いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

中川農相ナンバー2

2005年11月04日 17時59分55秒 | Weblog
 小生の「天と男と左…右」のブログで、座る席の序列について述べた中で、
「昭和天皇の即位式の時の写真では、向かって左側が昭和天皇」と記した。

 先日、第3次小泉内閣改造の衆参両院本会議での閣僚席の席順が2日、決ま
った。それによると、議場からみて演壇の左側に小泉首相、閣内のナンバー2
とされる席(小泉首相の右側。演壇の右側)に中川農相が座ることになった。
 
 「国会における閣僚席」も昭和天皇の即位式時の写真と同じことになる。い
ずれにしても、席順は前から見るか内側から見るかによって理屈はつくが、概
ね向かって左側が最上席のようである。
 
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女性の顔 6編

2005年11月04日 09時53分45秒 | ハマ風は踊る
 「小さい顔はお洒落な女の第一条件」、今や小顔は若い女性を中心に一大ブ
ームとなっている。顔に対する美意識は、時代や社会のありようによって異な
ってきている。

 平安時代には、ふっくらとした顔立ちが好まれた。現代は、
  ① 戦中戦後から1950年代にかけては、女優原節子のような目鼻立ちのは
   っきりしたタイプが好まれたが、
  ② 70年代になるとかわいらしさを特徴としたTVアイドルタイプに変わっ
   た。
  ③ 最近では、「表情豊かで先端を行く個性は美人」「整った美形のCM美
   少女」「顔はどちらかといえば幼く体は成熟したセクシー美人」の
三タイプに分けられるそうだ。

 ある民間研究所に勤務する20代~50代の女性職員30人の顔をサンプルに平
均顔をつくったところ、「均整のとれた美形で、好感のもてる、みやすい顔」
になったという。

 それでは、50年後の平均顔はどうかというと「顔の形は現在とほとんど変わ
らず丸顔のまま。ただし、顔全体から受ける印象は目が大きく、鼻筋もあまり
通っていない子供っぽい顔になる」。

 タレントで言えば、小泉今日子の顔が未来の先取りであり、男性は、SMAPの
木村拓哉が未来の平均顔に近いそうだ。だが、最近の若い人の顔には「あごの
細い」人が多いように私は感じる。逆三角形の顔である。あごが細いというこ
とは歯並びが悪くよく咀嚼できないということになる。

 ところで、人類の源流は、アフリカに最初に現れた猿人(約500万年~百数
十万年前)とされ、当初から顔が小さい「きゃしゃ型」と顔が大きく臼歯の発
達した「がんじょう型」が進化したものと言われている。

そして、日本人のルーツは、南方系と北方系との二つの流れが指摘されていて、
その名残は現代人にも垣間見えるそうだ。

 その一つが「縄文人」というタイプで、特徴は「顔は四角くて彫が深く歯が
小さいから口元は引き締まっている。まゆは濃く瞼は二重」。
 片や「弥生人」は2,300年前の弥生時代にに急に登場してきた顔で「全体的
には長いがきゃしゃではなく歯が大きいため、出っ歯ぎみ。眉毛は薄く、顔は
平面的、寒冷地に適応した北方系の顔の特徴があるそうだ。

 以前流行った「ショーュ顔」「ソース顔」という二分法に相通じるものがあ
る。文部省の統計(94年度)によると現代の13歳の男子の身長は、父親よりも
8.1センチ高く、祖父の時代にくらべると、なんと14.6センチも伸びた。

女子も祖母に比べて14.4センチも背が高く手足もすらりと伸び表面的には体躯
の向上が続いているそうだ。

 ところで「魏志倭人伝」をもとに再現した食事のメニュー「ハナグリの塩汁、
アユの塩焼き、長芋の煮物、カワハギの干物、ノビル、クルミ、クリ、もち玄
米のおこわ」を二人の女子中学生に食べてもらった。

 その結果は、食べ終わるまでに51分、かんだ回数3,990回に及び翌日学生は
「急性顎関節症」になってしまった。一方、現代食「コーンスープ、ハンバー
グ、スパゲッテイ、ポテトサラダ、プリン、パン」を食べた学生の咀嚼回数は
倭人の1/6の620回、食事時間は1/5の僅か11分で終わった。

これは10年前の実験だそうだが、現代人は食物をかまなくなったと言われてい
る。過去半世紀、食生活は飛躍的に豊になり、余裕時間の増加でスポーツに親
しむ機会も増えた。

その反面、日常生活の中では、食事や活動が軟化して「不健康化」もまた進ん
でいると言う。しかし、最近の若い女性に美人が増えてきた気がする。それは、
活気と屈託のない明るさにあるのだろうと思っている。

「日本顔学会」の原島博東京大学工学部教授によれば、いい顔とは、
 ① 生き生きしているか
 ② やさしさを持っているか
 ③ 性的魅力があるか、の三っの条件からできるという。

 顔は時代と文化がつくるとも言われるが、「40歳になったら、自分の顔に責
任を持たなければならない」と言われるように「いい顔」は自分自身にあるよ
うだ。

 ◎現役退職後、徒然に記したものを「ハマ風は踊る」の表題に収めてみた。
  本稿は,平成9年6月10日に記したもの。
 



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