何だか妙に暖かい日がありますが、12月も半ばを過ぎました。
師走という感じは薄くとも、冬らしさは日々増しているように感じます。
冬に思い出すのは、前にも書いたある年のフィレンツェの光景です。
狭い階段を登ってドゥオモの頂上からの眺望に脚をすくませたり、ピッティ宮殿やウフィツィを観たり、中心地をフラフラしていると、顔見知りの商店主もまたよく散歩してるのに出会いました。
「こんにちは、店来ます?」
「じゃ、昼食後に!」
昨日も会ったばかりなのに。
その頃プリンチペのあった場所は、前に少し空間があって、とても寒いのにメリーゴーラウンドがあったように思います。
ドゥオモの方からジッリの前をレプブリカ広場に入ろうとすると、記憶の中では一瞬静止画になったように感じました。
左右から来る男も女も思い思いのコート(膝がかくれる丈)を着て、その中の一割がローデンコートを着ていたイメージですが、実際にはもっと少ないかも知れませんし、ローデンの色も紺やキャメルの人もいます。
グリーンも浅いのや深いのと一様ではありませんが、申し合わせたように真っ赤か黄色で襟元をかため、この時ばかりは装束のように他人と一緒でも気にならない様子でした。
行き交う人の着ているものが調和して、一枚の絵のような光景は一瞬のことで、残念ながら写真がありません。
知り合いの方々がローデンコートを着る季節になると、記憶を反芻します。
師走という感じは薄くとも、冬らしさは日々増しているように感じます。
冬に思い出すのは、前にも書いたある年のフィレンツェの光景です。
狭い階段を登ってドゥオモの頂上からの眺望に脚をすくませたり、ピッティ宮殿やウフィツィを観たり、中心地をフラフラしていると、顔見知りの商店主もまたよく散歩してるのに出会いました。
「こんにちは、店来ます?」
「じゃ、昼食後に!」
昨日も会ったばかりなのに。
その頃プリンチペのあった場所は、前に少し空間があって、とても寒いのにメリーゴーラウンドがあったように思います。
ドゥオモの方からジッリの前をレプブリカ広場に入ろうとすると、記憶の中では一瞬静止画になったように感じました。
左右から来る男も女も思い思いのコート(膝がかくれる丈)を着て、その中の一割がローデンコートを着ていたイメージですが、実際にはもっと少ないかも知れませんし、ローデンの色も紺やキャメルの人もいます。
グリーンも浅いのや深いのと一様ではありませんが、申し合わせたように真っ赤か黄色で襟元をかため、この時ばかりは装束のように他人と一緒でも気にならない様子でした。
行き交う人の着ているものが調和して、一枚の絵のような光景は一瞬のことで、残念ながら写真がありません。
知り合いの方々がローデンコートを着る季節になると、記憶を反芻します。