いや〜、昨日のうちに書こうと思っていたのにすっかり遅くなってしまいました。
サボったわけじゃないんですよ。
gooブログのメンテナンスで12時間ブログ閲覧ができない状態になっていたのですが
予定の時間が過ぎたので、アクセスしてブログを書こうと思ったら管理画面に入れなかったんです。
「ありゃりゃ仕方ないな」と翌朝もう一度アクセスしてみたら、今度はまた閲覧もできなくなってた!
メンテナンスの影響でなにやらトラブルがあったようで、結局24時間以上アクセス不能でした。
ご迷惑をおかけした皆様、失礼いたしました......とgooさんに代わってお詫び。

「おかーさん、それより本題本題。」
はい。犬の避妊去勢処置。悩ましい問題ですね。
(LAは条例で避妊去勢がほぼ義務付けられているし、保護犬であるニコニヤは
避妊手術しなければ譲渡できないので、うちには悩む余地はなかったのですが。)
犬の避妊去勢処置と健康の関連について、様々な情報が発表されるにつれ
「するべきか、しないべきか」「もう手術したけど、良かったのか?」など悩まれている方も多いかと思います。
dog actuallyの記事「犬の避妊去勢、いろんな角度から」でも触れていますが
避妊去勢手術をしたことと、特定の疾患との関連はあくまでも統計とそこからの推察であって
今のところ証明されているものではありません。
避妊手術済みの雌犬の尿漏れトラブルなどはサンプル数もとても多く、まず間違いなく手術の影響と考えられますが
関節炎やガンに関しては、犬の出自(きちんとしたブリーダー出身か、パピーミル生まれか)なども関わってくるし
生後半年以前に避妊去勢手術する飼い主、成犬になってかなり経ってから手術する飼い主、
これらの飼い主の間の所得や学歴などの統計を取ると、ある種の傾向が見えて来る可能性もあります。
あくまでアメリカでの場合ですが、避妊去勢手術をしている飼い主層はしていない層に比べて所得や学歴が高い傾向があるそうです。
これはアメリカでは避妊去勢手術が「常識ある行動」として定着しているからという背景があります。
良い悪いの話ではなく、そういう社会的背景があって、統計としての数字が出ているということです。
所得や学歴が違えば、犬の医療や食餌にかける金額にも違いが出てくる可能性が高い。
そうなると当然健康に関しても違う傾向が発生するでしょう。
これらは全部、統計に基づく「可能性」や「傾向」の話です。
つまり避妊去勢手術の有無と健康状態の関連について、その2つだけで統計を取って
何かを証明することは不可能だということです。

「ふーん。それ、おかーさんが考えたの?」
いんや違う。The SkeptVetってブログを書いてるアメリカの獣医さんの受け売り。
Skeptical(疑い深い)って言葉とVet(獣医)をくっつけてブログタイトルにしてるだけあって
発表されたリサーチや統計に対して「ちょっと待って」と違う角度の見方で考え直してみるというブログ。
すごく面白いので、英語でもいいよという方はご一読をお勧め。
話を戻しますと、避妊去勢手術とある種の疾患の関連についての統計の多くはアメリカでのデータですが
社会背景の違う日本では、また違う傾向が出る可能性もあるわけです。
ですから「アメリカの有名大学でこんな発表がされているから、避妊去勢は良くない(または良い)」と
結論を出すのは「ちょっと待って」ということ。
犬種ごとの疾患に関しても、人気犬種で乱繁殖が横行している場合、確実に避妊去勢手術以外の要素となります。
私は決して「統計で健康との関連が発表されているけれど、そんなの信用できないから手術しましょう」なんて言っているのではありません。
統計の数字はやはり参考にするべきものですし、避妊去勢手術は性ホルモンの分泌ができない状態にするわけですから
健康になんらかの影響があるのは当然と言えます。
これから愛犬の避妊去勢をどうしようかと考えている方は、手術をすることで出るかもしれない疾患と
避けられる疾患のメリットデメリットを冷静に(ここポイント)判断して頂きたいし
もう避妊去勢手術をした方は「病気のリスクを高くしてしまったかも」と悩まないで頂きたいです。
本当は、dog actuallyで紹介したような手術以外の方法も検討できるようになれば更に良いと思うのですが
残念ながら、日本ではまだ睾丸への注射の方法やオス犬へのインプラントは認可されていないようですね。
メス犬にホルモン剤を経口投与またはインプラントする避妊法(人間の避妊ピルと同じ仕組みですね)は
日本でも行われているようですが、長期的に服用しないといけないため副作用の問題も大きいようです。

「なんかやたら長いし全然おもしろくないんだけど。」
あ、やっぱり?
しかもね、これまだ前置きなのよ。申し訳ないけれど明日に続きます。
メス犬の避妊手術の後、かなり高い確率で起こる尿漏れトラブル。
うちはカボチャの種を食べさせていましたが、年令とともにもうちょっと強いものにして
今はこれに落ち着いています。

