え!?なに、ちょっと小腹が空いた、そういうとそやね、
ほな、ちょっと寿司でも摘んでいきましょか、
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え?財布の中身が、、、
なに云うてますねん、奢ったげますがな、おっちゃんに任せときなはれ、
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ここ、ここへはいりましょか、
え?なにそんなビビってますのん?怖いことあらへんがな、
ここ、立派な寿司屋でっせ、回ってへんしね、大丈夫大丈夫、さ、入りましょ、
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ちょっと時間は早いけど、ま、ビールでも飲んで、はい、カンパ~イ、
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しかしまあ、昼の明るいうちから飲むというのは、何とも云えん幸せですな、ね、
これはいったいなんでしょうな、この幸せ感は、
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優越感?
あ、なるほど、他の人がまだせっせと働いている時間に飲める優越感ですか、
ちょっと違うかな、
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罪悪感?
あ、それはありますな、みなさん働いている時間に先に一杯いただいてます、スイマセンね~、な感じ、
ま、こっちの方が近いかな、
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背徳感!
なるほど、そうかもしれんね、
つまり、明るいうちから飲むのは“背徳”なんですな、でも“背徳”ほど甘い蜜はない、
道徳に背を向けているこの状態がなんとも云えん幸せ!ちゅうことですか、
う~ん、これが一番近いような気がしますな、
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でね、明るいうちから飲むのは夏に限りますな、
なんか、背徳感が明るい気がします、
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冬はね、陽も短いからね、
夕方明るいうちから飲んでも、店を出るころには辺りは暗い、
そんな時は、なんかこう背徳感がジメッとしません?
あ~、やってしもた、みたいな、、、
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それにひきかえ、夏の今頃はね、陽が長いですからね、
こう、一杯飲んで店を出ても、、、
お!外はまだ明るいがな、何時や、19時過ぎかいな、ほな、もう一軒行きましょか!
てな具合でね、背徳感もポジティブ方向に伸びます、はい、
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やっぱり、夏は明るいうちから飲むに限りますな~、
大将、ほな、これでお勘定、安いな~、おおきに、しかし安いなあ、
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お、見てみ、外はまだ明るいがな、ほなもう一軒行きましょか、
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【今日のお店:なんばの狭い寿司屋「中津川」】
千日前通りを少し北へ、ちょいと路地に入ったところにあります、
寿司「中津川」、
もう何年、営業してるんやろ?7席ほどのL字カウンターだけ、
カウンターの中の狭いスペースには大将、狭~い独特の空気感、
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決して綺麗でもないし、めちゃめちゃ美味しい訳でもないです、
普通の寿司、いや、見た目は回転寿司よりもちょっと、、、
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でもね、安いんですわ、で、そこそこイケるんですわ、
まぐろ、はまち、いかなどが1個50円、
鰻が1個100円やったかな、鯛が1個200円、
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ちょっと小腹が空いた時にね、前を通りかかるとついフラフラとね、
な感じで気楽にビールと3~4皿、そんな使い方がエエと思います、
通り掛かったら一度寄ってみてください、
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