
今日は、転居前の自治体の役所に用事があったので、久しぶりに古巣である、元、自分が勤務していた緩和ケア病棟に顔を出しました。
退職して相当経つというのに、持って帰ることができていないものがあったというのもあって、病棟を訪問しました。
病棟のスタッフに会うつもりはありませんでした。
病棟に入らずに用事を済まそうと思っていました。
どうも、古巣に対するイメージが…。
温かいものもあれば、鋭い棘が心の中心部をぐっさりと刺してえぐられるようなイメージもありまして…。
病棟に入ること自体が怖かったというのが自分の感覚でした。
今の自分をしっかりと育てていただいた場所だというのに、なんて残念なことなんでしょう。
自分の中では、どうしてもトラウマのような感じの場面が、人が…、忘れられず、病院に近づけば近づくほど、病棟に行こうかどうか、とても迷いました。
たまたま。
駐車場に車を止めようとしたら、私がかつて所属していた部署とは違った部署の上司に出会いました。
上司は目を細めて私を歓迎してくれました。
「ひかれるかと思ったでー」と冗談まで行ってくれて。
そして、ほんの少しの間でしたが、他愛もない内容でしたが、お話をする時間をいただきました。
本当に嬉しかったです。
これで、少し、勇気がでた私。
古巣である緩和ケア病棟に足を踏み入れました。
ドアをくぐった途端、緊張しました。
古巣の環境は変わっていませんでした。
日勤のメンバーと久しぶりだねーなんていいながら少しお話をしながら、感じたことがありました。
私は、もう、ここのスタッフじゃない。
当たり前のことですけどね。
でも、何か、後ろ髪をひかれるようなものが常にあったのですが、何か、ぷつんと切れたものがありました。
切れたという表現はあまりいい言い方ではないかもしれません。
完全に切れることはないにせよ…。
自分の中の、どこかが…、ぷつんと切れました。
ここには大切な意味があるような気がしました。
古巣の景色の中にある、痛いものに触れたから、というのも大きな要因でした。
やっぱり、私、ちっとも成長していないじゃないの。
そんな気持ちと。
そこんところとしっかりと決別すべきタイミングだったんじゃないの。
そんな気持ちがあります。
結論としましては。
あまり、痛い部分まで過去を振り向かないようにしようと思いました。
これから、自分に用意されている「道」を前を向いて歩んでいこうと思いました。
ああ。
他愛もない内容でした。
すみません。

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