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宮本輝 著
全9巻・「流転の海」 の 最終巻。
宮本氏が37年かけて書き綴った渾身の作品を何ヵ月かで読み上げるわが身のゴーマンさを思う。
著者の父・松坂熊吾の生涯を描いている。
明治生まれの男が激動の明治大正昭和と生き抜き
71歳で亡くなる。
最期の有り様はかなり衝撃的で つらいが
令和の今とは違うのだから~~と。
よく他人の面倒をみる方だなあ~~ と。現代では、あまりいない、タイプ。
此の第9巻は 3日かけて読んだ。
かなりコーフン没頭して読んだ。
著者はまだ大学生だが(父が逝去の時)
この先、母親とどのように生きていくのだろうか。
母親・房江のこれからが気になる。