『一路』
浅田次郎
江戸時代末期の参勤交代の物語です。
主人公の小野寺一路は、架空の里・田無部(たなぶ)の御供頭。
江戸への参勤を差配する役職を、父の不慮の死で突然引き継ぐ。
というところから物語は始まるのだけれど、
単なる主人公・一路の成長物語でもない。
いや〜、浅田次郎は良い!良いよね!!
出発するまでもハラハラしたり、
ニヤッとしたりするのだけれど
やはり、参勤交代の行列が出発するところからがおもしろい。
出発後は、御殿様・蒔坂左京大夫(まいさかさきょうのだいぶ)に
焦点があたります。
無役の旗本で、石高は7500石。決して多くないけれど
大名と同等に扱われる交代寄合表御礼衆という、なんとも絶妙な設定。
偉いの?偉くないの?というごちゃついた格付けにより、
宿場町での他家とのはちあわせ(差し合いと言う)なども起きて
おもしろい。
江戸時代末期、平和が長らく続いた時代の、
「家臣たちにとっての神秘」としての御殿様のつらさが、
なんとも切ない。
後見役による御家騒動の企みもあり、
道中ならではのトラブルや出会いやら、上下巻ずーっとおもしろい。
浅田次郎は、良い!良いね!!!
そして、何よりも素晴らしいのが表紙です。
山口晃画伯の描き下ろし!!!
中山道の宿場町のあちこちで起きた
道中のアレコレが、美しい線とチャーミングな表現で描かれています。
小説を読んでから表紙を見ると、最高に楽しいじゃん!!
すごいサービス!!!
ちなみに文庫版になると、上下と、右端が、結構
トリミングされちゃってます。
フチなし左端合わせで使いたかったんでしょうね
しょうがないですね、
いや、しょうがなくないだろ!!!
下仁田ネギが切れてるじゃん!
母上も切れてるじゃん!!!
星空も見えないじゃん!!!
なんじゃそりゃあ!!!!ふざけんな!!!!
浅田次郎
江戸時代末期の参勤交代の物語です。
主人公の小野寺一路は、架空の里・田無部(たなぶ)の御供頭。
江戸への参勤を差配する役職を、父の不慮の死で突然引き継ぐ。
というところから物語は始まるのだけれど、
単なる主人公・一路の成長物語でもない。
いや〜、浅田次郎は良い!良いよね!!
出発するまでもハラハラしたり、
ニヤッとしたりするのだけれど
やはり、参勤交代の行列が出発するところからがおもしろい。
出発後は、御殿様・蒔坂左京大夫(まいさかさきょうのだいぶ)に
焦点があたります。
無役の旗本で、石高は7500石。決して多くないけれど
大名と同等に扱われる交代寄合表御礼衆という、なんとも絶妙な設定。
偉いの?偉くないの?というごちゃついた格付けにより、
宿場町での他家とのはちあわせ(差し合いと言う)なども起きて
おもしろい。
江戸時代末期、平和が長らく続いた時代の、
「家臣たちにとっての神秘」としての御殿様のつらさが、
なんとも切ない。
後見役による御家騒動の企みもあり、
道中ならではのトラブルや出会いやら、上下巻ずーっとおもしろい。
浅田次郎は、良い!良いね!!!
そして、何よりも素晴らしいのが表紙です。
山口晃画伯の描き下ろし!!!
中山道の宿場町のあちこちで起きた
道中のアレコレが、美しい線とチャーミングな表現で描かれています。
小説を読んでから表紙を見ると、最高に楽しいじゃん!!
すごいサービス!!!
ちなみに文庫版になると、上下と、右端が、結構
トリミングされちゃってます。
フチなし左端合わせで使いたかったんでしょうね
しょうがないですね、
いや、しょうがなくないだろ!!!
下仁田ネギが切れてるじゃん!
母上も切れてるじゃん!!!
星空も見えないじゃん!!!
なんじゃそりゃあ!!!!ふざけんな!!!!