テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

独酌酔言:ホンダと破談!『やっちゃえNISSAN』はどこへ行く!?

2025年02月13日 | 世の中

久しぶりに日本企業の大きな動きがありそうだ!

と、期待したのですが、、、

やはり今までの殻を破れなかったのね、な感じの日産

自動車業界はEV化の流れ、中国メーカーの台頭という市場環境に加え、

今後は自動運転・AI化、さらにはドローン化などもあり得る、

さらにトランプが大統領になったことで、

EV一辺倒から化石燃料やハイブリッド車への回帰も起こり得る、

とまあ、100年に一度の激動期を迎える自動車業界、

それを乗り越えるための巨額投資を1社で賄うのはまあ無理

そこで、世界の自動車メーカーはグループ化・統合への道を探っています、

2024年9月期の日産の経営不振が引き金となり、

これまで緩やかな関係を保っていた日産・ホンダ・三菱自動車の3社が、

より効率的に結び付くための新しいカタチを模索、
 

が、三菱自動車は早々にこのスキームから離脱

これも分かるなあ、

三菱グループとしての面子みたいなものが働いたような気がします、

『自動車を他資本参加に入れるのは、三菱グループのプライドが許さん!』

みたいな発言があったような気がします、
(根拠なし、ワタシの思い込み^^)

経営的に正しい判断なのか?疑問は残りますが、分かりやすいグループ発想

で、産とホンダの2社で持ち株会社を作り、

その傘下で世界と戦う、はずが、、、

肝心の日産の『経営再建策』が一向にまとまらない、

この辺りから“重厚長大”企業の弱点が露わになってきます、

経営判断に時間が掛かり過ぎ、スピード感が違う、

創業者のチャレンジ精神が色濃く残るホンダ、

「課題やテーマを共有しながら、自由にざっくばらんに話し合い、深いところにある答えを探り出していく」
(こちらのサイトからコピペしました ⇒)

『ホンダ流ワイガヤ会議』という方法論を持つホンダの自由な社風とスピード感、
(いや、実際に触れたことないですけど^^なんか分かる)

かたや、重厚長大・縦割り組織の日産、

そりゃ馴染みませんよね、

ちなみに、日産の取締役、常務執行役員以上で50人以上いらっしゃるそうです、
(笑えます)

これはトヨタよりも多い人数、

役員報酬も半端なく高いそうです、
(社長で6億円以上とか、庶民は笑うしかない^^汗)

は~~!?!?という感じ、

億単位の報酬をもらっている、50人で会社の行く末を議論して、

結論なんて出るのでしょうか?

日産の動きの遅さに業を煮やしたホンダは、

持ち株会社方式に変わり、日産の100%子会社化を提案、

これに対して日産の役員会で大反対の声が上がったそうです、
(この画も目に浮かびますよね)

プライドだけはありますからね、そりゃ反対の声も多かったでしょう、
(マジ目に浮かぶ)

そんな中、冷静に経営統合の必要性を説いたり、

統合の合理性を主張した役員さんはおられたのでしょうか?

縦割り重厚長大、おそらく年功序列もまだ残っているでしょうし、

50人もいれば派閥なんていう遺物もあるでしょう、
(組織の常)

というか、そもそも50人の会議って、

具体的にどんなところでやっているのでしょうか?

警察ドラマに出て来るような、威厳のある、

だっだ広い大きなテーブルのある会議室
(あ~~、鳥肌が立ちます)
(そういう場所には、もう出入りしたくない)

う~ん、まったく非生産的なイメージしか湧いてきません、

『やっちゃえNISSAN』は掛け声だけだったか、

ということで、破談になったホンダと日産の経営統合、

でも、世界市場は待ったなしで動いています、

50人が頭を寄せ合って相談しているうちに、1歩も2歩も世界から後れを取る日産

ホンダも大きなチャンスを逃して、先行きに不安が、

キーは“日産の経営再建策”です、

これが30日とか60日以内に出ないようであれば、

日産の未来は無い、ような気がします、
(個人の感想です)

ホンダも三菱自動車も、これからどうするんでしょうね、

もう一度、しっかり世界市場を観察分析して、

生き残るための冷静な判断が求められます、