テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

独酌酔言:世界は常に進化している

2024年08月08日 | 世の中

パリオリンピックも13日目が終了、

始まってみると、やはり世界トップレベルの競技はどれも面白い

で、日本選手が活躍すると嬉しいし、ワクワクドキドキする、

メダルを獲得した選手全員におめでとう

期待されながらメダルを獲得できなかった選手にもエールを送ろう、

メダルの色に悔しさを滲ませる選手もいますが、それもまた良し、

印象的だった敗者のコメント、

女子バスケットチーム、

陸上のサニブラウン、

両者とも、

『我々は進化したつもりでいたが、世界はもっと進化して臨んで来た』

という内容のコメントを残していました、

そう、世界は常に進化しています、

これはビジネスの世界でも、スポーツの世界でも一緒、

オリンピックはこの時、この日、この一瞬、

この瞬間に最高のパフォーマンスをした選手がメダルを手にします、

直前の大会で優勝してもメダルには届かないこともある、

直前の世界ランキングが1位でも敗けることがある、

選手は常にトップを目指して不断の努力と工夫をしています、

オリンピックのこの瞬間に自身のピークを持ってきた選手がメダルを手にするのです、

トップに立った途端、抜かれる宿命にあるスポーツ選手の過酷な現実です、

トップに立って進化を止めると、あっという間に抜き去られるのです、

下から上を狙うほうが有利、

フェンシングや馬術、体操などはこれまでの精進で密かに蓄えていたチカラがパリでピークを迎えたような印象です、

こういう事もある、

お家芸だから勝てる、勝たねばならぬ、

などという黴臭い思考とは無縁のところで、

世界レベルの選手はたゆまぬ努力と工夫をして、

オリンピックの舞台に立っているのです、

世界は常に進化している

これを肌で感じることが出来るのもオリンピックに出場した選手の特権です、

さて、ワタシは私事で7日(水)から8日(木)に掛けてPCから離れます、

この間に陸上女子やり投げの北口選手が登場するはずです、

彼女もまた世界のトップに立ち、抜きつ抜かれつのトップレベルの競争の中にいます、

独り日本を飛び出し、世界レベルの力を得るために切磋琢磨してきた選手です、

なにやら、また一人、世界レベルの日本人が生まれたような気がしています、

さて、彼女はメダルを手にすることが出来たのか?

彼女はさらに進化できたのか?

どこかのTVで見ることになると思います、


独酌酔言:勝つと思うな、思えば負けよ

2024年08月01日 | 世の中

パリオリンピック2024が始まりました、

始まると、やはりいろんな競技が気になりますが、

時差が厳しく、深夜のライブ放送はなかなか観れません、残念、

それと、トウキョウ2020に比べて、やはりセンスの良さが光る大会です、

序盤は日本のお家芸の柔道や体操があるので、メダルラッシュ!!

金メダルの獲得数で順位表示が決まるので、

7月31日(水)朝現在、日本がTOP表記(金メダル7個)になっています、

これは初めてかも、素晴らしいです、

金メダルは柔道で3個、うち阿部一二三選手の連覇は立派、

スケートボード ストリート男女とも金メダ、大逆転おめでとう!

