SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

お肌カサカサ?

2016-06-23 23:51:03 | 食餌・健康
ジャンッ......これはニコの背中

でも残念ながらところどころフケが浮いています。

この数日、ニコの背中にはチョコチョコとフケが浮いていて困惑気味(私が)


「おかーさん何か困ってるの?ごはん食べれないの?」

なんでだろう?フィッシュオイルも亜鉛も与えてるし、たんぱく質が足りてないってこともないと思うんだけど。
特別何かストレスになるようなことも思い当たらないしなあ。


「ニコちゃんだけじゃなくて、あたしもうっすらフケっぽいわよ。」

あ、そうだ。ニコの方が目立ってるけどニヤもそうだって事は.....抜け毛だ、多分。
急に暑くなって2匹ともやったらめったら毛が抜けるので、普段与えてるだけの亜鉛だと足りてないのかも。
亜鉛は組織の修復や再生に必要なミネラルなので、怪我をした時などは多めに与えますが
換毛期に新しい毛を作るのも修復や再生の一種なので、亜鉛が多めに必要になるんですね。

普段は週に2〜3回与えてるところを週4回くらいに増やしてお肌とコートの調子を見ようね。


「うん!ごはんにかけるんじゃなくてピーナッツバターと一緒に食べさせてくれるとうれしい!」

うちでは1錠15mgのカプセルをパカッと開いて中身だけ食餌に振りかけたりして使っています。
1回1錠をニコとニヤで分けています。


大塚製薬 ネイチャーメイド 亜鉛 60粒
大塚製薬

亜鉛のサプリメントは他のミネラルやハーブが含まれていないものが望ましいのですが、それがなかなか少ないんですね。
大塚製薬のこれはどこでも手に入るし、1錠の容量が10mgと少なめなので使いやすいと思います。
ニコくらいの大きさの犬なら1回1錠、ニヤみたいな小型犬なら1回に半分くらい。
1錠50mgなんて言う、容量の大きいものもありますが、人間の1日の亜鉛必要量が15mgなので
そこまで大きな容量は必要ないと思います。

ニコニヤのフケが収まりますように〜!


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あっつぅー

2016-06-21 23:54:33 | ニコとニヤの日常
も〜「あっつぅーーー」としか言いようのないとんでもない熱さ(暑さじゃ言い足らん。)
先週まで涼しくて過ごしやすかったから、余計にキッツイ感じです。

「暑いから昼間はあんまりお外に出ちゃダメって言われちゃうんだよ。」

昨日は今年初の40℃超えだったからね。
暑すぎてあちこちで山火事が起きるってどういうことよ!?って感じですよ、カリフォルニア。
LAでも、海岸沿いのエリアは夏でも涼しくてエアコン無しというおうちも結構あるらしいのですが
今日はニュースで「エアコンのないご家庭の人は、昼間は図書館や友人の家などエアコンのある場所に移動してください。」と
呼びかけていましたよ。LAってだだっ広いので海岸か峡谷かで全然気温が違うんです。


「明日も外で日向ぼっこしちゃダメなの?」

明日は少し気温が下がるようだから、ちょっとくらいは大丈夫だよ。
でもさ、ニヤ日向ぼっこしながらハァハァパンティングしだすじゃない?
あんな風になる前に自分で中に入ってきなさいよね。


「限界まで挑戦した後に、おうちに入ってスイカとか食べるのがいいんじゃない!」

ああ、サウナでギリギリまで粘って、ガーッと水風呂入って、その後ビールをカーッといくみたいな。
君は昭和のおっさんか。体に悪いからほどほどになさい。


「ずーっと涼しいおうちの中にいてもスイカは美味しいし、何が楽しくて我慢するんだろう。ニヤって不思議。」

ニコは暑いのも寒いのも嫌いだもんね。そういう時はソファーでまったりがいいよね〜。

今年の夏は記録的酷暑と以前から言われていますが、皆様もくれぐれもお気をつけくださいね。



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ヒートの思い出

2016-06-19 23:49:41 | ニコ
先日は2回に分けて長々と避妊去勢のお話を書きましたが、その時に懐かしく思い出したことがありました。

「ニコとニヤは保護犬なので避妊手術済みであることが大前提」と書いていましたが
実はニコは一回だけ我が家でヒートを迎えた経験があります。


「おかーさん!そのお話だいぶ前にも書いたことあるよ!もういーよ!」

うん、わかってる。でも書いたのって、もう10年近く前のことだし、まあいいじゃない。

ニコを引き取る手続きをした時、手術は済んでいますよというシェルターの証明書を受け取りました。
ところが、ニコを迎えて2ヶ月ほど経った時に、ニコが歩いた後に血がポタポタと落ちているのに気付きました。
怪我でもしたかとびっくりして血の出どころを調べたら、オシッコが出るところから出血している!

