に、スーパーマーケットが少ないので、住民は万代のオープンを待ち望んでいたであろう。

・「万願寺とうがらしと茄子の甘辛和え」


・インストアベーカリー
サンドイッチ類、ホットドッグやおやつになるパンなど種類が多い。美味しいインストアーベーカリーのパンは来店動機になる。

・ピザ780円(万代パンフェスタの時は2枚よりどり1500円)
ロピアより少し高めだが生地が断然美味しい。


ここ10年余り「高品質スーパー」にデパ地下の食品売り場のような商品が並び、店内のキッチンコーナーを使い、フェアを華やかに開催していた時期もあった。わくわくする売り場は確かに楽しかった。しかし普段使いのスーパーマーケットでのデパ地下のようなフェアは背伸びをしていることが見えてきて、痛々しささえ感じるようになってしまった。しかしその間も、万代はよそ見せず、独自路線を貫き通して今がある。

万代は一言で言うと「馴染みの店」。万代のお客は日常もハレの日も万代で買い物をする。親と買い物に来ていた子供達は独立して世帯を持っても、近くの万代でストレスなく買い物をする。ドライグロサリーの定番商品レトルトカレー、レトルト調味料、白だし、などいつも使っている商品がどの店より底値であることを知っている。お米も価格に見合う家族の好みの決まった銘柄のお米を安売りしている日に買う。

商品の裏の表示をじっくり眺めるより、価格とパッケージを見て迷わず購入する。万代のPBは増えていないところも良い。PBは安いのがあたりまえ。それより、メーカー品がどこよりも安い万代がありがたい。

他のスーパーのチラシを見て安い店にわざわざ行かなくても「1の市」「20日の大感謝祭」に行けば破格のお買い得商品がある。買い物に行くと広告の品以上に店独自のお得な商品が並んでいる。お店に行ってこそわかる「本日のお買い得品」POPが付いた商品がどの部門にも並んでいる。

中途半端な高品質、わかりにくいこだわり商品が並ぶ店で買い物をするより、圧倒的な生鮮品のボリューム感・鮮度感。そして若い店員さんが元気ハツラツと働く姿。こういうお店でチラシ掲載だけじゃない目玉商品をみつける高揚感。店頭で見て、触って、会話してカゴに入れる満足感。レジを通過した時のお得感。やっぱりこういう買い物スタイルが好き!というお客がこの店に来ているのだとしみじみ感じた。

身近なエリア天王寺に「万代天王寺店」が2023年秋にできる。店舗面積は1766平方㍍ということだから、新店の南巽店ぐらのの大きさになるのだろうか。住民は期待している。

 

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半日で静岡駅からレンタカー利用

2023年03月23日 | スーパーマーケット

バロー 井口店・田子重 神戸店・杏林堂ドラッグストア 吉田店・ザ・ビッグ吉田店・エブリィビッグデー吉田店・KOマート吉田店・しずてつストア藤枝高洲店・富士屋高洲店・田子重田沼店・KOマートfine藤枝高柳店・食鮮館タイヨー小土店・ヒバリヤ新鮮市場 小土店・PRIME FOODS MARKET静岡1st・しずてつストア 新静岡セノバ店

●バロー 井口店(島田市)

入ってすぐの真正面に天井から「頭から尻尾まで見える魚屋を目指しています」という吊り下げPOPが目に入る。売り場には丸もの魚、三重県の天然岩牡蠣、大阪産ボラなど魚種も豊富。駿河湾も近いエリアだが、ここまで鮮魚に力を入れているバローは初めて見た。

・バロー 井口店鮮魚売り場


●田子重 神戸店(榛原郡吉田町)
店内には沢山の「はじめまして田子重です」のPOPが貼られている。2023年2月22日オープン。新店の緊張感と自信がみなぎっている売り場。サービスコーナー前には各部門の担当者の顔写真入り紹介メモがコルクボードに貼られ、親しみが持てる。無料のイートインスペースや子供の遊び場、買い物カートも子供連れ歓迎が伝わる楽しい色合い。通路は広く、売り場の配置が色分けで表示されていて初めて買い物に来た私達も買いやすい店内になっている。


・田子重神戸店冷凍食品
最近冷凍食品売り場が広くなったが、売り場がレジ近くとは限らない。店内で買い物をしている間に溶けてしまう心配もあるから、このような「店内専用保冷バック」の心遣いはありがたい。



●杏林堂ドラッグストア 吉田店(榛原郡吉田町)

入ってすぐに98円、78円の野菜がコンテナに積まれ価格訴求品として並ぶ。売り場奥冷蔵ケースには浜松餃子が多種並び、担当者4名のお勧めの餃子を顔写真入りで紹介。YouTubeでおいしい餃子の焼き方を公開中とのPOPも。

・杏林堂ドラッグストア 吉田店塩干売り場
塩干売り場でここまで個性豊かなPOPは初めて見た。健康訴求POPも見事な文言で感心!スーパーマーケットの塩干売り場ってとりあえず商品を並べています的な面白みのないコーナーになりがちだが、このような手をかけた美しいPOPは買ってみようかな、と心が動く。


・杏林堂店内に知久屋
「ええ~ここってドラッグストア!?」スーパーマーケットとの違いがわからなくなるぐらい精肉、パン、惣菜も充実している。特に「ここのお惣菜美味しそう!」と眺めていたら「知久屋」と書かれていた。お惣菜で評判の良い専門店であることは知っていたが、ドラッグストアに専門店として入っているとは知らなかった。杏林堂内9店舗には知久屋が入っているようだ。ドラッグストアのお惣菜は手頃で安価で選択肢が少ないイメージがあった、少し高めでも美味しいお惣菜の専門店があるなら、来店動機に繋がると思った。



●ザ・ビッグ吉田店(榛原郡吉田町)

お客のカートの中にはお菓子、冷凍食品など山盛りの商品が入っている。周辺には沢山のスーパーマーケットがあるから、お客は底値も認識した上で、ザ・ビッグのお買い得な商品を購入しているのだろう。


●エブリィビッグデー吉田店(榛原郡吉田町)

「ご予算半分、買い物2倍」と外壁に書かれ、店に入ると黄色の「Every Day Low Price」のPOPが目立ち、安売りのお店ね!と眺めていた。しかし、じっくり売り場を回ると、魅力的な食材が各売り場に並んでいる。地物の鮮魚も野菜の種類も豊富。手間をかけた小容量の果物や珍しい輸入食材も並び、安さではなくこのお店にしか無い商品のファンも居るのではないだろうか。「Every Day Low Price」をアピールしなければいけない店かな?