フェンシング男子エペ個人でも、フランスの選手を破っての金メダルの快挙

そして、体操男子団体も大逆転で金メダル

大逆転での勝利が多いというか、やはり逆転勝利は印象的です、

サッカー女子なでしこジャパンのブラジル戦の逆転劇も凄かった、

さて、スポーツではないのですが、

ワタシも盤上ゲーム(囲碁です^^)にこの数年嵌っています、

そこで思うのは、勝ち切ることの難しさ

これホントなのですが、

勝った!と思ったら、囲碁は負けます

囲碁は大逆転がすぐに起こるゲームです、

勝ったと思い、甘い手を打ったり、心に隙が出来ると、

すぐにひっくりかえされてしまいます、

優勢でも最後まで気を抜かず、しっかり最後まで打ち切る事が必要になります、

一番勝つことが多いのは、実は少し負けているくらい不利な状況の時です、

必死になって勝つ手段を考えている時に、

良い手、妙手がフワっと浮かんできます、

名曲「柔」の歌詞のとおり、

というか、この歌詞の意味が初めて分かりました、

勝つと思うな 思えば負けよ です、

この歌詞の重みを感じた試合も多かったですね、

柔道の阿部詩選手はまさかの1本負け

開会式旗手を務めたフェンシング世界ランキング1位の江村美咲選手も敗退

卓球の張本早田ペアもまさかの初戦敗退

躍進が期待されているバスケットボールとバレーボールも厳しい試合が続いています、

世界のトップレベルに立つと、どうしても期待されるし、重圧もかかる

そして、格下の選手は必死になって勝つことを考えます、

情報量が多い21世紀では、トップ選手の闘い方はほぼすべて研究しつくされます、

トップ選手は技術的に丸裸にされるわけです、

その上で、格下選手はトップ選手を倒すための技と体と心を磨き上げて向かってくるのです、

そういう意味では、少し不利かもしれない格下の方にこそ勝機はある

トップ選手には、それを跳ね除けるさらに上をいく技量が求められます、

現状維持では勝てないトップ選手、さらなる進化が求められるトップ選手、

厳しい世界です、

敢えて、敗れた選手にメッセージを送るとすれば、

負けてヨカッタ!!と思える日が必ず来る!という事です、

長い人生、一度も挫折せずに生きていく人などいません、

誰もがもがき苦しみながら挫折を乗り越えます

スポーツで一度も負けずに、次の人生のステージに行くのも良いとは思いますが、

長い目で見れば、

次のステージで初めて挫折を味わうより、

一旦、今日ここで挫折を味わっておいた方が良い

というような気もしています、

敗れた阿部さん、江村さん、

ぜひ、4年後トップに返り咲いて

素晴らしい次の人生を切り拓いてほしいと願います、

最後に「柔」の歌詞を掲載、
(著作物ですが、スイマセン、やはり掲載したかったので、見逃してください)


「柔」作詞:関沢新一

勝つと思うな 思えば負けよ
負けてもともと この胸の
奥に生きてる 柔の夢が
一生一度を 一生一度を 待っている

人は人なり のぞみもあるが
捨てゝ立つ瀬を 越えもする
せめて今宵は 人間らしく
恋の涙を 恋の涙を 噛みしめる

口で言うより 手の方が早い
馬鹿を相手の 時じゃない
行くも住(とま)るも 坐(すわ)るも臥(ふ)すも
柔一すじ 柔一すじ 夜が明ける


独酌酔言:難しい!諺の意味、『情けは人の為ならず』

2024年07月25日 | 世の中

TVドラマだったか、映画だったか、

久しぶりにこの諺を聞きました、

『情けは人の為ならず』

よく聞く諺ですが、勘違いして使っている方もおられます、

かく言う(この言葉もややこしい)ワタシも昔は勘違いしていました^^)

つまり、、、誤用は、

窮地に陥っている人に、情けを掛けて助けるのは、その人の為になりません

という使い方です、

これは誤用、誤った使い方という事になります、

正しい意味・使い方は・・・

情けを人に掛けるのは、その人の為になるからではない、

他人に掛けた情けは巡り巡って自分に帰ってきますから、

人の為ではなく、自らの為に他人に情けを掛けるのですよ、

人には親切にしなさい

と、だいたいこんな感じが正しい理解です、

納得、

意味がホントに難解で、今や誤用がまかり通っている『他力本願』

何度も、この言葉の意味を学習していますが、

未だに、この言葉の意味を正確に説明できないです、

現代では、元々誤用だった意味で多く使われており

この使い方もOK!という事になっているようです、

すなわち、

自分の実力ではなく他人の力に頼って物事を成し遂げる

というニュアンスで使う場合です、

ま、今ではほとんどがこのニュアンスで使われていますよね、

今、AIに『他力本願』の意味を訊いてみると、上記の使い方が例文として出て来ます、

もはや、『他力本願』はこのニュアンスで使えば良いのです、

AI過去の本来の意味に価値を見出していません^^)

