今日衆議院予算委員会での斑目委員長の話を聞いてがっかりした。
斑目さんは責任感がまったくない。
スピーディーは、正確ではないといった発言もしていて、避難は従来どおりの同心円状で処理すべきだと言う意味の話をしている。
このことが、どれほど飯舘村等の住民に心痛をもたらしたか、理解していないのだろうか。
なるほど、菅前首相がヘリコプター内で斑目氏に、私の言う質問だけ答えればよい、と怒ったのもなんとなく想像できるような気がする。
これと関連して、28日に福島原発事故独立検証委員会(民間)がまとめた報告書で、菅前首相のことをかなり批判的に取り扱っていたが、私は、その評価に疑問を感じている。
かなり分厚い報告書で、我々はその詳細を知ることは出来ないが、報道される範囲を聞くだけでも様々なことが想像できるので、考えてみた。
確かに菅前首相はバッテリーの大きさまで報告を求めたり、自分で何でもしようとしたりして、非常事態において、全体を統括指揮する司令官として、ふさわしくない行いも多く、混乱や萎縮をもたらせたようだ。
この点は報告書の指摘する通りなのだろう。
しかし、評価するには、事の軽重で評価すべきであって、並列で横並びの価値で評価して総合点で、失格と決め付けるのは誤りだと思っている。
単純化して、あの緊急事態で、原子力安全・保安院は機能しておらず、東電は情報を上げてこず、原子力安全委員会は委員長が関係者を招集して責任を果たすという姿勢も見えない。
このような状態で、何が出来たというのだろう。
多分斑目氏が全電源喪失に関して、電源回復を最優先という助言か東電が要求により、電源車やバッテリーの手配になったのだろう。
当時現場も電源が切れて、照明も限られ詳細な状況の把握が出来ず、出来ることと言えば、電源の回復のため全力を挙げて欲しいと言うことであったのだろう。
電源車が来ても口金が合わないためにあきらめたと言うが、口金の問題は、コンセントを使用せず、ケーブルで直結すれば可能ではなかったのか疑問に思う。
その後、東電が全員退避を申し出た。
このとき、全員退避を実施していたら、今の日本はどのようになっていただろう。
考えるだけでも恐ろしい。
それを阻止したと言う一点だけをとっても、その意味は計り知れないほど大きいと思う。
ヘリコプターで現地へ飛ぶと言うのも、後日非難されるのを承知で飛んだ、決断は正解であった。
所長との意思疎通が出来、決死隊を編成しますと言わしめたのだ。
その後も、東電からの情報は乏しかったようだ。
菅前首相が東電に乗り込んで、統合本部を作ったことを、関係者は非常に重要な意味があったと言う意味のことを証言していた。
それ以降、対策が順調に進みだしたのだ。
今回の調査に東電が参加していないことを見ても、東電の体質的問題の深さが推測できる。
国の原子力安全・保安院は、事故が起きると真っ先に現場事務所から避難したため、適切な情報を上げていなかった。
日本の原子力安全委員会が、どれだけ有効な提言をし、外国の英知も借り未曾有の緊急事態に立ち向かおうとしたのか。
アメリカ側の証言では、アメリカが航空機や空母からの調査で放射性物質が検出され、最悪の緊急事態が発生している可能性があることを察知し、日本側の関係機関と何度も連絡を取ったが、原子力安全委員会は、自国で事態を掌握しているので、心配不要と言う意味の事を告げたと言う。
こうした官邸の取り巻き連中の中で、官邸は報告書にあるように、泥縄の対策を打っていったと想像できるのである。
このような事態の成り行きや、周囲の状況を考慮すると、評価する時に事の軽重を抜きにした評価はありえないと思う。
その意味で、評価者の感覚も問われるのではないかと思う。
斑目さんは責任感がまったくない。
スピーディーは、正確ではないといった発言もしていて、避難は従来どおりの同心円状で処理すべきだと言う意味の話をしている。
このことが、どれほど飯舘村等の住民に心痛をもたらしたか、理解していないのだろうか。
なるほど、菅前首相がヘリコプター内で斑目氏に、私の言う質問だけ答えればよい、と怒ったのもなんとなく想像できるような気がする。
これと関連して、28日に福島原発事故独立検証委員会(民間)がまとめた報告書で、菅前首相のことをかなり批判的に取り扱っていたが、私は、その評価に疑問を感じている。
かなり分厚い報告書で、我々はその詳細を知ることは出来ないが、報道される範囲を聞くだけでも様々なことが想像できるので、考えてみた。
確かに菅前首相はバッテリーの大きさまで報告を求めたり、自分で何でもしようとしたりして、非常事態において、全体を統括指揮する司令官として、ふさわしくない行いも多く、混乱や萎縮をもたらせたようだ。
この点は報告書の指摘する通りなのだろう。
しかし、評価するには、事の軽重で評価すべきであって、並列で横並びの価値で評価して総合点で、失格と決め付けるのは誤りだと思っている。
単純化して、あの緊急事態で、原子力安全・保安院は機能しておらず、東電は情報を上げてこず、原子力安全委員会は委員長が関係者を招集して責任を果たすという姿勢も見えない。
このような状態で、何が出来たというのだろう。
多分斑目氏が全電源喪失に関して、電源回復を最優先という助言か東電が要求により、電源車やバッテリーの手配になったのだろう。
当時現場も電源が切れて、照明も限られ詳細な状況の把握が出来ず、出来ることと言えば、電源の回復のため全力を挙げて欲しいと言うことであったのだろう。
電源車が来ても口金が合わないためにあきらめたと言うが、口金の問題は、コンセントを使用せず、ケーブルで直結すれば可能ではなかったのか疑問に思う。
その後、東電が全員退避を申し出た。
このとき、全員退避を実施していたら、今の日本はどのようになっていただろう。
考えるだけでも恐ろしい。
それを阻止したと言う一点だけをとっても、その意味は計り知れないほど大きいと思う。
ヘリコプターで現地へ飛ぶと言うのも、後日非難されるのを承知で飛んだ、決断は正解であった。
所長との意思疎通が出来、決死隊を編成しますと言わしめたのだ。
その後も、東電からの情報は乏しかったようだ。
菅前首相が東電に乗り込んで、統合本部を作ったことを、関係者は非常に重要な意味があったと言う意味のことを証言していた。
それ以降、対策が順調に進みだしたのだ。
今回の調査に東電が参加していないことを見ても、東電の体質的問題の深さが推測できる。
国の原子力安全・保安院は、事故が起きると真っ先に現場事務所から避難したため、適切な情報を上げていなかった。
日本の原子力安全委員会が、どれだけ有効な提言をし、外国の英知も借り未曾有の緊急事態に立ち向かおうとしたのか。
アメリカ側の証言では、アメリカが航空機や空母からの調査で放射性物質が検出され、最悪の緊急事態が発生している可能性があることを察知し、日本側の関係機関と何度も連絡を取ったが、原子力安全委員会は、自国で事態を掌握しているので、心配不要と言う意味の事を告げたと言う。
こうした官邸の取り巻き連中の中で、官邸は報告書にあるように、泥縄の対策を打っていったと想像できるのである。
このような事態の成り行きや、周囲の状況を考慮すると、評価する時に事の軽重を抜きにした評価はありえないと思う。
その意味で、評価者の感覚も問われるのではないかと思う。