●KOマート 吉田店(榛原郡吉田町)

大型のカートのみ設置しているお店。店内は通路も広いが大容量商品は少ない。最新の冷凍庫が店の中心に据えられ、オリジナル商品も多い。ドライグロサリーはこだわりの商品や珍しい商品も並ぶ。惣菜も自家製をアピールしている。広い売り場にはまだまだ商品を並べる余地があるように思った。



●しずてつストア藤枝高洲店(藤枝市)

高級感を出したいのに、なんだか伝わってこないな、という印象。



●富士屋高洲店(藤枝市)

しずてつストアの正面、道路を隔てたお向かいにある。静岡らしく鮮魚売り場はマグロのアイテムも多く、精肉売り場にも富士屋特選和牛がお買い得価格で並んでいた。牛肉にうるさい大阪人も買ってみたくなる切り落としの品質と価格。惣菜売り場は知久屋が入り商品数も充実している。



●田子重 田沼店(藤枝市)

2010年オープンだから13年前オープン。床はピカピカと清潔に保たれ、陳列はピシッと整い、お菓子の大量陳列やセールの野菜のばら売りも丁寧な売り方で気持ちよく買い物ができる。鶏の挽肉に解凍表示がないなぁと見ていたら、『田子重の挽肉は生肉を使用しています。だからとてもよいダシがでるんです』と書かれていた。こういう売り場表示がありがたい情報POP。信頼に繋がる。



●KOマート fine藤枝高柳店(藤枝市)

シェフ特性の洋惣菜や肉惣菜が並んでいる。削りたての出汁用かつおを買えるかつお削りコーナーが店内にある。高質な冷凍食品や全国各地の銘品も並び、店内を眺めているだけで滞在時間も長くなる。お客も生鮮3品は別のスーパーで購入し、このお店には他店には無い商品を買いに来るという使い分けをしているように見える。


●食鮮館タイヨー小土店(焼津市)
バローの子会社。広い店内にはバローの108円の食パンや安価な商品が目立つ。



●ヒバリヤ新鮮市場 小土店(焼津市)

年季の入った店舗。店頭には広葉樹、針葉樹の薪など他店では見かけない商品も並ぶ。店内にはスーパーマーケットの食品ロス削減に繋がる「ハピタベ」のシール、ガチャ、ポスターが目に入り興味を惹く。同じ買うなら「ハピタベ」のシールが付いている商品を買おうと思う。




●PRIME FOODS MARKET静岡1st(静岡市)
フードマーケットマムの新業態。オシャレな外観で少し高めの冷凍食品と輸入食材が並ぶ。棚には空きも目立ち、コンセプト先行で商品が追い付いていないように感じる。



●しずてつストア 新静岡セノバ店

静岡鉄道新静岡駅ビル地下。日常の買い物もきちんとできるし、観光客向けのお土産や贈答品も並び、キーテナントとして便利なスーパーマーケット。



●知久屋(ちくや) 静岡パルシェ店

浜松市に本社のある知久屋
ドラッグストア、スーパーマーケットの惣菜専門店として知久屋が入っていた。季節感のある美味しそうなお弁当が並んでいたので、静岡駅で購入した。主菜だけでなく添えものの金時豆やお漬物も全て美味しく、タルタルソースも家で作ったような美味しさだった。


・知久屋桜えびごはん弁当 842円(税込み)


・チキンタルタルソースかつ丼604円(税込み)


半日で14店舗買い回った。無理なく買い回れたのは、それぞれが至近距離だったから。地図上にはスーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスが次々現れ、これは競合店が多過ぎなのでは?!と思った程だ。人口も多いエリアなのだろうな。

生鮮4部門と言われて随分になるのに、他の部門の進化に比べると惣菜部門は進んでいない。主菜や主食ばかりで、副菜の充実しているお店が少ないことにずっと不満を持っていた。スーパーマーケット富士屋の8店舗全店の惣菜部門は専門店として知久屋が入っている。ドラッグストアの杏林堂にも惣菜は知久屋。繁盛している惣菜店があるエリアでは、惣菜部門を思い切って美味しい惣菜店に委託することはできないのだろうか。その方がお客にはありがたい。

田子重はもちろんのこと、富士屋のように静岡の地元密着のスーパーマーケットを贔屓にしているお客も多いはず。こういう地元に馴染み、落ち着いて買い物できるスーパーで今後も買い物を続けたいと思う。



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仲御徒町サミットと西葛西オーケー

2023年01月10日 | スーパーマーケット

2023年12月12日、13日に上京。「@FROZEN(アットフローズン)冷凍食品専門店」のブログをUP。

続いてを上野のアメ横にサミットが出店していると知り、買い物に行ってきた。

●サミットストア 御徒町TAKEYA1店
2022年11月16日建て替えオープンした「多慶屋」の地下1階と2階にサミットが出店した。JR「御徒町駅」、東京メトロ日比谷線「仲御徒町駅」駅すぐそば。駅周辺にはまだまだアメ横の雰囲気も残る。近くには鮮魚で有名な「吉池」も特色を明確に、珍しい鮮魚、野菜を売っている。


TAKEYA1店は、3階には有名ブランド品のディスカウント商品が雑多に並び、化粧品売り場では販売員さんと相談しながら、熱心に商品を選ぶご婦人も多い。実に個性的な店。1階は「多慶屋」が扱う米菓や調味料も並ぶ。ディスカウントストアとしてよく知られている「多慶屋」にサミットが入るとは!?と驚きだった。駅周辺には“普通のスーパーマーケット”は無かったようだから、地下に降りてでも買い物をしたいお客はいると思う。但し、エスカレーターの向きと一方通行のレジは、慣れるまで使いにくいと感じるのではないだろうか。サミットと言えば世田谷船橋店のように各部門や店舗施設にSDGsの要素が盛り込まれたイメージが強かったので、少々タイムスリップしたような気も。