本来の『他力本願』は仏教用語で、

“他力”は自分の能力を超えたチカラ、というような意味、

“本願”は仏の救済みたいな意味、

つまり、厳しい修行により自らの能力を高めても、人を救えるのは仏だけである、

と言うようなニュアンスになります、

修行によって人は高みに登ることは出来きますが、

それによって、ヒト以上のものになれるわけではない

人を救えるのは仏のみである、

こんな感じだと思います、、、やはり、難しい、

詳しくはこちらのサイトで ⇒

『他力本願』は、人の力を借りて物事を成し遂げる、

という現代用法で使うのが良いみたいです、

言葉の意味は変わる、ある意味これは必然です、

10年単位で言葉は変化していくらしいですから、

ワタシが良く分からなかった言葉に『気の置けない人』があります、

これは意味が良く分かっていないので、ほとんど使ったことはないです、

ワタシのこの言葉に対するイメージは・・・

“油断できない人” “気を許してはいけない人” というニュアンスをずっと感じていました、

正しくは・・・全く逆で、

遠慮したり気を遣ったりする必要がない打ち解けることが出来る人、

という意味で使います、、、あちゃ~、

なんか、言葉が違うような気がするのですが、

『負けず嫌い』と同じような矛盾を感じます^^)

言葉というのは、ちゃんと使えると気持ち良いのですが、

誤って使っていると、ちょっと恥ずかしい

ワタシも、ネットで検索したりして、他力本願でこの記事を書いておりますが、

ワタシは決して悪人ではありません、気の置けない人です、

どうぞ情けを掛けて、引き続きこのブログを愛読してくださいませ、

情けは人の為ならず^^爆)


独酌酔言:ビデオ映像で明快になったスポーツの判定、次はAI登場か?

2024年07月18日 | 世の中

大関陣がバタバタと連敗した7月場所が始まりました、

普段はそんなに興味は無いのですが、始まるとつい見てしまう大相撲、

不思議だなあ、大相撲とマラソンだけは、なぜか?ついついTVに釘付けになってしまいます、

さて、今場所もあったと思うのですが、大相撲の行事差し違え

大相撲の勝敗判定は行事の軍配に掛かっていますが、

行事も人の子、もちろん判定を間違う場合もあります、これが行司差し違え、

行事の最高位である立行司だけは脇差(小刀)帯刀しています、

これは刺し違えた場合、切腹する覚悟がある、という事を示している、との説があります、

怖いですね、ミスジャッジで切腹ですか、、、

でも、ご安心を、分かる範囲での歴史の中で、差し違えで切腹した行司さんはいないそうです、

スポーツには判定がつきもの、判定するには審判員が必要です、

例外として、自らを律する紳士のスポーツと言われるゴルフだけは、一応、審判は存在しない

自らがルールに則って競技を行わなければならないと規定されている、

という事になっているからですが、

プロの大会などでは、ルール通りに競技が遂行されていない場合に限り、

モノ申すレフリー(審判員)いるようです、

判定の精度を高めるために、この30年ほどで各スポーツに導入されたのが“ビデオ判定”です、

サッカーなら『ビデオ・アシスタント・レフリー』=VARとして耳に馴染みがあるのでは、

2022年FIFAワールドカップの“三笘の1ミリ”も、このシステムがあればこその奇跡でした、

これはビデオを見て判定を下す審判員がフィールド外に常にいる、という仕組みで、

主審からも、ビデオ審判員からも、ビデオでの判定を促すことが出来ますが、

最終の判定決定権は主審にあります、

ラグビにも同様の制度があり、

こちらの審判員は『テレビジョン マッチ オフィシャル』というそうです、

ラグビーではさらに、主審がイエローカードを出して、選手が一時退場になった場合、

一時退場時間内に、そのファウルがレッドカード(一発退場)に相当するかどうかをビデオ判定するルール(ファウルプレー レビュー オフィシャル)も導入、

ラグビーワールドカップでは、この制度が適用されるシーンを度々観ましたよね、

プロ野球なら『リクエスト』、これは見たことがある方が多いでしょうね、

外野のファウル・ホームランアウト・セーフや危険球・危険走塁の判定に使われま

ボール・ストライクハーフスイング、守備・走塁妨害などには適用されません

審判員は球場内の施設に入ってビデオ映像を見て判定を下しているようですが、

この映像は?TV中継の映像と同じなのでしょうか

それとも、主催者であるNPB(日本野球機構)が別に録画している映像があるのか

良く分かりませんが、本拠地球場はそういう設備が完備してそうですが、

地方球場などでの試合の場合、

その都度、独自にカメラを何台も稼働させなければならないので、

結構な負担になるような気がしますね、

どうなっているんでしょうね、

大相撲の場合は、なんとなくNHKの映像が判定に使われているような気がします、

NHKさん、潤沢な予算を背景にカメラを何台も置いているでしょうし、

NHKと相撲協会とは、独占放映という切っても切れない関係ですからね^^)

