いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

柴田トヨさんの逝去を悼む

2013年01月21日 09時18分04秒 | 兎に角書きたいの!
 産経新聞「朝の詩」からデビーした柴田トヨさんが1月20日101歳で逝去された。
柴田トヨさんの詩集が発刊されたのは平成21年10月の「白寿紀念詩集(くじけないで)」であった。その冒頭に次のように語っている。

この『くじけないで』は、詩を書き始めた92歳から98歳の誕生日(6月26日)以降3カ月までの作品を集めた処女詩集です。
産経新聞「朝の詩」に掲載された31点と下野新聞に掲載された作品など6点の計37作品を収録しました。
表題は平成20年4月20日の産経新聞に掲載されたものでCDになりそしてそのCDがきっかけでNHKラジオなどで取り上げられた想い出の作品名からとったものです。
詩集の大きさや暑さは「トヨさんのファンに封筒で郵送できるサイズでー」という産経新聞のアドバイスで決めました。
       平成21年10月    柴田トヨ

 詩集の最初に掲載されているのが杉の詩である。

       目を閉じて

     目を閉じると
     お下げ髪の私が
     元気に
     かけまわっている

     私を呼ぶ 母の声
     空を流れる 白い雲
     何処までも広い
     菜の花畑

     92才の今
     目を閉じて見る
     ひとときの世界が
     とても 楽しい    (トヨ92歳)

 写真の詩集は産経新聞から500円で発売されたものである。
       




 
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