陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

使われない言葉、追いやられる文法

2019-05-01 05:46:19 | 勉強
私は日本人です。
日本語を話します。私は日本語ネイティブ。
だけど、日本語文法は完璧ではありません。

文法事項に「態(ヴォイス)」というものがあって、そこには使役(~させる)という形も入ります。
使役というものはあるとわかっているけれど、私はあまり使役の文を使わない。だって人に何かをさせるのは好きじゃないし、人から何かさせられるのもあまりいい気分ではない。
誰かが使っているのが流れてくるのを耳にするだけ。
それに、小学校や中学校で習ったかもしれないけれど、文法はあまり好きではなかった^^;

現在通っている学校のある先生は中国人ですが、日本語教師もされている方です。
かりにK先生としましょう。
一番最初の授業でK先生は生徒全員に簡単な自己紹介をさせた後(あ、「~させる」使いますね)こうおっしゃいました。

「みなさんは今日本語で自己紹介をしました。みなさんの日本語は一人一人違います」

うーん、するどい!!
わかるような気がします。
K先生が一人一人の日本語は違うというのは、何をもってそうおっしゃるのかホントのところはわかりませんが、私としてはやっぱりその人の考え方や感じ方のクセが反映されるものだと思うのです。
わかりやすいのが口癖でしょうか。

反対に自分が外国人の立場になってその国の言葉を勉強した時。少し聞き取れるレベルになってその国を旅した時。
その国の人たちが使っている文型がそれほど多くないこと、ある人はこういう言い回しが多いとか、この人はこういう答え方をよくするなぁ・・なんて思うこと、ありませんか?
だから「英単語これだけ覚えれば大丈夫」とか「中学英語でじゅうぶん通じます」などという書籍も売られているのでしょうけれど。

何気なく使っている日本語。日本語を勉強する外国人たちには難しいことだらけでしょう。
彼らを納得させられるように、一度頭の中をブレイクして自分の日本語を組み立て直さなくちゃ。

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