SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

ドッグフード、原材料一覧いろいろ2

2018-08-04 21:12:48 | ドッグフード原材料シリーズ
《はじめに》
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うちはまだ8月4日なので、この記事が一番上にある間はまだ受付中です。

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昨日、半分だけアップしたドッグフードの原材料一覧の後半です。

昨日アップした2つは、日本のメーカーと外資系メーカーの代表的なものとしてピックアップしたんですが
日本のメーカーの他のフードも見ていたら「フェザーミール」というのが含まれているフードもあって
これはかなり驚きました。その名の通り、鶏など家禽の羽を乾燥して粉に挽いたものです。
私、フェザーミールって農作物用の肥料だと認識していたんですよ。

犬にとっては不溶性の食物繊維になるんですが、メーカーはカサ増しのために使ってますよねえ。


「おかーさん、それより今日のごはんのお話!」

ああ、そうね。話がそれたわね。

まずはこちらです。
このフードは普通にペットショップなどで買えるものですが
一般的に手に入りやすいものの中では良心的な原材料だと思います。



材料の一番最初がチキン肉ですね。類とか等という表記がないのも良い点です。
チキンミールは、精肉を取った後に脂を搾って、残った部分を乾燥して挽いたものです。

オートミールはえん麦ですね。クッキーなどに使われるオートミールです。
ラムミールも製法はチキンミールと同じです。

このフード、原材料の最初の2つはチキンですが、その後にオートミール、玄米、大麦、粗挽き米と
穀物がかなり多く含まれているのはチェックしておきましょう。

粗挽き米ってフードの材料によく登場しますが、米を挽いたものではなくて
倉庫などで貯蔵されていた米の底の方に残る、割れて人間用には使えない米です。
そういうのを無駄にしないのは良いことで、食べるのに支障はないんですが
粗挽き米という名称はちょっと偽りありという感じはしますね。

タンパク加水分解物も何のタンパク質かわかりませんね。多分大豆だと思いますが。
3行目のマリーゴールド抽出物というのは、一般にルテインと呼ばれる抗酸化物質です。

この製品もアミノ酸類としてタウリンとメチオニンが添加されています。
タウリンは体内で必須アミノ酸のシステインとメチオニンから合成されるので
必須アミノ酸を含む動物性タンパク質が十分使われていれば、基本的には必要ないものですが
添加されていればメリットもあります。

昨日書くのが漏れていましたが、酸化防止剤のミックストコフェロールというのはビタミンEです。
ローズマリー抽出物も一般的な天然由来の酸化防止剤です。

てんかん発作の持病がある場合、ローズマリーは避けたほうが良いという説もありますが
てんかん発作に危険なのはローズマリーの精油で、一般的にはフードに使われる抽出物や
ローズマリーの葉っぱそのものは安全だと言われています。


このくらいのフードだと説明を書いていてもあんまり辛くなくてスムーズだわ。


「ニコ、このフード食べたことあるよ〜」

そうね、昔おとーさんが買ってきたことがあったわね。


さて、最後です。
これはいわゆるプレミアムフードと呼ばれるタイプのフードです。


原材料一覧が長いですね!

トップに来ているのがターキー生肉というのは良いことです。
ただ、その後にポテト粉、エンドウ豆、ポテトと炭水化物が結構多いことはチェックしておきましょう。

グレインフリーフードは必ずしも低炭水化物と言うわけではないということは覚えておいてくださいね。

8行目の乾燥チコリ根、マリーゴールド、ローズマリーとハーブが続きます。
これは良いことでもあるのですが、ハーブの基本である「5日摂ったら2日休む」が実行しにくいし
フードによっては結構強いハーブが入っていることもあるので
私は個人的にはフードにはハーブが入っていないほうが使いやすいと思っています。

ハーブなら必要な時に必要なだけを自分でプラスしたいなあ、と。

乾燥チコリの根は犬によってはオナラが出やすくなることがあります。

ビタミンやミネラルの長いリストの後に、タウリン、DLメチオニン、Lリジンとアミノ酸が添加されていますね。
タウリンとセットで心臓サポートの成分に挙げられるカルニチンはリジンとメチオニンから体内で合成されます。
このフードは、タウリンが添加されているので、心臓サポート成分が含まれていると言えますね。

下2行に延々と並ぶ難解な名前は乳酸菌や麹菌などのプロバイオティクスです。
これだけ入っていれば万全という気はするのですが、ドライフードは高温処理した食べ物なので
このうちのどのくらいが生きて腸に届くかと言うと、ちょっと疑問な部分はあります。

なのでハーブと同様に、私はプロバイオティクスはフードに配合されているより、独立して与える派です。
一番最後のユッカシジゲラ抽出物というのは、ユッカルート(芋)のエキス。
関節炎の痛みを緩和したり、排泄物のニオイを抑える効果があります。


「プレミアムフードだから、全部が全部正しいというわけじゃないんだ」

そうだね。

プレミアムフードと呼ばれるものは、体に良いと言われる食品が配合されていることが多いけれど
必ずしもフードに入ってることが最良というわけではない場合もあります。

亜麻仁(フラックスシード)などもオメガ3脂肪酸の摂取源として配合されている場合が多いですが
犬は植物性のオメガ3脂肪酸を体内で活性化できない個体も多いので
そういう犬の場合は、フードだけだとオメガ3脂肪酸が不足してしまうこともあります。

でも、人によっては自分でプラスしたり考える手間は取れないという場合もありますし
そこは犬の体調と飼い主さんの事情で選んでください。

こちらも、ご質問などあればコメント欄からどうぞ、



「ごはんの話って、ちっとも美味しそうでも面白くもなかったー!」

だから最初からそう言ったじゃないさ。


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コメント (13)
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