住宅街の世田谷区、国際色豊かな台東区、それぞれの地域のお客に喜ばれる、地域に合ったお店を造るサミットは面白いなぁ~、すごいなぁ~、と感心した。


●365table西葛西駅メトロ店
高架下に「まいばすけっと」のようなイオンの店。小型の実験店で省人化と低価格のミニストップだからコンビニ。2019年9月に1店舗目を江東区東砂に実験店舗としてオープンし「西葛西駅メトロ店」は2店舗目。レジはセルフレジのみ。品出し中の店員さんが居たから無人のイメージはなかったが、これは無人で運営をして行けるのだろうな。

塾が近くにあり、高校生が慣れた様子でドリンクをササっと購入。東京に行くと「まいばすけっと」が、意表を突く場所に居抜きで入っている。「365table」も駅前なのにコンビニも無い、不便なエリアなどにできたら、喜ばれるだろう。

 

●オーケー西葛西店
16年前初めて買い物に行ったのは「オーケーDC用賀店」。その後旧本社の「オーケージャンボサガン店」や 「オーケー仲六郷店」「オーケー青物横丁店」 へも行った。初めて見たノントレー包装の鶏肉やレジ袋有料(大阪ではサンディのみ有料だった)。売ろうとしておざなりに書かれているPOPではない事がわかるオネストカードなど。今のオーケーの姿勢は当時から出来上がっていた。「高品質・Everyday Low Price」を揚げており、高品質とまでは思わなかったが、Everyday Low Priceにありがちな、安かろう悪かろうではない商品管理ができている売り場に独自路線を感じた。

今回オーケーに買い物に行ったのは、関西1店舗目が東大阪に来る!の報道を受けてのこと。オーケー西葛西店にもオーケークラブ会員に入会し現金で支払うと本体価格から3%割引ということで、POPにも会員になり一番お得になる価格表示が提示されていた。非会員、クレジットカード払いの価格も書かれており、「私が買ったらいくらになるの!?」と考えてしまうから、それぐらいなら現金で一番お得な支払い方をしようと会員になるのではないだろうか。消費者が店に行って一番注目をするのは価格。一番敏感なところを突いている。

「オネストカード」には商品のアピールもあれば、メーカーの冷凍食品が自主回収されたニュースを受けて、オーケーには並んでいないという告知もわざわざ貼ってある。大容量商品やテープで巻いたバンドル販売の商品が無い。食品・日用品を問わずナショナルブランド品が安いなど、少人数、単身世帯にも使い勝手がいい。

これは、大阪人も行きつけの店がまたひとつ増えそうだ。


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@FROZEN(アットフローズン)冷凍食品専門店

2022年12月17日 | スーパーマーケット

「イオンスタイル新浦安MONA」内に売場面積424㎡、約1500SKUの商品が並ぶ冷凍食品専門店@FROZENができた。別棟には元ダイエーだったイオンの大きな食品売り場があるから、MONA棟に冷凍食品業態を作ったのだろうな。

●広い売り場
商品が美しく見える冷凍食品什器は明るく、霜が付いているなんてことも無い。そして、冷凍食品売り場なのに、スーパーマーケットの店内なのに、全く寒くない。だから、ずっと立ち話をしているご婦人を何組も見かけた。


●外食店の味
広い売り場には@フローズンならではの商品も多い。リーチインケース1枚の扉にブランドロゴが貼られている「大戸屋」「すかいらーく」「ロイヤルデリ」外食チェーンの味や「からだシフト」などは展示会のようにフルライン揃い興味を惹く。話題の「凍眠」シリーズも多くの商品が並ぶ。古市庵の箱寿司は美味しく食べる方法がPOP付きで並んでいた。コツの説明を読むと買ってみようと思える。「トリゼンフーズの博多華味鳥の水炊きセット」は2、3人前という容量で、鶏肉、つくね、ちゃんぽん麺も入って1706円(税込み)は魅力的な商品。売り上げランキング8位に納得できる。ひとつひとつの解説を読みながら、ついつい滞在時間長く眺めてしまう程楽しい。


●RFFF(ルフフフ)
11月1日(火)より販売開始のロック・フィールドの新ブランド「RFFF(ルフフフ)」の商品が並んでいた。「RF1」はデパ地下ですでに、高いけれど美味しいというブランドイメージが定着しているから次なる冷凍食品にも期待は高まる。



●冷凍庫も販売
「どれもこれも欲しいけれど冷凍庫をまず空けないとね」と呟いていたら「一家に一台の時代。これであなたのお悩み解決!」イオンスタイル新浦安3階家電売り場で買えるとの表示があり、ちゃんと冷凍庫も販売していた。ぬかりなし!!


●購入3品
クール便で送ることが出来るなら、買いたい商品も沢山あったのだが、店頭からの宅配はしていないそうなのでドライアイスを多めに入れて貰い、大阪まで持ち帰る。


●つるし焼き豚 内容量:150g 2138円 (税込)【Z's MENU】
「日本最高峰の冷凍食品」で厳格な自主基準を設けているというZ's MENU「驚きの冷凍食品」はリーチインケース型の扉8枚に商品が並んでいる。芦屋のグランドフードホールや阪急デパ地下に並んでいるのは知っていたが価格も驚く程高く購入を躊躇していた。湯煎で温め、5枚にカットし1切れ427円。遺伝子組換え原料を主原料として使用しないとか独自のプログラムで育てた安心・安全、高品質の美味しい奇跡のお肉とか、書かれているが、加工して味付けしてしまうと、説得力に欠ける。


●ポルチーニ香る 5種きのこのリゾット 内容量:250g 918円(税込)【RFFF】
これ、リゾットかな!?べちゃっとした米の雑炊。ポルチーニの香りはするが、外食店で本物のリゾットのアルデンテ感を知っている消費者がリゾットと期待して食べるとガッカリする。


