SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

愛犬の食事にハーブを取り入れること、でもどうやって?

2020-05-01 23:28:27 | 食餌・健康
前回はハーブを食事に取り入れる前に、基本的な考え方はこんな風ですよということを書きました。
でもそうは言っても、やっぱり難しそうだし、いきなり3つも買うの?と思われるかもしれません。
そこで、前回言ったこととちょっとずれてしまうのですが、
やっぱり最初はスポット的に「◯◯に効く」という使い方が馴染みやすいかと思います。


「いきなりの前言撤回とか!」

撤回したわけじゃないよ。まずは入門編。

色々使いやすくて、家庭に常備しておくと重宝なのがカモミールティーのティーバッグです。
 
 
カモミールは消化を助け、炎症を鎮める効果があります。
消化不良や吐き気がある時にティーを飲ませたり、ティーバッグの中身を水と少量のハチミツと混ぜて舐めさせたりすると
かなり短時間でスッキリした感じになります(私自身も胃の不調時によくお世話になります)
ニコニヤは芝生などイネ系の尖った草を食べるときは胃の調子が悪いようなのですが
そんな時にはカモミールの出番です。
またお腹を下した時には腸内の炎症を鎮めてくれるので、お粥やヨーグルトにパラパラと振りかけて与えます。
もちろんティーでも構いません。下痢で肛門付近が赤くなっている時にティーでパッティングすると赤みが引きます。
気持ちを落ち着ける効果もあるので、お留守番や病院での診察の後にも良いです。
ただしこれは鎮静剤のように目に見えるようなはっきりしたものではありません。

ティーバッグならスーパーなどでも買えるし、管理が簡単なので初めての方にはティーバッグをお勧めします。
なお、カモミールティーに限らずハーブティーのティーバッグで時々見かけるのが
従来の紙製とは違う、つるんとした感じのピラミッド型のバッグに入ったお洒落なタイプ。
あれはプラスチック製で、大量のマイクロプラスチックが体内に入ってしまうので避けてくださいね。
(2019年、カナダのマギル大学の研究チームによって発表されています。)


「胃が気持ち悪い時は草を食べます。モシャモシャ」

他にハーブのスポット的な使い方と言えば、フィラリア予防薬やワクチン接種の後、何らかの投薬の後に
薬剤を分解する肝臓をサポートするためのハーブを使うというのがあります。
月に一回数日だけ使うというような場合、このような液体のチンキタイプも便利です。
この製品はダンデライオンとマリアアザミブレンドとありますね。
 ダンデライオン(タンポポ)は毎日の食事に加えることもできるマイルドなハーブで
利尿作用や肝臓の強壮作用があります。
マリアアザミ(ミルクシスル)は強力な肝臓の保護強化作用を持つハーブです。
作用が強力なので、長期間続けて使うと肝臓が自ら働く機能を弱くしてしまう恐れがあるので
投薬後などにスポット的に使うのが適しています。
私がドッグフードにマリアアザミやリコリスなど強力なハーブが使われていると「う〜ん」と唸るのはそのためです。

このアニマルズアパスキャリーの液体のハーブチンキは色々な種類がありグリーンドッグでも扱っています。
グリーンドッグさんではカウンセラーの方が電話やメールで的確なアドバイスをしてくださいます。
初めての時には質問したり相談したりしながら購入することを強くお勧めします。

ここで話を前回の「全身の機能をバランス良く整え健康な状態を目指す」ためにハーブを取り入れるに戻しますと
毎日使うものですから、お茶っ葉のような乾燥ハーブが求め易いですね。 こんな感じです。
 生活の木はショッピングセンターなどに店舗があり、製品も高品質で良いと思います。

例えば前回挙げた基本の3種を↑のネトルのように100gずつ買ってブレンドすると300g分できてしまいます。
1回に使うのは小さじ1杯程度ですから300gの乾燥ハーブってなかなか凄い量です。

それなら最初からブレンドされたブレンドハーブを買えば?となるのですが
人間用のブレンドハーブは美味しさを追求して甘みがついていたり
毎日使う向けではないハーブが含まれていたりして、なかなか犬に良いものがありません。

動物向けのハーブではヒルトンハーブというグリーンドッグでも扱っているブランドがありますが
ちょっとびっくりするくらい高いですね😭 

私の一押しは
今までも何度もお勧めしていますが、改めて強力にお勧めします。

ピーティープーさんは、犬向けブレンドハーブという他ではなかなか無い商品を
安心の高品質で販売していらっしゃいます。価格もお手頃で続け易いと思います。
何か気になる問題がある場合には、カウンセリング(初回有料)の後カスタムブレンドもしてもらえます。

人間用はもちろん、小鳥用のハーブもありますので、上のリンクをぜひ覗いてみてください。


「リス向けにはないの?」

さあ、どうだろう。今度家主さんに聞いておくよ。

ハーブの世界は奥が深いです。
本を読んで自分で勉強するも良し、セミナーなどに出席するも良しですね。
そこまでする時間はないなあという方は、専門家のアドバイスを受けての購入をお勧めします。

よく「ハーブは自然のものだから安心」という声を聞きますが、自然だからというのは安心の理由にはなりません。
魚のフグだって自然のものだし、毒のある植物だってたくさんあります。
薬用のハーブでも長期間使うと思わぬ副作用のある種類もあります。
しっかり勉強してからか、専門家に相談してからにしてねというのはこういう理由です。

また長くなってしまいましたが、何かのお役に立てば幸いです。




コメント (6)
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