散歩者goo 

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向学心と私

2018年03月17日 11時47分23秒 | エッセイ &余談 ・短感・片言雑事
以下も議論の部屋への投稿文書であるが、私的なことが中心の独白的一文であり、議論の部屋では非常に的外れな投稿と思っている。
しかし投稿者への返信という形をとっているので、議論の部屋の一般読者に即目に留まることは二と思うので、お許し願いたい。
これも、私的記録として残すためこのブログに投稿する。


つまらぬ私事で、返信しています。
時間が無ければ、読むだけ時間の無駄になるかもしれませんのでパスしてください。
ついでに誤解されるといけないので、念のため自己弁護しておきますが、私は粘着質ではなく、普段はずぼらで適当な人間です。
(読み返すと、自慢話的なことが多く、自ら否定しているコンプレックスの裏返しの様にも見え、いかがなものかと自省中ですが、そのまま出します。)

もう打ち止めのつもりでしたが、おほめいただいた冒頭の「向学心」に多少引っかかったので、最後に一言感想を申します。
向学心をほめることは、言下に知的上位の者が下位の者をほめるニュアンスがあるように見えます。(教師が生徒をほめるといった感じ。)
私は先のコメントの自己紹介で、学歴もないので入門書を読んだ旨の説明をしました。
実は、専門の科学技術でも、趣味の考古学や古代史や現代美術や最近は哲学関係でも、専門書や論文集
を読んでいました。
技術者時代は、仕事上のクレーム研究の為最先端の技術文書も読み、公立の技術研究所に行き教えを請いましたし、大卒の部下達の設計をチェックしたり、一緒に考えたりしていました。
その間に学歴コンプレックスから夜間大学の技術系短期大学に行きましたが、そこで大学の学び方の本質が分かり、どんな分野でも自分で本を読んで研究すれば専門家になれると確信したのです。
同時に、部下は全員大卒で彼らの能力が、私と変わらないか低いことが分かりました。(科学技術の場合は文科系と違い、技術力や科学知識・思考力の有無や正解か誤りかではっきりと結果に出るし、更に製品化や実験をすれば結果がでる。文科系の様にそういう見方もあるとかという事はほとんどなく、手法が違っても結論は同じになる。)
その結果、知的に少し上のレベルの本も読むようになると、しばらくすると、そうした本も問題なく理解できるようになりました。
古代史考古学については、講演会後学術的問題で大学教授や学芸員とも話していました。
現代美術に関しては、日常的に作家や学芸員と、話を聞くだけではなく、たまに意見交換もしております。
こうした話は、学歴コンプレックスを持っている者の自慢話に聞こえるので書くのは嫌なんですが、あえて書くのは、私は興味があるから首を突っ込み勉強しているに過ぎないということを強調したかったからです。
しかし、若い時はコンプレックスからくる教養へのあこがれで本当に、入門書を読んでいましたが、中年以降は教養主義も消え、面白いから読むという方向に変化しました。
そうした中で、疑問があるから専門家に聞いたり専門家と対話したりしているのです。
それに専門家や教授と言えども、専門外に関しては素人の場合が多く、誤った認識や古い情報を持っておられる場合が多いのです。
特に芸術分野の専門家や先生方には、そういう傾向が多く見られます。
例えば、美術の先生が、技術的なこととか、栄養学や運動のことに関し知識が無かったりすることは普通ですし、現代美術関係で余り近現代哲学的思考を持っておられない方も多いのかもしれません。(技法や様式のみ現代美術で、そのコンセプトとその背景にある本質や美術史的な流れの中での位置づけを考えていない。)
日本人は教授や先生は、全人格的に万能と思い込みがちですが、専門家はあくまでその分野だけの専門家で会って、それ以外の分野では多くの方が素人です。(無論それ以外の分野でも専門家として活躍する多彩な方もおられることも知っていますし、私の知る範囲でも何人もいます。)
一般的な議論をするときには、カルトや反知性的な思考停止している人を除いて、すべて対等の立場で話すべきと思います。
無論そうした中で、専門家と言われる議題の論点に関し知識経験豊富な人の意見は、尊重されていいと思います。
しかし、議論の場では専門家の意見が絶対ではないと思いますが、その前提として議論は合理的理性的かつ少数意見も尊重して進められる必要があるでしょう。(裁判員裁判を施行した理由と相似)

以上、私的な自慢話や、自己流の言説を長々と書きました。
〇〇さんと充実した対話が出来て感謝しております。
議論不足のある点は同意しますが、これ以上長く続けても時間がかかるのでやめます。
私はブログでも勝手に無秩序に発信していますが、対話形式で議論する面白さに改めて気付きました。(セミナーは指導者がいる中での対話になり、意味が違う。弁証法)
又、今後別の問題でも新しい対話できれば面白いと思います。


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