「えーっ?避妊手術済んでるはずなのに、なんで!?」と大混乱してシェルターに電話して問い合わせました。
それが今思えばアホみたいな質問の仕方で「そちらから引き取ったケイティ(シェルターでのニコの名前)ですけど
避妊手術済みなのに生理が来るっていうことはあるでしょうか?ポトポトと出血してるんです。」と(笑)


「いくら犬のことよく知らなかったからって言っても、普通に考えてそんなことあるわけないよねー。」

そりゃそうなんだけど「出血してるぞ!」ってパニック気味だったし、
もしかして人と犬は違うのかもって思ったんだよ。(実際ずいぶん色々と違うし)

シェルターの人も「えっ!?そんなことないない!病気かもしれないからすぐ病院へ」と言われました。
その頃はシェルター提携の病院を利用していたので、すぐに電話して行きました。
「外陰部が普段よりも腫れていて出血があるんです。」と言うと、先生はあっさり「それはヒートです。」私「へ?」

えーっ。だって避妊手術してるはずなのにーと食い下がったら、シェルターとのやりとりと医療記録を丁寧に調べて下さいました。
そうしたら、手術の予約だけ取って、当日何かのミスで誰もケイティことニコを病院に連れて行ってなかったんですねえ。
すごいミスでビックリぽんでしたよ。ニコを引き取った時の料金には手術代金も含まれていたので
その日の診察料も手術代金も、もちろん支払いは無し。

ヒート期間は約2週間続きました。
ニコは別犬のように怒りっぽくなって、体に触ったり歯を磨いたりしようとすると歯を剥いて吠えたりしていました。
ホルモンのせいでイライラするというのもあったのかもしれませんが、倦怠感などもあったのかもしれないですね。


こんなパンツも買ってきたのに、1回だけ履いたら2度と履かせてくれなかった(泣)
履かせようとしたら、奪い取って齧ったので破れました。ほら、左上。
オットは「嫌がるからって諦めちゃ躾にならない。僕がやる。」というので「じゃ、やってくれ」と任せたら
私の10分の1くらいの時間であっさりあきらめて「ニコ、マイガール。約束する、ダディはニコの嫌がることはしないよ。」
はぁ〜?なんじゃそりゃって呆れかえりましたよ。

嵐のようなモンスター期間の後、ようやく手術をして元のスイートニコちゃんに戻りました。

手術の直後の「毛剃りの窓」
吸収糸と呼ばれる自然に溶ける糸を使って内側で塗っているので抜糸もエリザベスカラーも無し。入院も無し。

シェルターのミスは今考えると、かなりの大きな失態です。ヒートに気づかないでドッグパークなどに行って
またシェルターで引き取らないといけない子が生まれる可能性だってあったわけですもんね。
でも今にして思うと、一度だけでもヒートを間近で見て体験しておいたことは良かったなとも思っています。


手術の翌々月くらいのニコ。今よりもずっと乙女な感じ。

ニヤはシェルターに来る前に手術済みだったのか、シェルターで手術の手配をしたのかわからないんですよ。
引き取る時には、そんなことを質問するなんて頭からすっぽり抜けていましたし。


「そんなプライベートなこと教えないわよ。当たり前でしょ。」

ニコの時もニヤの時も、今の目で見たら至らないことだらけで「あ〜あ〜もう」って感じですが
たまにこうやって昔のことをしっかりと思い出してみるのも、今の自分を振り返る意味でも良いかもな、と思います。



