一昨日、昨日とある程度原稿を書き、現代思想の「発達障害」の原稿は完成した。「脳のなかの身体」の発達・発達障害とタイトリングすると思う。
現代思想の5月号だと思う。
しかし、2月依頼、3月末締め切りの4月末発行ですよ。それから考えると医学書は半年前から1年前・・この違いはどうなか。どちらがいいとかわるいとかでなく、今までの歴史がそうさせているのだろう。
昨日は、新著「脳を学ぶ(仮)」を少し想像する意味で、大阪歴史博物館で開催されている脳!内なる不思議の世界へを鑑賞した。脳の働きなどには、今回は興味がなく(語弊があるかもしれないが)、進化の過程を生物的な視点から考える意味で、標本を見続けたが、無能な私、つまり、その進化の過程に最近接領域に達していない私には、想像が少し欠落していると感じた。本を読まないといけない。脳の働きに関することは、常日頃私が言っていること、著書で書かさせていただいたものがそのほとんどでした。
どちらかというと、大阪の医学史の閲覧に時間を有した。根っからの歴史好きですから。解体新書や適塾の歴史を見るほうがうれしかった。福沢諭吉や緒方洪庵の小学校に読んだ伝記でそれらは知っていた。
昨日はちょうど北澤さんが講演していた。先週は多賀さんだったようだ。酒井さんや、泰良さん、川島さんも来られるようだ。
ジュンク堂地下のイタリア料理店が閉店していた。どこに言ったんだろう。急遽、ヒルトンプラザウエストまで移動し「食」した。思わぬ出費だった。
しかし、久し振りに車で大阪まで出た。1年半ぶりぐらいかな。車をほとんど使わぬ人生になっている。先週で大きなイベントは終了した。今年度は30数回の講演をした。入試やオープンキャンパス、他の仕事などを入れれば、ほぼ毎週、土日はふさがっていたことになる。2月に2回、そして、3月に2回(今日を入れて)の休みは私に女神のようなほほえみをかけてくれている。
昨日は自宅に戻り、6月のWCPTバンクーバの飛行機、ホテルを見ていた。普段はスカイチームの航空会社しか利用しておらず(むろん、マイルため、数回のヨーロッパ往復に使用させてもらいました)、カナダはそれがない。ノースウエスト、大韓航空とシミュレーションするが、なんか時間がもったいないように思える。
ANAマイレージの会員でもあるので、そちらにしようと思うが、安いのはもうなくなっている。エアカナダか、少し高いANAかで、スターアライアンスに貯蓄するか、大韓航空に統一するか・・・ と考えていたら、いつもホテルと飛行機は自由にとり、徐に一人で出かけるが、ツアーにすればどうなんだろう?と見たたら、やはり、1都市でもあるのですね。こっちがホテルのランクから言えばずっとお得ですね。
ツアーだと現地係員がいるので、以前は敬遠していた。現地係員がいたのは、今までの旅では2回である。ひとつははじめての海外。もう何年前だろう。そして、テロの噂があったアメリカの内陸からフロリダに行ったときだった(帰国2日後が9.11だった)。
1回目は情けない自分で、もう任せきり、「オレンジジュース」ひとつをショップで頼むのも緊張の連続だった。英語圏だったけど、実年齢、精神年齢ともに若かったから・・・ 2回目は留学も終え、意気ごみだけは大したもの、だったころ。飛行機のチェックインなど、現地添乗がいるのにもかかわらず、遅いと思い、自分でやって・・・ なんて、身勝手なんだろうというものである。少し外国で暮らしただけの人間なのに。その当時は、ツアーで着ている団体客の横柄な態度(しゃべれもしないのに、日本人は固まり、他人の迷惑を顧みず、馬鹿騒ぎしている中年男性や若者女性に)に飽き飽きしていたころだった。
だが、今は何も思わない。みんな生きてきた履歴が違うから、そんな自分の意識にだけを正当化するのは、醜いと思っているから。
だから、ツアーでもいいじゃないか、逆に楽させてもらえるし、困難(責任)が生じれば、自分がしゃべればいいのじゃないか、などを思い、昨日はそのような自分の意識に出会えたことに、自らの心が成長していることを感じた。
これは、研究や教育、そしてリハビリテーションへの考え方にも少し結びついているのだろう。ただし、逆に「楽する」ことに執着し、責任をとらない方々には真っ向勝負を挑みます。
いずれにしても、カナダの件は早く決めないといけないですね。うちの職場のみなさん。
高知の連中はことごとく駄目だったらしいが、誰か大学院の研究費で共同として引率できないものか・・・
今日は原著論文を書こうと思う。その後に少しショップをぶらつきたい。
「脳を学ぶ」執筆モードに切り替わるのは、来週からか・・・