国道244を走り続け、
8時20分頃、小清水原生花園に到着しました。
此処も4~5回ほど来ましたが、殆どが夏季休暇中だったので、花を堪能した記憶がありません。
踏切を渡って、海岸沿いに広がる原生花園に足を運びました。
小清水原生花園は国道244沿いに、オホーツク海と濤沸湖に挟まれた8㎞程の細長い砂丘です。
解説板に「5月から9月にかけて、約200種の野生の花が咲き、一番の見ごろは6月中旬から7月下旬」と記されていました。
駅舎裏の砂丘に、野生植物の種類を集めています。
園内を散策すると
エゾカワラナデシコ や エゾスカシユリ
ナミキソウ や ハマヒルガオ
ハマボウフウ や エゾカワラマツバ
などが目を楽しませてくれました。
とは言っても、名札がないので実際は、
「あ!これはほら、 え~っと、あれだよ、あれ」と呟きながら歩き回ったのです。
エゾキスゲの清らかな黄色い花が陽を浴びていました。
インフォメーションセンターを訪ねると、開花期順に花の写真が掲示されていました。
私はデジカメで撮影した花の写真と見比べ、花の名を確認しました。
なので、花の名前は間違っていないと思います。
信用して下さって大丈夫です。
花に会えてよかったと安堵し、次にサロマ湖東岸のワッカ原生花園を目指しました。
ワッカ原生花園はいつも、旅のルートから外れるので、訪ねたことがないのです。
そして国道244を走り始めるとすぐに、ノスタルジックな風情の駅舎が目に留まりました。
以前の私なら、駅舎などは、気にもせずに通り過ぎたでしょう。
しかし昨年の青春18きっぷの旅以来、小さな古い駅舎が気になります。
駅前に車を停めると、駅舎に「北浜駅」の文字が見えました。
その駅舎の玄関に「COFFEE & LUNCH 停車場」と記された看板に気づきました。
駅舎の左半分がレストランのようです。
営業はAM11:00~PM6:00なので、人影はありませんでした。
駅舎横の木製の展望台に上ってみました。
展望台は屋根より高く、展望台の柵に知床連山の山名を示すガイド図が設けられていました。
今日は視界が悪く知床連山は見えませんが、残雪の山々が目に浮かびます。
北西を望むと、釧網本線がオホーツクの波しぶきを浴びていました。
振り返えれば渚に沿って、鉄路がまっすぐに延びていました。
展望台を下り、人気のないホームから待合室に入ると、
数多くの旅人の旅情が壁を飾っていました。
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(損傷を受け、修正に時間を要します)
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