宋斤の俳句「早春」昭和十五年十一月 第三十巻五号 河内野吟行
宋斤 水青 竹裏 星河 至耕 阿南の面々
京阪電車萱島から飯盛山から四條畷神社に詣でて小楠公の遺風を偲び 秋の大自然を味到するところとす
萱島駅近
萱菰に秋水めぐり村は杜
畦に腰そこら草の實や花や
間引菜を徑に出し積み蟲時雨
萍におおわれた池
野のものを何かみなさげ秋の人
行く人の世俗かたりて稲のみち
脚なげてそれが焼場の土堤の秋
この堤山になりゆく旗すゝき
山麓近い路傍に『雁塔』
おのがじゞ撫す石の肌秋の風
小楠公の墓所
秋色の筧の青さ跨ぎけり
飯盛山
包むもの枝豆歟あり河内の娘
たそがれはすでに露掃く神の庭
秋時雨宮司が塗沓くもらしぬ
菊水の旗秋雨は身にしみて
秋風や雨の一粒頬が知る
秋雨に山もわすれて障子みち
宋斤 水青 竹裏 星河 至耕 阿南の面々
京阪電車萱島から飯盛山から四條畷神社に詣でて小楠公の遺風を偲び 秋の大自然を味到するところとす
萱島駅近
萱菰に秋水めぐり村は杜
畦に腰そこら草の實や花や
間引菜を徑に出し積み蟲時雨
萍におおわれた池
野のものを何かみなさげ秋の人
行く人の世俗かたりて稲のみち
脚なげてそれが焼場の土堤の秋
この堤山になりゆく旗すゝき
山麓近い路傍に『雁塔』
おのがじゞ撫す石の肌秋の風
小楠公の墓所
秋色の筧の青さ跨ぎけり
飯盛山
包むもの枝豆歟あり河内の娘
たそがれはすでに露掃く神の庭
秋時雨宮司が塗沓くもらしぬ
菊水の旗秋雨は身にしみて
秋風や雨の一粒頬が知る
秋雨に山もわすれて障子みち
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