宋斤の俳句「早春」昭和九年九月 第十八巻三号 俳語
私
俳句は私を詠ふのである。
わたくしの生活味到である、よそよそしい眺めごとのいはゆる
新風流に安逸しゐては俳句はつまらなくなるばかりであろう
そして然も俳句は自然讃仰の詩である。
私の上へ私をのみ積み重ねてゆくのとは俳句は根本的に於いて違ふ。
私を大自然に放つのである。
大自然から私をとらへるのである。
宋斤
私
俳句は私を詠ふのである。
わたくしの生活味到である、よそよそしい眺めごとのいはゆる
新風流に安逸しゐては俳句はつまらなくなるばかりであろう
そして然も俳句は自然讃仰の詩である。
私の上へ私をのみ積み重ねてゆくのとは俳句は根本的に於いて違ふ。
私を大自然に放つのである。
大自然から私をとらへるのである。
宋斤
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