霧多布湿原でオオカサモチが白い花を掲げていました。
その横でアザミが微笑みますが、ん~ 貴方は何アザミさんでしょうか?
霧多布湿原の駐車場から霧多布岬へ車を走らせました。
10分程で岬の駐車場に着きました。
駐車場は多くの車で埋まり、キッチンカーが客を集めていました。
「国定公園特別地区」の看板にラッコの絵を見たので、内容も確認せずにパチリ。
今、記事を書くに当たって、看板を見直すと、湯沸岬(通称:霧多布岬)と書かれていました。
ところで一般的には、湯沸岬をユワクミサキって読みそうですが、トウフツミサキが正解です。しかし灯台はトウブツミサキ灯台と読むそうです。
「湯沸岬灯台」は一青窈のヒット曲をモチーフにした映画「ハナミズキ」のロケ地として知られます。
この辺りは海キリが頻繁に発生し、晴れたかと思えば急にキリが立ち込め、恋をした時の気持ちのように、世界を急に見えなくさせるとの理由で「恋する灯台」に認定されたそうです。
灯台へ続く散策路でバズーカ砲のような望遠レンズを手にした小父さんやお姉さん達が海を見つめていました。
私も海を覗きますと、居ました! ラッコです。
穏やかな海に2頭のラッコが浮かんでいます。
この場所はラッコまでの距離が遠いので、私のバカチョンカメラは上の画像がギリギリですが、別の場所では、こんな写真や
こんな写真が撮れますので、誰もがラッコに夢中になる気持ちは良く分かります。
そんなラッコが寛ぐ海への断崖をエゾカンゾウが黄色く染めていました。
数㎞しか離れない霧多布湿原で、エゾカンゾウの花が終わっていたのが不思議です。
この辺は頻繁に海キリが発生するので、それが影響しているのかもしれません。
海キリが絶え間なく斜面に水を供給することが、エゾカンゾウの生育を促しているのでしょうか。
もしそうであれば、今日こんなに晴れているのはとても幸運なことかもしれません。
湯沸灯台は、白い長方形の建物の上に赤白のツートンカラーの本体が乗ります。
そしてふと、恋する灯台だから赤白なのかな?との疑問が生じました。
そこで試に「赤白灯台」でググると、「灯台に関するQ&A」というページに、「北海道などの雪国では、雪で見えにくいことから、赤と白、白と黒に塗分けられた灯台もあります」と記されていました。
フムフム、そう言うことか、ごもっともです!
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