下手の横好き

おやじが語る辻堂ソフトテニス事情
Where there's a will,there's a way!

言葉遣いは難しい

2018-03-28 10:43:01 | その他
その日は、愛妻も仕事で疲れ果て、家で料理を作る元気がなく、「つる屋があればねー」と近場で肉を食べたかった様子。

「つる屋」は、昔近所にあった、松阪牛の本当に美味しい肉をお値打ちの価格で食べさせてくれたお店だが、数年前に代替わりして肉質も変わり、かつ最近、建物ごとなくなってしまったところ。
なので、割りと最近できた、料理全般とてもおいしい飲食店に、国産牛ランプ肉のグリルを食べに(これがまた美味しい)に行った。

ビールや手頃なワインを飲んで食事をし始めたが、先客で何人か、店主の仲間か知り合いみたいなグループがいて、ワインには詳しい方ばかりのようだった。
店主は、特別なワインを開けて、そのグループのメンバーに提供していたので、「ちょっと高そうだけど、愛妻も疲れてるから少し飲ませてあげようか。」と思い、店主にそのワインをこっちにも一つという手振りをしたら、
「えっ、これ? これは高いッスよ(笑)」
「え、そうなの?」
「いやいや、これは高いッスよ(笑)」
と、価格を教えるでもなく、なんとも言えない笑顔で、二度も高いとあしらわれたので、じゃいいよと断った。

そりゃ、そのメンバーみたいにセレブでハイソで洒落乙(古ッ w)な人種じゃないけど、60前後の夫婦が、日頃節約して、たまに手頃な価格でおいしい料理を楽しみに来てるわけで。
A型山羊座で、人生62年も過ごす間に嫌でも忖度が身について、他人の感情を察してしまう人間にとっては、

「いやいや、これはあなた方が飲めるような安い酒じゃないですよー。」
「あなた方は、その懐で支払える、身の丈に合った酒を飲んでいればいいんですぅ。」

みたいに聞こえてしまい、シェフが作ったせっかくのおいしい料理も、それを食べて味わっていた楽しさも、何やら残念な感じでしぼんでしまった。

ワインに凝った個人店って、聞かないと値段も明示しないし、その顧客も気にしないんだね。
都会の高級寿司店みたいに、時価って感じなんだ。
僕ら年のいった田舎もんには、わからん世界。

いくら特別なワインで、店主のテンションが上っていたとしても、これはやめといたほうがいいと促すなら、他になんか、顧客を気遣った言い回しもあっただろうにと、少し残念。

せっかくシェフの人柄もよく、料理はお手頃な価格で全部おいしくて、ついつい足が向いていたけど、ちょっと置こうかな。


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