『ポースケ』
津村記久子
『ポトスライムの舟』の5年後の世界。
前作の主人公ナガセはちょっと出てくるけれど、
今作の主人公というか舞台となるのはヨシカが開いた
カフェ・ハタナカ。
カフェの常連さんや従業員、その娘など、
ちょっと関係のある人々の物語。
相変わらず、それなりにまっすぐ生きて、それなりに働いて
(いや、だいぶ真面目に働いてると思うよ!それなりなのは
給料だと思う!誰かなんとかしてくれ!)、
それなりに疲れちゃってる人々。
ディテールが最高にうまい。
胸にぐさぐさくる。
あと小ネタも良いよね!
語学が趣味の竹井さんがエスペラント語を学んでて、
いつかパスポルタ・セルボに行きたいと。
世界中のエスペランティスト(って単語があるのか)による
宿泊可能な家らしい。
なんだそれ笑
ついでに、竹井さんは前職のトラウマに悩まされていて、
すぐ思い出して辛くなっちゃうから、
頭なんかいらない、「首から下だけで生活したい」と考える。
なんだそれ!
彼女たちのつらつらと考える思考の表現が、最高に良い。
『ポトスライムの舟』の姉妹作品ではあるけれど、
『現代生活独習ノート』や『この世にたやすい仕事はない』の方が近いイメージ。
タイトルの「ポースケ」もなんだそれ笑と思ったら、
ちゃんと意味もあるし、意義もあった。
素晴らしいよね!
津村記久子
『ポトスライムの舟』の5年後の世界。
前作の主人公ナガセはちょっと出てくるけれど、
今作の主人公というか舞台となるのはヨシカが開いた
カフェ・ハタナカ。
カフェの常連さんや従業員、その娘など、
ちょっと関係のある人々の物語。
相変わらず、それなりにまっすぐ生きて、それなりに働いて
(いや、だいぶ真面目に働いてると思うよ!それなりなのは
給料だと思う!誰かなんとかしてくれ!)、
それなりに疲れちゃってる人々。
ディテールが最高にうまい。
胸にぐさぐさくる。
あと小ネタも良いよね!
語学が趣味の竹井さんがエスペラント語を学んでて、
いつかパスポルタ・セルボに行きたいと。
世界中のエスペランティスト(って単語があるのか)による
宿泊可能な家らしい。
なんだそれ笑
ついでに、竹井さんは前職のトラウマに悩まされていて、
すぐ思い出して辛くなっちゃうから、
頭なんかいらない、「首から下だけで生活したい」と考える。
なんだそれ!
彼女たちのつらつらと考える思考の表現が、最高に良い。
『ポトスライムの舟』の姉妹作品ではあるけれど、
『現代生活独習ノート』や『この世にたやすい仕事はない』の方が近いイメージ。
タイトルの「ポースケ」もなんだそれ笑と思ったら、
ちゃんと意味もあるし、意義もあった。
素晴らしいよね!