ここもエエ店やね、
ちょっと歩かんとアカンけどね、
近いのは京都地下鉄の「丸太町」駅かな?「今出川」駅?ま、ちょうど真ん中、くらいですかね、
御所のちょうど真ん中辺りを西へちょっと行ったとこやね、
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店名が面白いがな、ねえ、
ほんで、ホンマに木材置き場の横で飲むんやからね、いろんな店があるもんやね、
料理も美味しいね、大将の手作り、
木材も扱うけど、料理も上手、って、たいしたもんやで、ね~、
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そうそう、京都というとね、ちょっと思うことがあるんですけどね、
ワタシも京都人なんでね、、、
いや、「京都ぎらい」という本によるとね、ワタシは厳密な意味では京都人ではないそうなんですわ、
それはまあ、置いといて、
一応、京都市内の生まれなんで、京都人ということにしといてください、
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でね、
さっきもね、京都御所の周りを歩いた時ですけどね、
「京都御苑」ちゅう大きな看板に気付いたんですわ、へ~、京都御苑か、、、な感じでね、
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実はワタシね、ここを京都御苑って云うたことないんですわ、
ここは「御所」やと思てるんですわ、
たしかに御所ちゅうのは、この中の一部の建物と敷地をさすみたいです、
御所の回りは東京に都が移る前は宮家や公家の住居があったようですな、
それが整備されて今の京都御苑になってるんですが、、、
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子供の頃はみんな御所って云うてたような気がしますな~、
親はもちろん、同級生もみんな、御所云うてたような気がします、
いつから京都御苑と云うようになったんか?分かりませんかな~、
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今の御所は東京の皇居内にあるそうですな、
そらまあ、天皇陛下がいらっしゃる所が御所ということでしょうからね、
京都のあるのは京都御所、その周りの庭園などを含めると京都御苑、ということか、
筋は通ってますけどね、なんかね、しっくりきませんねん、京都人としては、
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ちょっと、話逸れますけど、“京の茶漬け”ちゅう話がありまっしゃろ、
え?知らん!?それくらい常識やで、スマホ持ってるんやろ、まあ、調べてみ、
落語のネタですか、ってか、違う違う、
その落語の基になってる京都人気質を面白がって揶揄してる話なんやけどね、
まあ、誰もが知ってる寓話ですわ、
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それと同じような話で、噂ではこんな京都人の話もあります、
『天皇陛下は東京に旅行されているだけで、いつか帰ってきゃはる』、みたいな話、
明治の東京遷都の経緯を読むと、いろいろと経緯があってね、
あながち嘘妄想でもないんですが、
にしても、今となってはそれはないちゃう、、、いや、あるかもしれんか?
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どっちにせよ、京都人の気質を上手いこと表してる、
こんな気持ちがあるから、ワタシも御所であってほしい、と思ってるのかな?
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京の茶漬け、陛下東京旅行説、と並んでワタシの好きな話があってね、
これはサイコーですよね、いったい誰が考えたのか?
それとも、、、ほんまにこういう風に云う京都人がいるのか?、、、ワタシは会うたことないですが、
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『京都で先の戦争いうと、、、応仁の乱のことでっせ』、
初めて聞いた時は笑いましたわ、
戊辰戦争とかいうなら分かりますが、応仁の乱って、面白すぎです、
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太平洋戦争では大きな空襲がなかった(小さな空襲は何度か記録あり)とはいえ、
500年以上前の戦を先の戦争と呼ぶ人、いるとは思えへんけどね、
それでも、いそうな気がするのが京都人の怖いところですわ、
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ちなみに応仁の乱はね、約10年に渡って京都を中心に、国内のあちこちを巻き込んだ戦、
京の都は、この戦で大きな被害を受け荒廃、戦国時代のきっかけとなったんですけどね、
これがなんか意味不明の戦らしく、
なぜ始まったのかがよく分からん、
京都市内の狭い場所で東軍と西軍に分かれて、敵味方入り乱れ、
で、なんの決着も見ず、決定的な勝者敗者もなく、懲罰や恩賞もなく、
なんで、10年もやってたの?的な戦だったようです、
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戦、争いごと、戦争のばからしい、むなしさを代表するような応仁の乱、
そやからこそ、京都人は先の戦争に応仁の乱を引き合いに出すのか?か?
奥が深いわ、京都人、
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【京のお店】
京都は下長者町新町西入ルの「井倉木材」、
3年ほど前にできたのかな?
文字通り、木材屋さんが作った立ち飲みです、
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京都府庁の北側、最寄駅から徒歩10分以上、立地は全く良くないですが、
いつ行ってもにぎわっています、
料理が美味しい、
日本酒もあります、
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若い大将のお話も面白い、この日は城壁石垣の話してました、
府庁が近いので、府庁職員の方が多いのかと思いきや、
『近すぎるのか?あまり来られませんよ』とのこと、
いろんなメディアで取り上げられていますからね、
あちこちからわざわざ来られるんでしょうね、
いまや、立ち飲みとはいえ“わざわざ行く”行くのは当たり前のご時世です、
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カウンターが満員やったら、文字通りの“木材置き場”で飲むことも、
『禁門の変』の舞台となった、京都御所蛤御門でも見学してから行ってみてください、
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