歩 い て 世 界 一 周 1月10日(木) 小雪
日 数「日」 |
総歩数(歩) |
総距離(m) |
平均歩数(歩) |
|
今 日 |
11,144 |
7,801 |
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今 月 |
10 |
161,164 |
112,815 |
16,116 |
今 年 |
10 |
161,164 |
112,815 |
16,116 |
2005年から |
2,941 |
41,479,883 |
29,035,918 |
14,104 |
70歳の誕生日から |
6,473 |
123,430,019 |
86,401,013 |
19,068 |
ドイツ・オランダ、ベルギー.、フランス.イギリスを経てアイスランドのレイキャビックに向かう、後 906,945m
朝のウォーキングが終わって、リビングで朝刊を見ようとした時、眼鏡を掛けてないことが判った。周りを探したが無い。脱いだアノラックのポケットを調べたがない。玄関に下りて行ってストックを置いた辺りを見回したが何処にもない。考えて見ると、今朝はマスクをして歩いたのに、眼鏡が一度も曇らなかった。若しかすると眼鏡を掛けないで歩いて居たのかも知れないと考えた。
それなら顔を洗う時に、洗面所で外したまま、置き忘れたのかもしれない。しかし洗面所にも見当たらない。じゃあ、トイレか?トイレにもない。よくよく考えると、丸首のシャツを着た時、スッと首が出た。その時既に眼鏡は掛けて居なかったんだ。だとすると、昨夜、ベットでテレビを見ていた時は眼鏡を掛けて居た筈だからベットの周辺にある筈だ。
ベットの周辺にもない。羽毛布団を巻くって見たがない、念のために散らかっている机の周りから引き出しの中まで見たが、やはり無い。3階のトイレも覗いて見た。そこにもない。キッチンのテレビの周りから食卓の上下まで丹念に目を通したが何処にもない。諦めて朝食を摂った。眼鏡が気になって美味くも無い。
お茶を飲みながら、今朝の行動をもう一度見直した。そうして昨晩ベットでテレビを見ていたし、はっきりと見えて居たのだから、眼鏡は掛けて居た筈。とすると、歩いて居て眼鏡を落とす筈がないのだから、寝室か、二階の部屋の内、まかり間違っても玄関までの内には必ずあると心に決めて徹底的に探すことにした。
こんどは絶対にあると確信して探すのだから気合が入った。念には念を入れて探した。しかし何処にもなかった。そんな筈は無いとは思いながらも、誰かが隠したのかもしれない、という想いがした。そこで今度は普段は使わない部屋から場所まで隈なく探して見た。何処からも出てこない。私の行動が普段と違うのでダイちゃんは私の行く先々について廻って呉れた。諦めて遅い昼飯を食べたが美味くも無い。
妻が年賀のあいさつで親戚周りをすると言ったが、気が進まず、妻に任してテレビでうつつを抜かしていた。テレビを見て居ても面白くもないので、寝室に入った。何回も布団をまくって調べたが無いことは判っているのだが、またまくって見た。すると羽布団の下の毛布の中に眼鏡が在った。
眼鏡が在ったと思った瞬間、嬉しさよりも空しさを感じた。初めからここに在ったのだ。それを探偵気取りで家中を探したりして一日を棒に振ってしまった事を悔いた。記憶がはっきりしていれば、眼鏡を掛けずにいたと確信して居れば寝室以外にないのだから、もっと真剣に探したのだが、記憶が不確かだからこんな大騒ぎになってしまった。ボケが進んで恥ずかしい。
※ 午後、山崎副理事長が手土産持って年始に来てくれた。二人で暗くなるまで、来し方行く末の付いて語りあった。あお蔭で、今日一日の憂鬱な眼鏡騒動のいやな気分は吹っ飛んだ。持つべきものは胸襟を開いて語りあえる老朋友だ。夕方のウォーキングは取止めた。