SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

うちの犬の最高のショット

2015-06-10 23:58:56 | 犬のおはなし
今朝の散歩の時のこと。前方に小型のカートを押して歩く年配の男性の姿が見えました。
私たちの姿をちらっと見たその人は、立ち止まって私たちを待っていました。

「あ、あの人知ってる。」「前によく公園で会った人だよ。」

最初「あれ?誰か知ってる人だったっけ?」と思いながら近づいていくと、確かに公園の犬仲間の方でした。
カートの中には見慣れた小型犬が丸くなって座っていました。

「うちのガーリーだよ。覚えてる?」
「もちろん!覚えてますとも。」
「この子はもう目も見えなくなって、リードを着けて散歩することもできなくなったんだ。」

17歳になったガーリーちゃん、白内障で目が見えなくなり、自力の散歩も辛くなって来たので
毎日朝夕こうしてカートで散歩に出かけているそうです。

これは2009年8月のガーリーちゃん。

「パパ~、クッキーください。」

穏やかで人懐こくて食いしん坊のガーリーちゃんはとても可愛らしい子です。
公園には年配の飼い主さんと、その小型犬たちの小さな社交クラブがあって、
いつも決まった時間に公園のベンチでおしゃべりしつつ、犬たちを遊ばせていました。
私は時々声をかけて写真を撮らせてもらっては、印刷して差し上げていたものでした。

これは2007年のハロウィーンパーティーのホットドッグガーリーちゃん。


飼い主さん、今朝お話をした時「君が撮ってくれた写真はうちの犬の最高のショットだよ。額に入れて飾ってあるよ。」
あ~ダメですよ、ちょっと泣きそうになっちゃったじゃないですか。
「ガーリーはこんな風にケアしてもらって、とってもラッキーでハッピーな子ですね。」と言ったら
少しホッとされたような顔で微笑んでいらっしゃいました。

ニヤはカートの中のガーリーちゃんを覗きこんでスンスン匂いをかいでいました。

「ガーリーもちょっとスンスンし返したのよ。」

「おー、ガーリーに挨拶してくれるのかい。いい子だねえ。」と褒めてもらっていましたよ。


「ガーリー、駆けっこできないのかな。」

ガーリーちゃんはニコと違っておっとりさんだから、昔から駆けっこして遊ぶタイプじゃないけどね。
おうちの中では歩いているし、トイレも自力で出来るのだと聞いて少し安心しました。

以前にも写真を差し上げた飼い主さん達から「うちの犬の今まででいちばん可愛い写真」と言っていただいたことがあります。
技術的には拙いものなんですが、犬への愛だけは込もっている写真だからね(笑)
私のささやかなブログのために手探りで撮ってきた写真がほんの少しでも誰かの気持ちを明るくしたなら
本当に嬉しいなあと心の底から思います。そしてまた気持ちを込めて写真を撮ろうと再確認。

ガーリーちゃんと飼い主さんの穏やかな時間が少しでも長く続きますように心からお祈りします。


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コメント (3)
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