●ピカール白身魚のボルドー風 内容量:400g 848円(税込)【イオンサヴール】
食べ方の表示には電子レンジで15分加熱か、紙の器のまま、180℃のオーブンで55分焼くと書かれていた。半解凍の状態で持ち帰ったので、耐熱皿に入れ180℃のオーブンで20分加熱した。エシャロットとタラゴンと思われる香辛料の香りとバターがソースとなり、自分では作れないフランスの味。「海のエコラベル」と言われているMSCラベルは付いているし、スケトウダラの切り身は大きく食べ応えもあった。

●消費者は冷凍食品に何を求めるのだろうか。
16年前、パリ市内エティエンヌ・マルセルのPicardで整然と並んだ冷凍食品専門店に感動した。ホタテ貝のコキールは6.15ユーロ(当時922円)とご馳走価格だったが、貝柱がたっぷり入っており、実際食べたところ主菜になる一品だと満足した。その頃の日本の冷凍食品は安売りの目玉商品に使われる事が多く、価格が高い商品は自分で作るよりお得で美味しいと思えず、いつになったら満足できる冷凍食品が現れるのだろうと思っていた。ここ数年の冷凍技術の進化により、冷凍食品賞賛の時代が来た。コロナ禍ということもあり、外食店も参画しここまで商品数が増えた。

冷凍カット野菜や肉などは冷凍保存により食材の廃棄ロスが減り、しかも価格が安定しているという利点がある。

一方冷凍食品はというと、お店に行かなくても馴染みのある外食店やメーカーの食品をいつでも食べることできる。家で新しい味も知ることができる。海外、地方の銘品や生菓子も手に入り楽しい。

私達が行った@フローズンの売り場は平日の火曜日の午後ということもあり、お客がカゴに入れている商品は、大手メーカーの価格訴求品が多かったが、週末にはご馳走を選ぶお客が高額商品も購入するのだと思う。しかし、高額商品を購入するお客程、外食で舌も肥えているだろし、質の高い素材を自ら料理する人も多いだろう。加工された冷凍食品は、どうしても煮込む、ソースをかけるなど味付けに頼る商品が多い。そこが毎回調味料の塩梅が変わる家庭で作る料理とは違うところ。プロの味だからこその冷凍食品を飽きずにリピートし、ファンになる人達がどれだけ増えるのだろうか。

今までの冷凍食品は、料理したくない時、調理できない時に頼りになる存在のケの食事に利用することが多かった。今後はハレの日にも冷凍食品が登場する機会が増えるかもしれない。何故なら高くても美味しい、時短でご馳走になる商品はシチュエーションが想像しやすいから。しかし、より一層求められているのはハレとケの間の主菜となるような商品。自分で作るより簡便で、納得できる価格の商品が続々と登場してこそ、冷凍庫を買ってまで待ち構える時代になるのではないだろうか。

 

 

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新潟県新潟市・五泉市 スーパーマーケット巡り 2022/10/28

2022年11月13日 | スーパーマーケット

3年前に魚沼市エリアのスーパーマーケットには買い物に行ったことはあるが、新潟市内に入るのは初めてだった。2022年10月28日(金)に買い物をした。今回の新潟でも、Step!らくだのこぶサイトにアドバイス頂いた。お世話になりありがとうございました。
10月27日村上市 28日新潟 29日富山と回ってきた。ページ最後にリンク貼っています。

●スーパーマルイ 巻店

新潟県新潟市西蒲区甲1453
入ってすぐ、CGCの見本のような整然とした店内を見渡せる売り場で、いきなりワクワク。すっきりした店内だからこそ、手書きPOPが目を惹く。地元農家さんの朝採り2L大根が198円とお買い得商品も並ぶ。新潟を代表する大口れんこんが部位の説明入りで並び、惣菜売り場には「大口れんこんの唐揚げ」も。紫の食用菊もあり、お浸しにして食べるそうだ。大阪では食用でも、飾りにしか使わないから、地域限定食材は興味深い。

 
●清水フードセンター 巻店
新潟県新潟市西蒲区甲4132−1
会社概要を読むと、昭和22年食料品として開業、昭和32年にはセルフサービスのスーパーマーケットとして「清水フードセンター」を開店。2023年3月1日付でイオンリテールへ吸収合併することを発表。レジも入れ替えWAONのポイントカードが始まるとお知らせが貼ってあった。店内は老朽化が進み、イオンになったら、少しは変わるのかなぁ~と眺めていた。




●チャレンジャー 巻店
新潟県新潟市西蒲区甲4205
2022年7月22日 隣の駐車場の敷地に移転リニューアルオープンした店舗。オーシャンシステムの「生鮮食品スーパー」と「業務スーパー」が一体となった食品スーパー。1991年にスーパー事業を始め、10年後に業務スーパーのフランチャイジーになっている。生鮮3品、惣菜の鮮度もよく美味しそう。通路も広く、売り場内に、業務スーパーの商品がバランスよく配置されておりお客にはありがたいと思う。業務スーパーの輸入パスタもあれば、スーパー側のドライグロサリーの棚には数は少ないがマ・マー 早ゆでパスタも並んでいる。こんなきれいな業務スーパーもあるんだ!と感心しながら買い物をした。冷凍食品は業務スーパーの商品。リニューアルしてから、業務スーパーの商品が増えたそうだが、生鮮品がこれだけ揃っていたら、まとめ買いのためでなく、日常の買い物も便利。


●原信 巻店
新潟県新潟市西蒲区赤鏥342−1
原信には、2019年旗艦店である「原信セントラルマーケット 小出東店」と周辺の原信店舗に買い物に行った。2020年のコロナ禍にも「原信セントラルマーケット 小出東店」に行き、当時もお弁当、お惣菜、洋風の酒のつまみの充実に大変感心した。原信巻店も小出東店同様、サラダオードブルコーナーが美しく、青果物、鮮魚売り場も地元ならではの食材が並んでいる。主通路のエンドにはテーマ性のあるお買い得商品、納豆売り場には3パック49円、68円と価格訴求品も並ぶ。そこまで安くしなくても・・・と思いながら、メリハリのある売り場に「やっぱり原信やねぇ~」と感心しながら買い物をした。


