昨日神戸元町の「さくらみかふぇ」でのイベント「久保田ひろみmeets久保田ゆみ」(名前は、裕美と書く)に行った。(主催 :くりえいとPEN)
はじめての場所で、エレベーターで雑居ビルの三階に上がると「さくらみかふぇ」だった。
後でオーナーから話を聴くと、音楽ライブを中心に、様々な催し物をしていた。
そもそも、音楽とライブペイントの組み合わせでどんなイベントになるのか、見てみたかった。
それに同姓同名のジョイントライブというのも面白い。
画家の久保田さんが、今度はどんな作品を書くのかも興味あった。
しかし、ジョイントライブは、想像していたよりはるかに面白かった。
そこには、音楽の力も大きいし、偶然がいくつも重なっていてライブを盛り上げたようだ。
会場はカウンター席と一つの大きな両端が半円形の長テーブル席あった。
見知らぬ若い人ばかりで、壁面で書いていた久保田ゆみさんだけが顔見知りだった。
始めは随分緊張した。
そのうち、改めて紹介が始まった。
その話の中で、少し前まで面識のなかった、漢字で同姓同名の人が同じ時にこの場所に3人いたということで、もう一人来るかもしれないという話だった。
それ以外の同姓同名の人ともコンタクトがあったというが、それだけでも面白い。
画家の久保田さんからは、昼から描いてきた壁一面に描かれた絵巻物風の作品の話の説明があった。
画家の久保田さんは客からいろいろなお題(例へび・かめ・馬・・・)をもらって、大きな壁面に即興で物語を書いていく、そしてフルート奏者の久保田さんは、お客さんから音(例ド・ソ#・・・)をもらって、即興演奏をするのだ。
絵を描きながら、30分ごとに演奏があるという感じであった。
壁面に描く速度はいつもながら速いし、よくもまあ即興で絵を描き、物語を構成できるなと感心させられた。
絵はお昼から書き始め、演奏の合間に毎回お題をいくつももらい、物語を関連させながら書いていて、10m近い壁面は、もうかなり埋まっていた。
演奏が又すごかった。
フルート奏者の久保田さんは、お客からもらったいくつかの音を基本に、即興のジャズを演奏した。
スタンダードジャズではない、即興演奏である。
曲の乗りもいい。
演奏が始まると感覚的に10分以上セッションが続いていたように思う。
シカゴで何度か友人たちと一緒にジャズバーに行ったが、そのときの乗りを思い起こさせた。
最初は、フルートがメインでピアノとピアニカ(鍵盤つきハーモニカ)が伴奏かなと思った。
変な女性トリオだと思った。
ところが、フルート以外は全て飛び入りということを知った。
実際には、ドラムはないけれど、箱を叩いてパーカッション代わりにしていた男性も演奏に加わっていた。
しばらくすると、曲の途中でフルートの演奏を受けて、メインでピアニカを演奏しだした。
すばらしい演奏だった。
後でフルートの久保田さんから聞いた話によると、ピアニカの人は作曲家でもあり、フルートの久保田さんも参加するバンドのリーダーだというのだ。
フルートの久保田さんは、ふだんはクラシック音楽を演奏していて、クラシックもジャズもどちらも好きということだった。
会場内の席数は20人程度?で、随時入れ替わりながら十数名程度お客がいた。
私が帰ろうと、思って画家の久保田さんと少し立ち話をしていたら、カウンターに座っていた女性2人連れの人も、立ち話しに加わり、その一人が、現代作家の春成こみちさんと分った。
春成さんは3月5日から大阪市西区京町堀1-13-2藤原ビル5Fの「2kw」(うつぼ公園北)で個展を開くということで案内をいただいた。
昨日の、音楽と絵画のイベントは、盛り上がった楽しい催しとなった。
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