ビデオ判定が最初に使われだした、というか、TV中継で頻繁に見るようになった印象が強いのがテニスです、

テニスの場合は『チャレンジ』という仕組み、

選手が判定に不服な場合、1セットに3回失敗するまで『チャレンジ』を要求できます、

でも、今はね、TV中継で、ライン際の際どいボール着地跡はすぐに映像で流れるのが当たり前になっていますからね、

観ているほうはストレス無しです、

ちなみに、あの際どいボール着地跡を瞬時に映し出すシステムは、

「ホークアイ」(鷹の目)と呼ばれる軍事技術(ミサイル誘導システム)が使われており、

10台のカメラの映像から、瞬時にボールの軌道を計算して映像化しているそうです、

凄い、

この「ホークアイ」は、サッカーのVARにも活用されているそうです、

なにとぞ、平和利用のみに使っていただきたい技術です、

他にはバレーボールやバスケットボール、柔道、レスリングなどでも、ビデオ判定のルールがあるそうです、

あまり観た憶えは無いですが、きっと陰でしっかり活用されているんでしょうね、

スポーツの公正・公平さを高い確度で担保しようと始まったビデオ判定

現在はさらにサッカーのVARのように、すでにAIも参加しているようです、

“三笘の1ミリ”もAIによる判定だったそうです、

プロ野球のボール・ストライク判定にもAIが使えそうですよね、

相当な精度で判定できると思います、

もちろん、AI導入には賛否ありそうです、

ビデオ判定さえ、導入時には反対論を言う人がいました、

結構、ロマンチックなスポーツあるべき論とかね、

でも、いまやビデオ判定が無ければ

公正・公平な試合進行が出来ない競技がほとんどのような気がします、

AI導入にはもう一山、二山あるような気がしますが、

AIへの流れは止められないんじゃないかな、

クルマの衝突防止システムじゃないですが、そのうち必須になりそうな気がします、

その時に、ヒトがAIに支配されるという、

ハリウッドアクション映画的な懸念があるのもたしかです、

AIとの付き合い方はスポーツに限らず、

あらゆる生活や企業活動、政治活動、軍事活動の場面で、

その定義付けとルール決めが必須になってくると思います、

さて、ハリウッドアクション映画のような“ヒトvs AI”的な危機が訪れるのか?

可能性はあります、

それなら、スポーツへのAI活用が先陣を切ることで、

平和利用への道が開かれることを期待します、


独酌酔言:猛烈な暑さです!熱中症にご注意を!!

2024年07月05日 | 世の中

一昨日から部屋のエアコンを使い始めました、

普段、エアコンをつけたまま寝るのが、あまり得意ではなく、

猫もいるので、窓を開けて網戸にして、扇風機で寝ていました、

が、一昨日水曜日の朝起きると、、、

うん?なんだか、ちょっと頭が重い

と、嫌な感じの汗が吹き出し、一気に体調不良陥りました、

軽い熱中症かもしれません、

即、エアコンをつけて二度寝、

マシにはなりましたが、結局その日はほとんど横になったまま

最低限の業務連絡やメールを送るのが精いっぱい、

昨日はずいぶんマシで、午後からは仕事したり、記事を書いたり、

久しぶりに2日間酒を抜きました^^)

きょうもまだ完全復調とはいきませんが、

もうすぐ出掛けます、ちょっと、ま、仕事があります、

夕方には吞めるかな?^^)

本日2024年7月5日(金)は、全国的に猛烈な暑さです、

※画像はすべて本日2024年7月5日(金)のNHKネットニュースから引用しました

各地で、午前中にすでに35度を超えています、

熱中症警戒アラートも出ています、

みなさま、くれぐれも熱中症にはご注意くださいませ、