●リオン・ドール 巻店
 新潟県新潟市西蒲区赤鏥937−1
精肉、鮮魚など、少し価格を抑えた商品が並ぶ。しかし、惣菜売り場の充実度には驚く。中華惣菜を始め、お弁当類、天ぷらも個包装で丁寧に並び清潔感もある。ドラッグストア、電気店、携帯電話ショップ、クリーニング店など、日常生活に便利なタウンになっている。


巻エリアから、少し離れ五泉市に行くまでの間の車窓。稲刈りは終わっていたが、一面の田んぼは、米どころ新潟を実感した。


●マスヤ 味方店
新潟県新潟市南区味方103−1
回りは一面の田んぼ。ここにスーパーマーケットがあるのかしら?と車を走らせた。ドレッシングを販売していることがわかる幟が見えたので、食品店であることがわかった。らくだのこぶさんに教えて頂いたからこそ立ち寄り、買い物に行けたお店。こじんまりした店内には、日常の生鮮3品の他、すぐ食べることができる惣菜、煮魚も揃っている。話題の商品もここで買えるとは、実にうれしい。楽しいPOPにも見入った。周辺には食品を買うお店が無いエリアで、全日食チェーンに加盟をし、商品仕入れなどのサポートを受けながら、日常の食品が揃っているから、それだけでもお客にはありがたい。その上、独自性のある商品が並んでいると尚更買い物が楽しくなる。レジでは、リヤカーを止め荷台に菅笠を置いた腰の曲がった高齢の女性が、支払いに手間取っていたら、お財布からお金を出せるように、ゆっくり話しかけていた。これが日常の風景なのね。

・マスヤ味方店内

・マスヤ味方店 店頭ボード

●エスマート
 新潟県五泉市橋田389−4
公式Instagramとfacebookでいいね!を押しながら、「たのしいスーパー」の店内はどんな売り場になっているのだろう!?と楽しみに買い物に行った。生鮮品は少なくドライグロサリーは興味を惹く物が多く並ぶ。あまりに楽しそうに買い物をしていたからかしら、レジでチェッカーさんに「エスマートのガイドブックをどうぞ」と手渡して貰った。ガイドブックもエスマートのことがよくわかるように作ってある。楽しい。


・エスマート惣菜売り場POP
「昔、エスマートが仕出し屋だった頃のなごりの一品です。」のPOPが付きトロ鯖の煮つけが並び、人気商品であることがわかる。


・エスマートなんばん味噌
地元ならではの季節限定『なんばん味噌』。五泉産の赤とうがらし、新潟県産の米みそを使用。店頭にも販売を始めましたの表示がありInstagramにも載っていたから購入。塗って焼きおにぎりにしたところ、ピリ辛で美味しい。




●新鮮市場 ベアーズ
新潟県五泉市郷屋川2丁目4−150−1
朝一番はフルーツサンドイッチを求めるお客で行列ができるそうだ。昼すぎに行ったから売り切れ。しかし店内に入ると煮物のいい匂いがしている。13時半でもお客は多い。惣菜売り場は広く、煮豆やマカロニサラダなど、いつもの食卓に並ぶおかずが沢山。海苔にこだわった巻きずしも美味しそう。晩御飯需要のためか、昼過ぎでも炊き立てのおかずを並べる作業が続けられている。


・新鮮市場 ベアーズ精肉売り場「真空スキンパック包装」
大手スーパーの精肉売り場では見かけることが多くなった「真空スキンパック包装」の商品が並ぶ。自宅の冷蔵庫で保存期間が延びるので、買い置きにも便利。店頭でも飛ぶように売れる価格帯の商品ではない場合、この包装なら、日持ちがして、廃棄ロスの削減にも役に立つし、売り場も美しい。


・新鮮市場 ベアーズセミセルフレジ
年季の入った売り場だが、セミセルフレジの設置や、真空パック包装の商品を揃えるなど、ポイントを押さえた最新技術の投入が目を惹く。

・新潟県村上市「千年鮭きっかわ」 2022/10/27

・新潟県新潟市・五泉市 スーパーマーケット巡り 2022/10/28

・富山のスーパーマーケットと富山土産購入 2022/10/29

 



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富山のスーパーマーケットと富山土産購入 2022/10/29

2022年11月13日 | スーパーマーケット

27日村上市 28日新潟 29日富山と回ってきた。ページ最後にリンク貼っています。
新潟のスーパーマーケットを巡った後、大阪までの帰途中富山で1泊。帰る日は生鮮品も購入できる。

●アップルサンショウ食菜館新根塚町店
富山市新根塚町3丁目2−2
富山市内に2店舗のみのスーパーマーケット。入ってすぐにお勧めのワインが並び、静かな店内は大人な空間の高質スーパーマーケットだなぁと感じた。印象通り、おぉ!と買いたくなる商品が揃っている。青果物売り場には、長野県産の曲がりネギやスチーム野菜、日配品は少し高めの納豆や練り物、ジャパンコレクションのいかの塩辛も並ぶ。銀座デリーのカレーが4種の他、アナンのカレーパウダーもフルラインで揃っているし、カドヤの信州凍み豆腐やうね乃のおだしパック3種など、印象通り、調味料や食材にこだわり、料理を楽しむお客に充分応えることができる店内。


●大阪屋赤田店
富山市赤田745
10年前富山県の射水市「大阪屋ショップ 太閤山店」に買い物に行った。当時も「大阪屋に行ってみて!」と地元に住む友人から勧められる地元産の鮮魚が充実したお店だった。今回の赤田店も氷見産のあおりいか、石川県産の刺身用あまえびや鯵など、ボリュームのある売り場に圧倒される。精肉売り場にも富山県産和牛も並び、生鮮3品が強い店であることがわかる。イートインのパン屋さんも充実をしている。日常の買い物にはこういう価格と質のお店はありがたい。



●マリエとやま
旧富山駅のあった場所に2022年3月複合商業施設「MAROOT(マルート)」が出来た。富山県では馴染みの「まると百貨店」があったことからのネーミング。階上には駐車場と直結のホテルもあり便利。1階はデパ地下的専門店やカフェが入り、生鮮3品、ドライグロサリーなど食品専門店が揃う。ジュピターの他、「ホクヤ」には北野エースが入っていた。青果物店サン・フレッシュには、鮮度のいい野菜が並んでいた。駅前立地は、通勤客、観光客にも便利な店。



・マリエとやま「鮮魚 魚廣」
富山ならではの昆布締めと瓶詰を購入


・ひらめと上サス(マカジキ)の昆布〆
昆布の旨味、塩味だけで、醤油も要らない旨味がある。肉厚な昆布は捨てるのが惜しい。地元では、どのように使うのだろうか?ぬか漬けに入れるのだろうか?