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好きなように生きる

2016-06-18 20:31:31 | ニコとニヤの日常
ニヤは椅子やベッドの下が好きで、1日1回はこうやって潜んでいます。

「さあ、潜ったわよ。わかってる?」

犬って狭いところに入り込むの好きだからね〜、誰にも邪魔されずに潜みたい時もあるのよね〜、
......と思って、放置しておいたらニヤ様の場合はどうも違うらしい。


「早く探しに来て!そして撫でなさい!」

いつまでも探しに来ないと(って、5分くらいなんですが)
「ヒャンッ!」5秒の間「ヒャンッ!」5秒の間「ヒャンッ!」と呼びます。

「何よ、もう。好きなだけ隠れときなさいよ。」と言いつつ、椅子の下を覗くと
モソモソとちょっとだけ出てきて頭を出します。
「はいはい」と頭を撫でると、目を細めて撫でている手に頭をスリスリして来ます。


「おかーさんがそこでヘラヘラして”も〜かわいいな〜”とか言ってるからニヤが調子に乗るんじゃないの?」

うん、ニコの言う通りだと思う。でもどうしようもないの、おかーさんの弱点なの。
ニコだって都合の悪い時にチュウしては、おかーさんの「も〜しょうがないなあ」で切り抜けてるから一緒だよ。

でもさあニヤ、頭撫でて欲しいなら普通に隣に座るとか、膝に乗るとかしてくれたら、いくらでも撫でるし
わざわざそういうややこしい所に隠れたら、おかーさん四つん這いにならないといけないし腰も痛いんですけど。


「隠れてる所におかーさんがわざわざ来て撫でるのが好きなの!
 あたしはあたしの好きなように生きるの!」

あーはいはい、ニヤ様ですもんね。好きなように思う通りに生きるんですね。
ちなみに頭を撫でた後は、ゴロンとヘソ天に寝転んでお腹を撫でる要求、
その後軽く甘噛み合戦(私は噛むんじゃなくてつまむんだけど)をして
満足したら狭い所から出てきて、どっかに行ってしまいます。なんて犬だ。


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避妊去勢を考える(続き)

2016-06-16 23:46:22 | まじめな話
前回書いた後に「どうまとめようか?」と考えていたら、どんどんまとまらなくなってしまって
考えてみたら、自分のブログなんだし自分が思ってることをただ書いてみればいいかと思い直し
「伝える」ことよりも自分の考えていることを洗い出すために書いてみます。


「ふーん。人間てややこしいんだね。」

そうだね。おかーさんも本来はややこしいことは好きじゃないんだけどねえ。

前回も書いたように、ニコニヤは避妊手術済みであることが当たり前の前提でうちに来ましたし
アメリカに住んでいると、避妊去勢は責任ある飼い主として当然という気風があるので
ニコと暮らし始めた当初は特に何の疑問もありませんでした。

子犬のうちに手術をすることも、シェルターから新しい飼い主に引渡し前に済ませておかなくてはいけないので
それは仕方のないことだよねと思っていました。
でも色々な書籍やネットの情報に触れていくうちに「手術は早い時期に施すほど傷の回復も早いし
体への負担も少ない」という意見にはなんとなく違和感を持つようになりました。
ちゃんと資格を持って開業している獣医師からも、こういう意見はありました。
自分には医療の知識はないし、あくまでも自分の感覚だけの話だから、声をあげて反論したり質問したりはしなかったけれど。

とは言え、避妊去勢手術を普及させることで犬猫の殺処分数を減少させるというアメリカがとった方法は
評価に値すると思っています。
唯一にして最善という方法ではないかもしれないけれど、選択肢の一つとしては良い方法だと思います。
だから「アメリカとかカナダでは、避妊去勢を当たり前のように行っているから遅れている。」というような
コメントなどを目にすると大人気なくムカッとしたりもする。



「ああ、あれね。自分で自分のダンナの愚痴言うのはいいけど、よその人に悪口言われると腹立つみたいな。」

日本でも、行政の協力を得て安価な避妊去勢手術の普及が出来たら、変わってくる部分もあると思うんですよ。
富士丸のとうちゃんこと穴澤賢さん、今は二代目三代目の犬たちと暮らしていらっしゃいますが
二代目の大吉くんを迎えた時にどこかで書かれていたことがすごく印象に残っています。
大吉くんは白くて毛の長い和犬系雑種ですが、大吉くんの出身地域には彼とよく似た毛色の放し飼いのオス犬がいて
毎年のように近隣のメス犬たちが、白い毛の長い子犬を産むのだそうです。
メス犬たちも外でつなぎ飼いが普通の地域なんですね。
大吉くんは保護団体に保護されて、良いお家に迎えられてラッキーだったけれど
「あーまた生まれたよー」って問答無用で保健所に連れて行かれる子犬たちも多くいます。

