時は曖昧なもので
集中力が時間の長さを
変える
そして、人は忘れる生き物である
契約とは
自分が誓ってなくとも、
相手が自分を自由にできる
逃れられない取り決めである。
巨大な灰色の石柱が並ぶ大きな通路
その石柱の一つのくぼみに真っ黒くて目の色が金色に光る
巨大な悪魔が椅子に座って小さな僕を眺めていた
悪魔は意味ありげに微笑んで
僕に言葉を投げかけたが
僕には何を言っているか分からなかった
コールタールが溶けだした地面に煙が経っている
奴隷のような者どもがなにかを運ぶ作業をしている
そこに黒いエナメルのボンテージをきた女がいた
腕と太ももには針金のような毛がびっしりと生えている
女は二股に分かれたいばらの鞭を持っている
ギラギラした金色の瞳で
彼女は僕を見つけると言葉にならない言葉で
こう告げた
「いつになったらここにかえってくるんだ
おまえは」
どうやらぼくはここから出てきた存在で
何か分からないけど
僕が人間の世界にいる理由が
此処にはあるみたいだった
ここは地獄 パンモデニュウム(万魔殿)ともよばれる地
ファーファ「soopは死んだら天国へゆくのかな?」
soop「地獄にきまっているだろ」
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