・順風ミルフィーユ
プロトン凍結された昆布と魚介類が層になっている。海産物が入った瓶詰はビジュアル的にも面白いし、食べても美味しい。旅の醍醐味は、売り場でこういうオリジナリティのある商品と出会い、お土産として購入できること。


●富山の鱒の寿司
富山と言えば昔からます寿司。大阪で買うことができる鱒の寿司は決まったメーカーの商品。富山駅から徒歩15分以内にも、多くの寿司店がある。ネットの情報を基に、数店舗で購入した結果「元祖関野屋 鱒の寿し 1重」1900円が好みだった。昨今は脂ののった、肉厚のトラウトが原料の鱒寿司も人気があるようだが元祖関野屋では、天然サクラマスを使っているそうだ。

・大口れんこん(新潟県長岡市中之島・大口地区)
富山市アップルサンショウ食菜館で購入した「やわらか芽れんこん」炒めて食べたのだが、シャキシャキ感と共に旨味のある美味しいれんこんだった。新潟、富山間に位置する長岡市のれんこんは、今回買い物に寄ったどこのスーパーでもPOP付きで丁寧に販売されていた。大口れんこん生産組合のサイトから、大口れんこんの歴史を知り、次回は長岡市にも行きたくなった。食材から、作られている地域に興味が湧き、その土地に行きたくなる


・スーパーマルイ 巻店(新潟市)大口れんこんの紹介POP

・新潟県村上市「千年鮭きっかわ」 2022/10/27
・新潟県新潟市・五泉市 スーパーマーケット巡り 2022/10/28
・富山のスーパーマーケットと富山土産購入 2022/10/29

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業務スーパーで鮮魚を買う

2022年09月25日 | スーパーマーケット

兵庫県西宮市の『生鮮&業務スーパー ボトルワールドOK 西宮鳴尾店』の「清水水産」で珍しい魚を販売するよ!」というお知らせを受けて、買い物に行った。店頭には片桐新之介さんが、今日は魚屋さんになって販売されていた。


●清水水産
専門店。業務スーパにも入っている。


●馴染みの無い魚達
地元では美味しい魚として食べられているのに、漁港周辺でしか出回らない、他では聞いたこともない見かけない魚。

●未利用魚
ハカツオ、ニザダイ(三の字はげ)、イトヒキアジ、ツムブリ、カマスサワラ、ソウダカツオ、ハマフエフキ、などなど、初めて見る魚が多い。とび魚も乾物では知っていたが、羽のような鰓が付いた状態はなかなかお目にかかることがない。少量しか獲れない天然物の魚は市場に流通しにくく、処分されることもあるそうで、美味しいのにもったいない限りだ。最近では、高級料亭で珍しい魚として使われることもあるのだが、私達が鮮魚売り場で丸物の魚として目にすることは少なく、料理をする機会もなかった。京都市に本社のある「株式会社食一」は、全国100数十箇所の漁港と取引をし、そのような魚を飲食店や、鮮魚店に卸す取り組みをされている。

●刺身・焙り
ちょっと変わった顔の魚達や馴染みのない名前の魚は手を出しにくい。店頭での説明書きや店員さんの勧めがあると買って食べてみようか!?と気持ちも動く。この日は、丸物の他、鮮度が良いから刺身で美味しく、焙ったら尚美味しくなる魚は手をかけて販売されていた。

●2種の魚を購入
私達は加熱した魚の旨味が好み。身の質や脂の乗り具合など教えてもらい購入。
イトヒキアジ

カマスザワラ


カマスザワラとイトヒキアジの三枚下ろしを半身ずつを購入


一部は塩麴と酒粕で粕漬け。一部はソテーにして身の違いの食べ比べをして楽しんだ。

ソテー
脂はあっさりしており、身は適度に弾力性もあり美味しい!フライパンで焼くだけだから、良質のたんぱく質として摂りやすい。次回も又、珍しい魚も食べてみたい。


●業務スーパー
業務スーパーは『業務』と名前が付いているだけあり、飲食店向きの大容量の商品が多い。しかし、近頃は一般消費者にもファンが増え、業務用食材の使い方を盛んに紹介されるようになった。あちらこちらの業務スーパーに買い物に行くのだが青果、精肉、鮮魚は専門店が入っている場合もあるし、定番の冷凍食品やドライグロサリーでさえいつもの商品が無い店、ある店がある。2022年7月時点で、業務スーパーは全国に979店舗、うち直営店舗は3店舗。後はフランチャイズ業態で、オーナーさんがテナントの専門店や仕入れ先も選べる裁量があり個々の店の個性の違いも面白い。

●業務スーパー 天下茶屋駅前店
雑然とした印象の業務スーパーだが「業務スーパー天下茶屋駅前店」2021年8月にソフトバンクと共に次世代型スーパーの実験店舗として無人決済システムのレジを設置した事を知った。こういう次世代への取り組みもしているようだ。2022年8月に買い物に行った時には、専用のタブレット付きのカートは現在使用中止ということで残念。しかし、天井のカメラが異常な程多く「スキャンしましたか」の張り紙があらゆる棚に貼ってあったので、今後も継続する予定だと思う。天井のカメラの存在は見張られているようで少々不気味だったが、品切れを自動検知し、品出しの補充をスムーズにするためなど、作業効率にも活かすためと知って納得。

