テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

独酌酔言:ノロノロ台風10号に振り回された1週間でした、『オオカミ少年』の教訓

2024年09月04日 | 世の中

いやはや、こんなに遅い台風は初めてです、

『ノロノロ遅いほどにも程がある!!』というドラマを作って欲しい程です^^)

2024年の台風10号は8月22日にマリアナ諸島で発

その後、速度を速めることなく、予報を裏切りながら、

8月29日に鹿児島県薩摩川内市に上陸、

そして、四国再上陸後、紀伊半島沖で彷徨い、停滞、

9月1日に東海沖で熱帯低気圧になり消滅しました、

この11日間、勢力が強かったことから警戒が続き、各所に影響が出ました、

新幹線は3日間程止まり、空の便も欠航多数、

各地で河川の氾濫や土砂災害など大きな被害が出ました、

幸いにもワタシの地元周辺は雨も風もほとんど無く平常通り、

でも、よく利用している市民センターが早々に休館を決定、

元々月曜日が休館日、で27日(火)から30日(金)がまず休館、

でも、天気晴朗波も無し、

台風の接近が遅れたので31日(土)も延長休館、

9月1日(日)は流石に荒れるかと思ったら、、、なんなら晴れ間も見える天気、

いやはや、結局あれもこれも出来ずじまいで今週を迎えました、

10号は速度が遅く迷走したので予報は難しかったでしょうね、

さらにこれまでと違うパターンが増えてきた台風、

昔は、台風の目を中心にした広範囲なエリアに一律、強い雨や風が発生したようなイメージでしたが、

日本が亜熱帯化した現在は、

局地的に強い雨が降り、強い風が吹く、というパターンに替わって来たようです、

地理的にも、台風の中心に近いところはもちろんですが、

ずいぶんと離れた場所で、

たとえば台風の中心から500㎞以上離れた場所で強い雨が降り、土砂災害が発生したりもしました、

どこで発生するのか?予測しにくいゲリラ災害、

台風が遠いと思って油断してはいけない、難しい令和の台風です、

ワタシの地元は幸いにも雨や風の被害もなく、

それだけに周りでは、

『ノロノロ詐欺』とか『クルクル詐欺』とか言っていました、
(ワタシもそれくらいは言ってみたい気分でした)

ま、警戒していただけに、ちょっと文句の1つも言いたくなるのは分かります、

が、、、

それが危ない、これはいけない、

今回はたまたま被害が出なかっただけ、

いつ?どこで?大きな災害につながる雨や風が襲って来るのか分からないのが令和の台風です、

これを肝に銘じなければなりません、

昔話の『オオカミ少年』を思い出しました、

オオカミが来るぞ、来るぞと言いふらして回る少年のお話ですね、

でも、物語の結末はよく憶えていない

う~ん、なんか、村人から信用されなくなった少年は、

本当にオオカミが来た時に、だれにも助けてもらえず、オオカミに食べられちゃった

とか、そんな結末でしたっけ?

イソップ物語はわりと食べられちゃうとか、そんな残酷な内容が多いからね、

と、調べてみたら、ま、昔話の常でいろんなバリエーションがあるようですが、

原作=イソップ物語の結末は、

村では羊を飼っていて、オオカミが来たら村人は総出でオオカミを追い払うことにしていましたが、

少年が何度も嘘をついて、村人をからかっていたので、

ホントにオオカミが来た時は、だれも少年を信用せず、オカミを追い払う事もせず

結局、、、羊は全部オオカミに食べられてしまい、少年はその惨状を見て泣き崩れる、、、

という結末のようです、

結局、損害を受けたのは少年ではなく村人なのです、

速度が遅く、迷走した台風10号、

台風の中心近くでも影響が少なかった台風10号、

どうせ次も大丈夫、なんて思っていると、次はしっぺ返しを受けるかもしれません、

来る来るといって来なかった

降る振るといって降らなかった

吹く吹くといって吹かなかった

無くて幸い、ラッキーだったと思って、今後も台風対策を怠らない

イソップの『オオカミ少年』からの教訓はそういうふうに解釈しておかなければなりません、

なんせ災害大国日本です、

いつかは必ず来る大地震への対策も同様です、

日本には『オオカミ少年』がいることを有難いと思って、また次の災害に備えましょう

 



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