テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

捨てられないなあ~、靴下とネクタイが捨てられない、~今日のお店:大阪堺浅香山の角打ち「井上酒店」。

2017年06月29日 | 世の中

この駅、降りるの2回目ですわ、

はい、前回もあの店へ行くために降りたんですけどね、

え?わざわざ電車乗ってここまで来ますか?ってか、

はい、エエ店に行くためには労を惜しんではいけません、



駅からちょっと歩きますけどね、

こうやって歩いている間も楽しいんです、

もうちょっとかな、もうちょっとかな、とか思いながらね、



あ、見えてきました、あの店ですわ、

エエ店構えでしょ、広い間口に大きな暖簾、エエですわ、

ほな、入りましょか、



また、しょうもないことですけど、ちょっと聞いてくれます、



ワタシね、スーツを着ない生活になってもうすぐ2年なんですけどね、

もうスーツ、長いこと着てませんわ、1年は着てないかな、



ですからね、スーツ要らないんです、

この前の衣替えの時も冬物3着ほど捨てました、あ、町内の子供会の古着に出すんですけどね、

どんどん捨てないと、ね、新しい服が箪笥に入らない、



でもね、案外捨てられないもんがあることに気付いたんですわ、はい、



一つはね靴下、スーツ用の黒っぽい靴下ね、

これがねたぶん40足くらいあったんです、

半分くらい、傷み始めているようなんは捨てたんですが、

残り半分はまだ抽斗に入ってます、



これが、なぜかなかなか捨てられない、もう履くこと、ほとんどないと思うんやけど、、、



でね、一番捨てられないのがネクタイですわ、



37年間のスーツ生活でたぶん100本以上持ってましたわ、

で、もともとネクタイって余程汚れない限り捨てないで持ってました、

なんで、もうそれはぎょうさんあったんです、



でもね、退職した2年前に思い切って半分以上捨てたんですわ、はい、

あ、なぜかネクタイはね、子供会の古着でも受け付けてくれないんですわ、で、捨てました、



しかしね、、、

ネクタイって1本1本に思い出があったりするんです、

ふと見ると、当時の事を思い出してしまいます、はい、捨てられない、

もちろん、好みの色や柄のネクタイも捨てられないですね、



で、家にまだ40本くらいあります、もう絞めることにないネクタイ、、、

今回の衣替えでも捨てようかな~と見たのですが、手に取ると捨てられない、

思い出が蘇ってくる、、、



あ~、ほんま、あきませんわ、もう半年先送りです、

こうやって片づけを先送りしてると、だんだん自分の首が絞まって来るんですけどね、

【今日のお店:堺市浅香山の角打ち「井上酒店」】

南海高野線「堺東」駅の一つ手前の駅が「浅香山」、

なんかエエ感じの名前の駅です、歴史ありそうです、



その「浅香山」駅から歩いて5分ほどのところにあるのが「井上酒店」、



エエ店構えです、

広い間口に大きな暖簾がド~ンと、



店内も余裕の広さ、

元々は酒販店でしょうから、それなりの広さの販売スペースやたんでしょうね、

今はもう角打ち専門な雰囲気です、



10人以上立てるL字カウンターに、大き目の立ち飲み島テーブル、

座って飲めるテーブルもあります、



料理のメニューが豊富で、もちろんお酒は売るほどあるので、ゆっくり楽しめます、




ちょっと遠いですけども、何人かで角打ちを楽しみたいなら最適のお店です、



そうそう、「堺東」駅までも歩けますから、

2軒目は立ち飲み激戦区へ繰り出すのもありですね、



、