歩 い て 世 界 一 周 1月11日(金) 小雪
日 数「日」 |
総歩数(歩) |
総距離(m) |
平均歩数(歩) |
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今 日 |
17,248 |
12,074 |
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今 月 |
11 |
178,412 |
124,888 |
16,219 |
今 年 |
11 |
178,412 |
124,888 |
16,219 |
2005年から |
2,942 |
41,497,131 |
29,047,992 |
14,105 |
70歳の誕生日から |
6,474 |
123,447,267 |
86,413,087 |
19,068 |
ドイツ・オランダ、ベルギー.、フランス.イギリスを経てアイスランドのレイキャビックに向かう、後 894,871m
今日は「鏡開き」の日だ。本来、今日はお正月に神や仏に備えた鏡餅を下げて食べる日で、神仏に感謝し、供えられたものを頂いて、無病息災を祈ってお汁粉を食べる日だが、わが家ではその仕来たりなど無視して、甘いものの取り過ぎは健康に良くないなどと屁理屈をこねている。
お供え餅を刃物で切るのは、切腹を連想するというので、木槌で割るのが本式のようだ。鏡は円満を、開きは末広を意味するところから【鏡開き】と言うのだそうだが、結婚式や祝の宴などで酒樽を木槌で割って酒盛りを開始する時も【鏡開き】と言って居る。
私が初めて【鏡開き】でお汁粉を食べた日の事は今も鮮明に覚えている。浅草小島町で砂糖粥を食べた話を7日にしたが、あの格式高い家の家風に馴染めなかった私たち一家3人(父と私と妹)は翌年3月、神田神保町のアパートに移り住んだ。前田ビルというのだが、当時では個人ではまだ珍しい鉄筋コンクリートの4階建てのビルで、階下は柔道の道場で整骨院も兼ねていた。
鏡開きの日は【道場開き】の日で、寒稽古の後、盛大な宴を催す。その夜は無礼講でお汁粉が振る舞われる。私は門人ではなかったが、ビルの住人ということで招かれて宴席に加わった。
門人たちは私が新入りの少年とでも思ったか、特別に待遇して呉れた。お汁粉は食べると直ぐお代わりが来た。3杯も食べた頃、もう満腹になった。「おいしいか?】「美味い!」と答えるとまた出て来た。「もう沢山と言っても【遠慮するな!】という。そうして遂に6杯も食べた。それ以上はダメだった。
あの時の事をお腹がすくと思い出した。もう少し食べて置けばよかった!と。懐かしい思い出だ。