パンプキンシードオイルのサプリメント
アマゾンでも購入できます。
でも尿漏れがかなり多くて、本犬も飼い主さんもストレスや負担が大きい場合には
かかりつけの獣医さんに相談してプロインなどの処方薬を試してみるのも良いかと思います。
あまりに劇的に効くので、うちは「もうちょっと弱いものでいいかな」と服用を止めたのですが
尿漏れがもたらすデメリットが大きすぎるなら、薬で対処して明るく暮らせる方が良いと思うので。
では、明日また引き続き「避妊去勢を考え」てまいります。
人気ブログランキングへ
サボったわけじゃないんですよ。
gooブログのメンテナンスで12時間ブログ閲覧ができない状態になっていたのですが
予定の時間が過ぎたので、アクセスしてブログを書こうと思ったら管理画面に入れなかったんです。
「ありゃりゃ仕方ないな」と翌朝もう一度アクセスしてみたら、今度はまた閲覧もできなくなってた!
メンテナンスの影響でなにやらトラブルがあったようで、結局24時間以上アクセス不能でした。
ご迷惑をおかけした皆様、失礼いたしました......とgooさんに代わってお詫び。

「おかーさん、それより本題本題。」
はい。犬の避妊去勢処置。悩ましい問題ですね。
(LAは条例で避妊去勢がほぼ義務付けられているし、保護犬であるニコニヤは
避妊手術しなければ譲渡できないので、うちには悩む余地はなかったのですが。)
犬の避妊去勢処置と健康の関連について、様々な情報が発表されるにつれ
「するべきか、しないべきか」「もう手術したけど、良かったのか?」など悩まれている方も多いかと思います。
dog actuallyの記事「犬の避妊去勢、いろんな角度から」でも触れていますが
避妊去勢手術をしたことと、特定の疾患との関連はあくまでも統計とそこからの推察であって
今のところ証明されているものではありません。
避妊手術済みの雌犬の尿漏れトラブルなどはサンプル数もとても多く、まず間違いなく手術の影響と考えられますが
関節炎やガンに関しては、犬の出自(きちんとしたブリーダー出身か、パピーミル生まれか)なども関わってくるし
生後半年以前に避妊去勢手術する飼い主、成犬になってかなり経ってから手術する飼い主、
これらの飼い主の間の所得や学歴などの統計を取ると、ある種の傾向が見えて来る可能性もあります。
あくまでアメリカでの場合ですが、避妊去勢手術をしている飼い主層はしていない層に比べて所得や学歴が高い傾向があるそうです。
これはアメリカでは避妊去勢手術が「常識ある行動」として定着しているからという背景があります。
良い悪いの話ではなく、そういう社会的背景があって、統計としての数字が出ているということです。
所得や学歴が違えば、犬の医療や食餌にかける金額にも違いが出てくる可能性が高い。
そうなると当然健康に関しても違う傾向が発生するでしょう。
これらは全部、統計に基づく「可能性」や「傾向」の話です。
つまり避妊去勢手術の有無と健康状態の関連について、その2つだけで統計を取って
何かを証明することは不可能だということです。

「ふーん。それ、おかーさんが考えたの?」
いんや違う。The SkeptVetってブログを書いてるアメリカの獣医さんの受け売り。
Skeptical(疑い深い)って言葉とVet(獣医)をくっつけてブログタイトルにしてるだけあって
発表されたリサーチや統計に対して「ちょっと待って」と違う角度の見方で考え直してみるというブログ。
すごく面白いので、英語でもいいよという方はご一読をお勧め。
話を戻しますと、避妊去勢手術とある種の疾患の関連についての統計の多くはアメリカでのデータですが
社会背景の違う日本では、また違う傾向が出る可能性もあるわけです。
ですから「アメリカの有名大学でこんな発表がされているから、避妊去勢は良くない(または良い)」と
結論を出すのは「ちょっと待って」ということ。
犬種ごとの疾患に関しても、人気犬種で乱繁殖が横行している場合、確実に避妊去勢手術以外の要素となります。
私は決して「統計で健康との関連が発表されているけれど、そんなの信用できないから手術しましょう」なんて言っているのではありません。
統計の数字はやはり参考にするべきものですし、避妊去勢手術は性ホルモンの分泌ができない状態にするわけですから
健康になんらかの影響があるのは当然と言えます。
これから愛犬の避妊去勢をどうしようかと考えている方は、手術をすることで出るかもしれない疾患と
避けられる疾患のメリットデメリットを冷静に(ここポイント)判断して頂きたいし
もう避妊去勢手術をした方は「病気のリスクを高くしてしまったかも」と悩まないで頂きたいです。
本当は、dog actuallyで紹介したような手術以外の方法も検討できるようになれば更に良いと思うのですが
残念ながら、日本ではまだ睾丸への注射の方法やオス犬へのインプラントは認可されていないようですね。
メス犬にホルモン剤を経口投与またはインプラントする避妊法(人間の避妊ピルと同じ仕組みですね)は
日本でも行われているようですが、長期的に服用しないといけないため副作用の問題も大きいようです。

「なんかやたら長いし全然おもしろくないんだけど。」
あ、やっぱり?
しかもね、これまだ前置きなのよ。申し訳ないけれど明日に続きます。
メス犬の避妊手術の後、かなり高い確率で起こる尿漏れトラブル。
うちはカボチャの種を食べさせていましたが、年令とともにもうちょっと強いものにして
今はこれに落ち着いています。

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Now Foods |
でも尿漏れがかなり多くて、本犬も飼い主さんもストレスや負担が大きい場合には
かかりつけの獣医さんに相談してプロインなどの処方薬を試してみるのも良いかと思います。
あまりに劇的に効くので、うちは「もうちょっと弱いものでいいかな」と服用を止めたのですが
尿漏れがもたらすデメリットが大きすぎるなら、薬で対処して明るく暮らせる方が良いと思うので。
では、明日また引き続き「避妊去勢を考え」てまいります。