百歳に向かってもう一度歩いて世界一周

平成7年1月1日より歩いて世界一周に挑戦して居ますので引き続き続けますのでご照覧あれ!

鏡開き

2013年01月11日 17時12分59秒 | 随想

 

歩 い て 世 界 一 周  1月11日(金) 小雪

 

日 数「日」

総歩数(歩)

総距離(m)

平均歩数(歩)

今  日

 

17,248

12,074

 

今  月

11

178,412

124,888

16,219

今  年

11

178,412

124,888

16,219

2005年から

2,942

41,497,131

29,047,992

14,105

70歳の誕生日から

6,474

123,447,267

86,413,087

19,068

ドイツ・オランダ、ベルギー.、フランス.イギリスを経てアイスランドのレイキャビックに向かう、後 894,871m

 今日は「鏡開き」の日だ。本来、今日はお正月に神や仏に備えた鏡餅を下げて食べる日で、神仏に感謝し、供えられたものを頂いて、無病息災を祈ってお汁粉を食べる日だが、わが家ではその仕来たりなど無視して、甘いものの取り過ぎは健康に良くないなどと屁理屈をこねている。

 お供え餅を刃物で切るのは、切腹を連想するというので、木槌で割るのが本式のようだ。鏡は円満を、開きは末広を意味するところから【鏡開き】と言うのだそうだが、結婚式や祝の宴などで酒樽を木槌で割って酒盛りを開始する時も【鏡開き】と言って居る。

 私が初めて【鏡開き】でお汁粉を食べた日の事は今も鮮明に覚えている。浅草小島町で砂糖粥を食べた話を7日にしたが、あの格式高い家の家風に馴染めなかった私たち一家3人(父と私と妹)は翌年3月、神田神保町のアパートに移り住んだ。前田ビルというのだが、当時では個人ではまだ珍しい鉄筋コンクリートの4階建てのビルで、階下は柔道の道場で整骨院も兼ねていた。

 鏡開きの日は【道場開き】の日で、寒稽古の後、盛大な宴を催す。その夜は無礼講でお汁粉が振る舞われる。私は門人ではなかったが、ビルの住人ということで招かれて宴席に加わった。

 門人たちは私が新入りの少年とでも思ったか、特別に待遇して呉れた。お汁粉は食べると直ぐお代わりが来た。3杯も食べた頃、もう満腹になった。「おいしいか?】「美味い!」と答えるとまた出て来た。「もう沢山と言っても【遠慮するな!】という。そうして遂に6杯も食べた。それ以上はダメだった。

 あの時の事をお腹がすくと思い出した。もう少し食べて置けばよかった!と。懐かしい思い出だ。