早春 俳人永尾宋斤

祖父で「早春」を大正15年2月に主宰・創刊した永尾宋斤の俳句・俳語・俳画などからひもといています

宋斤の俳句 「早春」昭和三年十月 第六巻四号 巻頭俳語

2021-02-20 | 宋斤の俳語・句碑・俳画、書
宋斤の俳句 「早春」昭和三年十月 第六巻四号 近詠・俳句

   一句一語一道
生活本然の意識の上にひろがってゆく大自然のありがたさを俳句はうたふのである。

眼前の写生意識に留まってゐるはその句安全にして浅薄である。
更に進んで精神的至深の實在を得るにある。勿論失敗を度多く創作の道に積み捨てなくてはならぬ。

一の句は一つごとであって、うたふ言葉に文字に一の道しかない筈である。





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