この一例だけで日本全体を「こうだ」と決めつけるつもりなど全くないですよ。
でもこういう例は、確かに日本のあちこちに存在しているんですよね。
だから頭ごなしに避妊去勢を否定する人たちを見ると、とてつもなく歯がゆい気持ちになる。



「歯がゆいって言うより、おかーさん時々すごい怒ってるよねー。」

もちろん頭ごなしではなく、色々考えた上で避妊去勢を選択しない人もいますよ。
前回も書いた避妊去勢が健康に及ぼす影響などを勉強して、その上で「しない」と結論を出した人。
それは正しいことだと思うし、飼い主さんがきちんと考えて出した結論は尊重されるべきで
他人がとやかく言うことは間違っていると思います。
こういうタイプの人は無責任な繁殖などもしないし、シーズン中の犬の管理もきちんとする人がほとんど。

問題なのは特に何も考えずに「めんどくさい」「お金がかかる」「かわいそう」などの理由で放置する層。
そこまではっきりと無責任でなくても、中途半端に「ヨーロッパでは避妊去勢ってしないんだって。」とか
「避妊去勢するとガンになりやすいんだって。」と、情報のほんのちょーーっとの一部分だけを聞きかじって
「じゃ、やっぱりやめとこうか〜」という層もいる。

以前に発表された避妊去勢済みのゴールデン/ラブラドールの関節炎とガンの発症率の関連、
先月発表されたジャーマンシェパードの同種の研究、アメリカ発の研究なので
当然ながらアメリカでも話題になっています。
避妊去勢とその処置を行った時期別に、関節炎やガンなどの疾患の発症率の統計を取り
避妊去勢と健康への影響を調べるというものですが、前回も少し書いたように
「ちょっと待って」と鵜呑みにすることに警告を出す獣医師もいます。
私がこの種の情報を目にするといつも思うのは「あーきっとまた都合のいいところだけ飲み込んで
やっぱり避妊去勢はしないほうがいいよね〜って層がまた生まれる。」ってこと。

もちろんこういう情報を知っておくことはとても大切だし、判断の重要な材料にするべきことです。
でも権威のある機関や博士の研究というだけで、社会で実際に起きている現実から関心が奪われていく。
そういうことが心配になって、毎度みぞおちにイヤーな重い塊がモゾモゾしている気持ちになります。

(批判されるのは承知で個人的な気持ちを書くと、この研究をしている博士「シェルターにいる犬というのは
なんらかの問題があって、そこに連れてこられた犬です。」とか言っちゃう人なので、どうしても好きになれない。
って言うか、はっきりぶっちゃけて言うと「やかましいわ。何もわかっとらんなボケ。」と思う。)


「また延々と書いたわね〜。スッキリした?」

うん、わりと。

自分の大切な愛犬に手術を受けさせるかどうかで頭を悩ませるのは当然のことです。
そんな飼い主さんのためにも、前回も書いた手術無しの去勢方法などの選択肢が増えるといいなと思っています。
メス犬の避妊方法は、今のところ強い副作用の可能性が高いホルモン療法か手術しかありませんが
避妊手術が卵巣と子宮を全部切除する方法と、卵巣のみを切除する方法を選択できる獣医さんも増えているようですね。
卵巣のみの切除は腹腔鏡手術になるので、傷口も小さく術後の回復も早いので負担が少ないようです。
子宮は残っても、卵巣からの性腺ホルモンは出ないので子宮も小さく縮んで、子宮の疾患の発症率もとても低くなるそうです。
ただし、卵巣が取りきれずに少しでも残ると避妊効果が無くなる場合もあるので、医師の腕の見極めが大事とか。
また、もともと子宮に疾患のある場合には卵巣子宮両方の切除が必要になります。

卵巣のみ切除ができる動物病院も増えているそうなので、これから手術を考えている方は
一度獣医さんに相談してみると良いかもしれません。

長々とおもしろくもない話に付き合ってくださった方、ありがとうございました。



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