ここはね、あの日本酒酒場の系列なんですわ、はい、
だからね、日本酒の揃えは凄いです、ほんま、
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それにね、料理はなんでも美味しいのですが、
珍しいのが灰干しの魚、これがね、また美味しい、
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え?灰干しって?
いやいや、ワタシもね、この歳になるまで“灰干し”、知りませんでした、不覚です、
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美味しい日本酒と美味しい料理、
では、ちょっと行ってみましょか、
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でね、またしょうもない話ですけども聞いてもらえます?
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先日、古い文庫本が出てきてね、阿川弘之さんの「末の末っ子」という小説を読んだのです、
これが結構面白い、私小説的な戦後昭和中期の家庭小説、サクサク読めました、
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で、少々驚いたのは、この小説、新聞連載小説だったそうなんです、
いやね、なぜ驚いたかというとね、生まれてこの方、ワタシ読んだことないんですわ、
はい、新聞の“連載小説”ちゅうのをね、読んだことないんですわ、
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どの新聞にも載っているでしょ、連載小説、
昔は貴重なコンテンツだったんでしょうね、
今はね、新聞購読者も減ってきて、ちょっと目立ない日陰の存在かな、
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だいたい夕刊の載っているのかな?とか思っていたのですが、
朝刊にもちゃんと載っていますわ、はい、
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2018年12月現在、
毎日新聞には、夕刊にあの又吉直樹さんが「人間」という小説を連載されています、
朝刊には宮部みゆきさんが「黒武御神火御殿」を連載されています、
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蒼々たる作家の方が書く新聞連載小説、
これをね、ワタシ、まだ読んだことないんです、
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かじったことはあるのですが、最初から最後まで読み切ったことがない、
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単行本の2ページか3ページ分くらいでしょうか?新聞連載小説の1日分、
毎日少しづつ、読み進める小説、これがどうもイカン、
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もう少し読みたいなあ、と思っても、続きは翌日まで待たなければならない、
これがどうも性に合わないのか?
つい、本が出版されたら読んだらいいや、と思って挫折してしまいます、
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又吉さんの小説は興味があったけど、、、やはり読めてない、、、
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どうなんかなあ、楽しみにしている人も多いんだろうなあ、
有名作家の新作がタダで読めるのだから(新聞購読料はかかりますが)、
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と、今紙面を広げてみても、、、う~ん、やはり、読めないなあ、、、アカン、、、
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【今日のお店:福島の「灰と日本酒 仁」】
あの福島の「仁」の2号店になるのかな?
JR福島の高架を北へ潜ったところにある「灰と日本酒 仁」、
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日本酒の揃えが常時70種類、一部を除き350円均一と云う嬉しい価格設定、
とにかく、いろんな日本酒がバンバン呑めます、
なんかもう、酒池酒池な感じ、
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で、料理も刺身から焼鳥、一品とすべて美味しいのですが、
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特筆すべきは“灰干し”の魚、
“灰干し”、ワタシもよく分かっていないのですが、
火山灰を使って干し魚を作る伝統的な料理法、
灰で水分とアンモニア分を吸い取ってしまうみたいです、
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でも、熱い灰に直接入れる訳ではない、
和紙に包んで冷たい灰の中へ入れる、、、手間かかりますな、これ、
天日干しに比べて旨味が増すのが特長のようです、
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この“灰干し”の焼き魚が美味しいです、はい、
入店の折はぜひ灰干しの魚も注文してください、
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