songbookの自己回顧録

「教えて!goo」で見つめてきた自分自身と、そこで伝えられなかったことを中心につづってきましたが、最近は自由なブログです

「そうでもしないとやっていけないんだ」「それぐらいストレスだらけの仕事なんだ」と言えばいい!

2025-01-04 14:23:55 | マスコミ関係
本年もよろしくお願いします。
昨年末からひどめの風邪をひき、熱はないしお腹も壊していないのにほぼ一切仕事ができない状態でした。ネットのぞきながら書き込んで紛らせておりましたが、ようやく回復傾向にあります。
で、この年末年始のネットの話題が嫌でも目に入ってきてしまうわけで。

情報が不確定なためかテレビはまだ報じておりませんが、有名な男性タレントさんと元女子アナさんとのいざこざで、テレビ局にも疑惑がかけられているという話題
最初は深入りするつもりもありませんでしたが、体調が体調だったこともあってのぞいてしまい、いろいろ考えてしまった次第です。

もう7,8年前に記事になりますが、
https://blog.goo.ne.jp/songbook/e/d0751f2ce5e59d4b562d56fc65e10b7d 「麻生香太郎さんが亡くなり、また一人語り部がいなくなりました~岡田有希子さん33回忌に寄せて~」
この記事を思い出し、リンクしてしまうのです。

あれから年月は相当過ぎましたが、
非常に残念な気持ちになります。今回の噂が本当であるならばむしろ拍車がかかっているのではないかと。
しかも、過去のいろんなことの謎が解けてくるように思えてしまう。
岡田さんの事件の真相も。

今回の事件の女性の方を知ったきっかけは、パリオリンピックの時の投稿騒ぎでした。私は朝のあの情報番組を見ていないので、まったく知らない人だったのですが
どうやら、重い症状でアナウンサー休職中。外へ出ることもままならぬ状況からようやく回復しかけていると。「これが最後のチャンスかもと思い、思い切ってパリに出ました」
と笑顔で応援している写真は、大変かわいらしいながらも、どこか痛々しいものを感じるものでした。
なんか、人に言えない病気?この人、この後元気になれるのだろうか?などと、いろいろ勘ぐってしまいます。

有名な女子アナさんだったらしく、一部の視聴者さんからは「仕事に復帰できないのにパリ?」などと叩かれたという話も聞いたのですが、私にはなんか、強い決意のようなものが感じられて印象的でした。

まさかそれから4か月、騒ぎの対象が彼女であるとは思ってもおりませんでした。話を聞くほどつじつまが合ってきます。
性被害とPTSD。
九千万とも噂される和解金。業界内でも、法外な額だそうです。
「そこまで手厚い額を受けて、結局暴露かよ、大したタマだよ、この女」なんていう人もいますが、以前から言うとおり私の見解では、性に対する意識には個人差がある
ガードの堅い人、緩い人、接触に寛容な人、潔癖な人。行為の好み、嗜好の好み、
それぞれを理解したうえで、人権意識を根底にして接する。それが原則です。おそらく彼女には、どうしても受け入れがたいものがあって、PTSDを発症した。

もしもタレントさんや局関係の人が、その額で口をつぐませようとしたというのならば、「PTSDを舐めるな!」と言ってやりたい。
むしろ金額が高いから、余計なストレスを与えてしまっているでしょうが!

でももらえるものはもらえ!!(は私の声)

タレントさんの問題も大きいですが、私はそういう見方で彼女の口を封じようとした挙句、結局誰も守ってやらなかったこの局の上層部に、最大の問題があると思います。
考えてもみてください、大事な自分の局の重要な社員が著しい(少なくとも本人にとっては)人権侵害を受けて発病し、一人苦しんでいるというのに、金と休養だけを与えて、全く心のケアもせず、「損害があるのはうちの局だよ」と陰口をたたかれ、
彼女の人権を一切尊重せず、闇に葬ろうとしている

社員のみなさん。そんな上層部がいる会社に精一杯心を尽くして仕事しようと思いますか?

だから何となくこの事件の陰に、岡田有希子さんが重なってしまうんだ、と思っています。



80年代からビッグコミックスピリッツを読んでいた私は、広告代理店を舞台にしたお笑い漫画「気まぐれコンセプト」が好きでした。
この漫画で紹介されていた広告業界は…そりゃもう…ひどいものです。女性タレントなんて全部業界関係の方の慰み者になっているかのような。
でもこれはマンガだから、と、割り切って読んでいました。

昨今の報道を見るにつれ、これは決してフィクションではないのでは、と思うようになりました。まあ、古い稼業ですから。
こういったことを訴えていくと、「女性の人権を」だの、「コンプライアンスを云々」と、当然論ぜられますが、どうにもうわべにしか聞こえません。
どこかにも書いたような気がしますが、そういった規制、制約を今後事細かに作って排除していけば、楽しく豊かな番組が作っていけると?
なんか違う気がします。

うわべの弁明などもういい。私は想像します。おそらくこのとんでもないブラックな業界はタイトル通り、
「そうでもしないとやっていけないんだ」「それぐらいストレスだらけの仕事なんだ」性的な意味を大いに含めて。という現場なのでしょう。
それがなくなってしまったら、誰がこんな仕事やってられるんだよ、と。


そうやって言えばいいのに。だって根底は、それしか考えられないもん。
もちろん正しくない論ですが、これを大声で叫んでから、「どうするといいか」を真剣に論じるべし。性の多様性って、そういうことでしょ?盛んな人、淡白な人、様々な嗜好。

そしてもう一つ。ここまでネットが発展してきた中で、こんだけたくさんのテレビ局って、もういりませんよね。
テレビ局とネットとの良いつながりを、もっと考えていかないといけない。今年はきっと、そういうことをいっぱい考える一年になると思います。
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