テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

未だ読み切ったことがないです、新聞の連載小説~今日のお店:“灰干しの魚”が美味しい!福島の「灰と日本酒 仁」。

2018年12月14日 | 世の中

ここはね、あの日本酒酒場の系列なんですわ、はい、

だからね、日本酒の揃えは凄いです、ほんま、



それにね、料理はなんでも美味しいのですが、

珍しいのが灰干しの魚、これがね、また美味しい、



え?灰干しって?

いやいや、ワタシもね、この歳になるまで“灰干し”、知りませんでした、不覚です、



美味しい日本酒と美味しい料理、

では、ちょっと行ってみましょか、

でね、またしょうもない話ですけども聞いてもらえます?



先日、古い文庫本が出てきてね、阿川弘之さんの「末の末っ子」という小説を読んだのです、

これが結構面白い、私小説的な戦後昭和中期の家庭小説、サクサク読めました、



で、少々驚いたのは、この小説、新聞連載小説だったそうなんです、

いやね、なぜ驚いたかというとね、生まれてこの方、ワタシ読んだことないんですわ、

はい、新聞の“連載小説”ちゅうのをね、読んだことないんですわ、



どの新聞にも載っているでしょ、連載小説、

昔は貴重なコンテンツだったんでしょうね、

今はね、新聞購読者も減ってきて、ちょっと目立ない日陰の存在かな、



だいたい夕刊の載っているのかな?とか思っていたのですが、

朝刊にもちゃんと載っていますわ、はい、



2018年12月現在、

毎日新聞には、夕刊にあの又吉直樹さんが「人間」という小説を連載されています、

朝刊には宮部みゆきさんが「黒武御神火御殿」を連載されています、



蒼々たる作家の方が書く新聞連載小説、

これをね、ワタシ、まだ読んだことないんです、



かじったことはあるのですが、最初から最後まで読み切ったことがない、



単行本の2ページか3ページ分くらいでしょうか?新聞連載小説の1日分、

毎日少しづつ、読み進める小説、これがどうもイカン、



もう少し読みたいなあ、と思っても、続きは翌日まで待たなければならない、

これがどうも性に合わないのか?

つい、本が出版されたら読んだらいいや、と思って挫折してしまいます、



又吉さんの小説は興味があったけど、、、やはり読めてない、、、



どうなんかなあ、楽しみにしている人も多いんだろうなあ、

有名作家の新作がタダで読めるのだから(新聞購読料はかかりますが)、



と、今紙面を広げてみても、、、う~ん、やはり、読めないなあ、、、アカン、、、





【今日のお店:福島の「灰と日本酒 仁」】

あの福島の「仁」の2号店になるのかな?

JR福島の高架を北へ潜ったところにある「灰と日本酒 仁」、



日本酒の揃えが常時70種類、一部を除き350円均一と云う嬉しい価格設定、

とにかく、いろんな日本酒がバンバン呑めます、





なんかもう、酒池酒池な感じ、



で、料理も刺身から焼鳥、一品とすべて美味しいのですが、





特筆すべきは“灰干し”の魚、



“灰干し”、ワタシもよく分かっていないのですが、

火山灰を使って干し魚を作る伝統的な料理法、

灰で水分とアンモニア分を吸い取ってしまうみたいです、



でも、熱い灰に直接入れる訳ではない、

和紙に包んで冷たい灰の中へ入れる、、、手間かかりますな、これ、

天日干しに比べて旨味が増すのが特長のようです、



この“灰干し”の焼き魚が美味しいです、はい、

入店の折はぜひ灰干しの魚も注文してください、