【はじめに】
毎年恒例ハロウィンかぼちゃ重さ当てクイズ実施中。
詳細とご参加はこちらから!
締め切りは10月25日付の記事がアップされるまで! 皆さんの参加をお待ちしています~!
**********************************************
日本語のメディアでもあちこちで紹介されているので、目にされた方も多いかと思いますが
カナダのケベック州最大の都市モントリオールでピットブルの飼育を禁止する条例が発布されました。
「なんだよそれ、また犬種差別か?」
この件はもう何週間も前から話題になっていて、私のツイッターやFacebookのタイムラインは
ピットブル専門の保護団体が発信する反対運動などで埋め尽くされていました。
私ももちろん速攻で反対署名をしたんですが......。
その内容を簡単にまとめますと
今年6月に自宅敷地内でピットブル系と思われる飼い犬による女性の死亡事故
↓
モントリオール市長がピットブルの飼育禁止条例を提案
↓
市議会の投票の結果、9月27日に条例が可決
↓
10月3日から新条例施行。それまでに市の定める要件を満たしていないピットブルは連行殺処分。
↓
モントリオール動物虐待防止協会が、条例は違法であると告訴
↓
条例施行の当日になって裁判所から条例施行の一時停止命令が出される←今ここ
「あ!とりあえず一時停止になったんだ。とりあえずホッ。」
この条例の内容というのがですねえ
「ホンットふざけてるのよ。」
対象になる犬種は
・アメリカンピットブルテリア
・アメリカンスタッフォードシャーテリア
・スタッフォードシャーブルテリア
・これらの犬種のミックス犬
・これらの犬種の外見的特徴を持つ犬
犬種で分けるのも相当バカバカしいんだけど、最後の外見的特徴を持つ犬って何よそれ!?
法律なのにそんな曖昧でわかりにくい、どうとでも解釈できるような定義ってどうなのよ!
すみません。熱くなってしまいました。落ち着きます。
「そうだそうだ。頭が熱くなるとろくなことがないぞ。」
で、市の定める要件というのがこちら。
・飼い主は18歳以上で犯罪歴がないこと
・登録料150ドルを支払って、飼育許可証を受けること
・公共の場に出るときにはマズルガード着用
・外出の際は1.25mのリードを使用
・要件を満たさない場合は、殺処分命令を下す
ピットブルと暮らすだけで、他の犬種よりも必ず150ドル余分にコストがかかるんですよ。
しかも9月27日に可決された法律が10月3日に施行されるという超スピードで
その間に役所に行って許可証発行してもらわないといけないんですね。
聞くところによると、役所のこの許可証の部門というのが1日に2時間しか開いていないとか。
頭熱くなるといけないのはわかってても、怒り心頭になるってもんですよ。
モントリオールの市長や賛成派の市会議員は、こんな嫌がらせみたいなことまでして
ピットたちを殺したいのか?
「まったくだわよ!サイコパスかってーのよ!」
モントリオール動物虐待防止協会は、上記のような定義の曖昧さや
何の落ち度もない、他人が所有する犬を殺処分にすることの違法性を訴えて議会を告訴しています。
そして条例が施行されるはずだった10月3日当日になって、裁判所が条例施行の一時停止命令を出しました。
条例の可決に当たって、議会は一線を越えて踏み込み過ぎているとも述べています。
何はともあれ、現在シェルターで保護されているピットブルたちの殺処分は見送られ
家庭で飼育されているピットたちはマズルの着用の義務はなく、ロングリードも使用できます。
実際に結論が出るまで、これからまだ長い時間がかかると思われますが、なんとか軌道修正が為されて欲しいものです。
モントリオール市長に提出する署名もまだ受付中です。
ピットブル規制条例に反対と思われる方、よかったら下記のリンクから署名のご協力をお願いします。
https://www.change.org/p/montreal-please-reverse-your-decision-to-ban-pit-bulls
もうひとつ
https://www.gopetition.com/petitions/my-montréal-includes-all-dog.html
4年前に書いたものですが、こちらも読んでみてください。
dog actually 特定犬種規制法〜規制すべきは誰なのか?