ウエストゴールド グラスフェッドバターや円形パン「ピタブレッド」など、どこよりも安い価格で買える品や、業務スーパーでしか売っていないお気に入りの商品がみつかり、食品を購入する場として選択肢のひとつになっている。




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2022年首都圏ライフ4店舗

2022年07月17日 | スーパーマーケット

2022年6月15日、16日、17日買い物をしてきた。店舗名は違っても業態違い。全部「ライフコーポレーション」

【オープン日】

ビオラル下北沢駅前店 2022年2月26日

セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店 2022年4月15日

ライフ カメイドクロック店2022年4月28日

ビオラル新宿マルイ店 2022年5月28日

●ビオラル新宿マルイ店
地下通路を挟んで向かいには、新宿伊勢丹の食品売り場がある。入って目の前に野菜売り場と惣菜売り場が展開し、短時間での買い物がしやすくなっている。野菜の価格は少し高めではあるが、至近距離は新宿伊勢丹の野菜売り場だから、高い印象にならない。対面販売の惣菜は、盛り付けには少々難ありと思うのだが、計り売り商品を数種購入しているお客も居た。目新しい商品で価格も手頃のように感じる。透明カップ入り惣菜「大葉香る!納豆とオクラの雑穀サラダ(だし醤油)」は、見栄えもオシャレで、食べたら実に美味しかった。

レジ待ちのお客のカゴの中にビオラルのサラダチキン4個と雑穀のみが入っている。ビオラルのサラダチキンは塩だけで味付け。100gという食べ切りやすいサイズで、風味にクセが無く歯ごたえも残る。リピーターも増えているのだろうな。


・「大葉香る!納豆とオクラの雑穀サラダ(だし醤油)」
(税込み321.84円)



●ビオラル下北沢駅前店
1㎞圏内に30代、40代の単身者が多いということがよくわかる売り場になっている。同じ少人数世帯でも、年配の人が多いエリアとはちょっと違う。売り場面積:132㎡とコンパクトながら、美容・健康を意識したお菓子のアイテムも多く、惣菜も冷凍食品も充実している。


・ビオラル下北沢駅前店内


・下北沢駅2階からビオラル下北沢店を望む


●ライフ カメイドクロック店
日常食生活に便利な商品が値ごろ感のある価格で並んでいる。亀戸は公団住宅なども多く下町の雰囲気が残る。年配から若い家族連れまで幅広い層が買い物に来ていた。カメイドロック内には、飲食店も多く、精肉、鮮魚、青果の専門店の他、グロッサリー専門店としてパントリーも入っている。パントリーにはドライグロッサリーだけでなく、和日配、洋日配品も並ぶが、品質の違いが伝わりにくく、やや苦戦か!?


●セントラルスクエア恵比寿フーディーズガーデン
恵比寿駅から動く歩道を使い、遠い・・と思いながら何度かは「恵比寿三越」にも買い物に行った。上京時にわざわざ寄る魅力のある店が無くなったところ、三越も終了。なんと、キーテナントとしてセントラルスクエアができると知って驚いた。「明治屋恵比寿ストアー」も入っている。「セントラルスクエアと明治屋のお会計は別になります」と大きく貼られているように、境界線がわかりにくい近さ。セントラルスクエアと明治屋では、雰囲気が全く違う。セントラルスクエアの鮮魚売り場では店員さんが前に出て声をかけながら、まながつお、剣先いかなど高質な商品をアピールしている。焼き鳥は売り場で注文を聞いて焼いてくれる。精肉売り場も惣菜売り場も、高質な商品が並んでいると同時に、賑わいやワクワク感も出来上がっている。根強い明治屋ファンもいるだろうし、明治屋でしか並んでいない商品も多い。しかしながら、高質の買い物をする層も、セントラルスクエアの生鮮品は魅力的なはず。

・「セントラルスクエアと明治屋のお会計は別になります」


・セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店


「株式会社ライフコーポレーション」は、短期間にこれだけのお店をオープン。それぞれ個性のある店が出来上がっており、楽しく買い物ができた。私達は、商品アイテムを数えたり、裏の製造者を確かめたりする訳じゃないし、レイアウトの違いなど詳細な部分まではわからない。それでも、地域特性に合わせて雰囲気、商品構成の違いが伝わるから、そこがライフの進化だと感心する。

ビオラル2店舗のお惣菜コーナーには美容・健康を意識している人には嬉しい豆腐干のサラダの他、豆腐干のデミグラスソースラザニア風、オートミールのお好み焼き、オートミールの衣のフライなど、近畿圏ライフのビオラルでも喜ばれるであろう商品が並んでいた。近畿圏ライフにも是非並べて欲しいなぁ。

私達は、勝手にセントラルスクエア業態は高級ライフ、オレンジと緑のライフロゴのライフはフツーライフと呼んでいる。首都圏ライフ、近畿圏ライフのフツーライフ店内にも「BIO-RALビオラル」コーナーが増えてきた。今までの自然食品のお店は、暗くて深刻でちっとも楽しくなかった。「BIO-RALビオラル」売り場はロゴと共に垢抜けている。有機だからと、ビックリする価格じゃないところもライフの企業努力を感じる。
すでにリピートしている商品も多く、今後の展開が楽しみ。

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京都洛北・北山スーパーマーケット巡り

2022年07月12日 | スーパーマーケット

スーパーマーケットの新規出店が少ない京都の洛北エリアにも、新規、リニューアルオープンのお店が増えてきたと知り、2022年7月7日買い物に行った。

デイリーカナートイズミヤ洛北阪急スクエア店、イズミヤ高野店、コーヨー北大路店、ライフ 堀川北山店、パントリー 京都北山店、フレンドフーズ下鴨店

●洛北阪急スクエア店

昔は「ホリデイ・イン京都」その後スケートリンクだった時代は知っているものの「カナート洛北」のイズミヤ時代にはついぞ来ることもなく、時を経てエイチ・ツー・オー リテイリングの下で「洛北阪急スクエア」として2019年12月6日にオープンしたことを知った。