こちらは最新の犬コラム。ブータン王国のことを書いていますがこのカナダの件と比較して読むと感慨深いです。
ガジェット通信『幸福の国』の犬たち
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日本語のメディアでもあちこちで紹介されているので、目にされた方も多いかと思いますが
カナダのケベック州最大の都市モントリオールでピットブルの飼育を禁止する条例が発布されました。
「なんだよそれ、また犬種差別か?」
この件はもう何週間も前から話題になっていて、私のツイッターやFacebookのタイムラインは
ピットブル専門の保護団体が発信する反対運動などで埋め尽くされていました。
私ももちろん速攻で反対署名をしたんですが......。
その内容を簡単にまとめますと
今年6月に自宅敷地内でピットブル系と思われる飼い犬による女性の死亡事故
↓
モントリオール市長がピットブルの飼育禁止条例を提案
↓
市議会の投票の結果、9月27日に条例が可決
↓
10月3日から新条例施行。それまでに市の定める要件を満たしていないピットブルは連行殺処分。
↓
モントリオール動物虐待防止協会が、条例は違法であると告訴
↓
条例施行の当日になって裁判所から条例施行の一時停止命令が出される←今ここ
「あ!とりあえず一時停止になったんだ。とりあえずホッ。」
この条例の内容というのがですねえ
「ホンットふざけてるのよ。」
対象になる犬種は
・アメリカンピットブルテリア
・アメリカンスタッフォードシャーテリア
・スタッフォードシャーブルテリア
・これらの犬種のミックス犬
・これらの犬種の外見的特徴を持つ犬
犬種で分けるのも相当バカバカしいんだけど、最後の外見的特徴を持つ犬って何よそれ!?
法律なのにそんな曖昧でわかりにくい、どうとでも解釈できるような定義ってどうなのよ!
すみません。熱くなってしまいました。落ち着きます。
「そうだそうだ。頭が熱くなるとろくなことがないぞ。」
で、市の定める要件というのがこちら。
・飼い主は18歳以上で犯罪歴がないこと
・登録料150ドルを支払って、飼育許可証を受けること
・公共の場に出るときにはマズルガード着用
・外出の際は1.25mのリードを使用
・要件を満たさない場合は、殺処分命令を下す
ピットブルと暮らすだけで、他の犬種よりも必ず150ドル余分にコストがかかるんですよ。
しかも9月27日に可決された法律が10月3日に施行されるという超スピードで
その間に役所に行って許可証発行してもらわないといけないんですね。
聞くところによると、役所のこの許可証の部門というのが1日に2時間しか開いていないとか。
頭熱くなるといけないのはわかってても、怒り心頭になるってもんですよ。
モントリオールの市長や賛成派の市会議員は、こんな嫌がらせみたいなことまでして
ピットたちを殺したいのか?
「まったくだわよ!サイコパスかってーのよ!」
モントリオール動物虐待防止協会は、上記のような定義の曖昧さや
何の落ち度もない、他人が所有する犬を殺処分にすることの違法性を訴えて議会を告訴しています。
そして条例が施行されるはずだった10月3日当日になって、裁判所が条例施行の一時停止命令を出しました。
条例の可決に当たって、議会は一線を越えて踏み込み過ぎているとも述べています。
何はともあれ、現在シェルターで保護されているピットブルたちの殺処分は見送られ
家庭で飼育されているピットたちはマズルの着用の義務はなく、ロングリードも使用できます。
実際に結論が出るまで、これからまだ長い時間がかかると思われますが、なんとか軌道修正が為されて欲しいものです。
モントリオール市長に提出する署名もまだ受付中です。
ピットブル規制条例に反対と思われる方、よかったら下記のリンクから署名のご協力をお願いします。
https://www.change.org/p/montreal-please-reverse-your-decision-to-ban-pit-bulls
もうひとつ
https://www.gopetition.com/petitions/my-montréal-includes-all-dog.html
4年前に書いたものですが、こちらも読んでみてください。
dog actually 特定犬種規制法〜規制すべきは誰なのか?
こちらは最新の犬コラム。ブータン王国のことを書いていますがこのカナダの件と比較して読むと感慨深いです。
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