●デイリーカナートイズミヤ洛北阪急スクエア店
食品のキーテナント。「カナート」の名前は入っているが、これは郊外にある阪急のデパ地下だ!と思った。このエリアにはぴったり。宝塚阪急、川西阪急、西宮阪急、など地元の高品質スーパーとして日常使いされている。洛北にもその阪急のデパ地下を造ってきたのだな。

・デイリーカナートイズミヤ洛北阪急スクエア店
銘菓日本の味として阪急百貨店デパ地下のお菓子コーナーも出来ている。

・デイリーカナートイズミヤ洛北阪急スクエア店「西浅」鮮魚売り場
専門店「西浅」は阪急梅田や上本町近鉄に専門店として入っているが、他の鮮魚店より高額商品が多いので、手を出しにくいのだが、この店では値頃感のある商品も多数並んでいた。外気35℃を超える真夏の京都、これからの行程を考えると買って帰るのはあきらめたが、最後にこのお店に寄ればよかったと思う程。鮮魚の良いお店は商圏を広げると言われている。京都市内なら駐車場も広く、鮮魚を買うためにわざわざここへ来ても満足できるのではないだろうか。店頭で「今日はするめいかお得ですよ!!」という魚屋さんらしい勢いのある呼びかけもあり、オープンから1年半経ってもこのやる気満々さは好感度UP!


●イズミヤ高野店
デイリーカナートイズミヤ洛北阪急スクエア店とは徒歩3分。イズミヤが2つ並び、東館と西館と言っても良い距離。洛北阪急スクエア店リニューアルオープン時に、こちらの食品売り場を閉じる構想はなかったのかな!?とは思った。イズミヤ高野店は昭和の懐かしいGMSの食品売り場の陳列棚になっており、年配客には馴染みのある売り場。ヘルパーさんの支援を受けて買い物に来られている方も多い。食料品の買い物袋を持ち、タクシーで帰る客も多い。上階にはコーナンが入り、ホームセンターの無いエリアだから、2つのイズミヤも使い分けされている。


●イオンモール北大路
北大路ビブレが2022年6月24日(金) リニューアルオープン。

・北大路ビブレとして27年間営業

●コーヨー北大路店
イオンモール北大路の食品のキーテナントはコーヨー。コーヨーは新規・リニューアル時は、高質をアピールしているところが多いので、ここはちょっとコーヨーらしくないな、と感じた。施設内には野菜も扱うオーガニック専門店がリニューアルオープン時に入ったので、コーヨーはイオンスタイルのスタンダードな品揃えにしたのかもしれない。


●ライフ 堀川北山店
2022年4月27日オープン。ニュースリリースにも書かれているように、50代以上のシニア層の多いエリアらしく992㎡とコンパクトな売り場には、日常の買い物に実に便利なアイテムが揃っている。京都で1,2階の売り場は珍しいが、日常生活に必要な日用雑貨商品もワンストップショッピングで済ませることができる便利さを経験したら、2階への買い物にも慣れてくると思う。京都市北区に初出店とのこと。最近のライフは商品がグンと良くなっているから近隣の住民に喜ばれると思う。


・ライフ 堀川北山店店内

●パントリー 京都北山店
2021年7月16日オープン。大阪に本社のあるスーパーマーケットだが、大阪では商業施設内への出店が多く、ドライグロサリーがコンパクトに並んでいる。烏丸の京都八百一本館の2階にもドライグロサリー類は並んでいる。京都北山店は、パントリー単体の路面店でもあり、生鮮4品、冷凍食品も充実している。成熟したエリアへの出店は、こだわりの和日配品など喜ばれると思う。特にPOPなどで、派手に商品のアピールをしている店内ではない。そこは京都の消費者にも受け入れられると思う。しかし成熟した消費者ほど、いつも使う商品への思入れが強く、ブランドチェンジをしてパントリーファンになってもらうには、しばらく時間がかかりそう。

●フレンドフーズ下鴨店
1977年創業の地元密着型スーパー。近くの駐車場にフレンドフーズ専用スペースも完備されているので、14時でも買い物客の車が頻繁に出入りしていた。今晩のメニューを特に決めず洛北、北山、下鴨と買い物に行ったので、最終に寄るフレンドフーズには期待をしていた。

●白えびかき揚げ(富山産)648円
「お弁当・お惣菜大賞2021」に入賞した「風漣堂 和牛飯 極」が並んでいないかしら?と探したのだが、今日は残念ながら作られていない日だったようだ。鮮魚売り場には白えびの生食用が売られていた。そしてすぐそばの惣菜売り場には、前回美味しかった白えびのかき揚げが並んでいたので、迷わず購入。

・井上のおかず詰め合わせ(京錦小路井上佃煮)950円
フレンドフーズ内に移転をされた「京錦小路井上佃煮」のおかずも沢山並んでいた。迷っていたらおかず詰め合わせがあった。少しずつ色々食べたい少人数世帯に喜ばれる。ご飯は家で炊くから、このセットがあれば楽しめる。お酒のアテにもなる。詰め合わせの中で特に気に入ったおかずは次回1パック買うことにしよう。



・フレンドフーズ自家製ホワイトソース(100g154円)
惣菜売り場には、自家製のホワイトソースが売られていた。原材料は牛乳、小麦粉、バターのみだから、家で手作りするのと同じホワイトソース。ここまでしてくれているなら、今晩はホワイトソースを使った料理にしよう!と店頭で閃き、メニューを決めるお客がおられるのがフレンドフーズなのではないかな。


・「鶏と豚の基本スープ」300g2400円
瓶入り練りスープの素。大手メーカーからも類似商品は多々販売されている。そして、もっと安価。初め半信半疑で使い始めたのだが、野菜炒めの味、スープの風味がくどくないのにコクが出る。以来常備品として買い置きをしている。リピータ率が一番高い商品ということにも納得できる。

フレンドフーズのような地元密着型スーパーマーケットは、こだわりの食材を気長に紹介し続ける、お客も支持し買い続けるというお互いの関係が長続きしてこそ、お店の存在価値、お店の風格が出来上がって行くのだろうな、と買い物をしながらしみじみ思った。


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