テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

言葉は生モノ、どんどん変化する、で誤用もどんどん増えていきます、ま、ええか^^)~今日のお店:服部天神駅すぐの立ち呑み「京屋」。

2019年08月30日 | 世の中

阪急宝塚線の「服部天神」駅、小さな駅ですけどね由緒ある古い街ですわね、

アーケードはありませんが、駅前に渋い店が並ぶ商店街があります、

踏切のところに「正宗屋」もありますね、

「正宗屋」もエエんですけど、線路を挟んで反対側に渋い立ち飲みがあります、

毎日新聞の酒場企画『酩酊三十三カ所』の記事が表に貼ってあったりします、はい、『酩酊 八十八カ所』ではなくて“三十三カ所”です、

なかなか渋い小さな立ち呑みです、ちょっと入ってみましょか、

でね、しょうもないことですけども、またちょっと聞いてもらえますか?

また“言葉”の話なんですけどね、“話し言葉”の話、

言葉は生きモノ、ここでも何回も書いているんですがね、、、文字に比べると話し言葉が変るスピードは凄く早いんです、

そらそうですよね、日本人が使っている“漢字”、

戦後以降、相当簡単な書体に変りましたけど、それでも文字の発祥から考えると千年単位で使っている文字です、

文字に比べると“言葉”は数10年単位で変って行く、、、いや、いまや数年単位で変っていっているかもしれません、

文字や文章は紙やデータにカタチや文法が残るのに比べると、言葉は形に残りにくい(今は録音や録画がありますが)、そこら辺がどんどん変わっていく理由なんでしょうね、きっと、

変化するにはいろんなパターンが考えられます、

自然発生的な省略とか、意図的な簡略化とか、訛ったとか、古臭い言い回しを嫌う風潮とか、流行の先端を気取る言葉とか、流行語とか、、、まあ、いろいろあると思うのですが、

でね、今日のテーマは“誤用”ですねん、

そう、話し言葉が変って行く理由の一つが“誤用”です、

人から人へ伝わって行く過程で間違いが起こる、これはまあ普通にあります、伝言ゲームです、はい、

仕事で原稿の校正とかもするのですが、自分でもよう間違っていますわ、誤用をしっかり憶えている、

で、一番有名な誤用ってなんかな?と考えたんですが、、、これが浮かびました、

『一生懸命』、

明らかに誤用なんですが、、、今は“この字を当てても間違いではない”、という事らしいです、間違いもみんなで使えば正しくなるのが言葉の世界、みんなで渡る赤信号です、

あまり気にしなくてもエエと思いますが、、、正しい言葉・用法を知っておくのも悪いことではありません、

先の例は、正しくは『一所懸命』ですね、

という事で、今日は誤用されやすい慣用句をご紹介しましょう、

みなさん、以下はすべて誤用です、正しい用法、分かりますか?

『濡れ手に粟』、

『合いの手を打つ』、

『袖振り合うも多少の縁』、

『采配を振るう』、

『眉をしかめる』、

意味が変わってきているケースもあります、以下の正しい意味は分かりますか?

『情けは人のためならず』、

『盗人にも三分の理』、

最後のは微妙ですが、違う意味で使っている人が多いような気がします、

さて、いくつ分かりました?話し言葉は生きモノです、面白いですね、
(正解は掲載していません、自力構成してくださいな^^)

【今日のお店:服部天神駅「京屋」】

阪急宝塚線「服部天神」駅から徒歩15秒、踏切からすぐのところにある立呑み「京屋」、

12~3人で満員になるコの字カウンター、カウンターの中には女将と大女将、家族経営でしょう、

おでんや一品モノ、中華系の料理など、品数は少ないけど手作りの料理メニューが並びます、

毎日新聞の記事は2000年のもの、この記事でさえ19年前、いつからあるんでしょうね、

客層は、、、常連さん率高いです、それも相当高齢です、

ワタシが行った時も、おそらくワタシが最年少ではなかったかな、

70歳代後半で“若手”呼ばわりされておられました、いったい上は何歳までおられるんだ?^^)

それでもみなさん、元気ハツラツで呑んでます、ワイワイと盛り上がっています、

近所にこんな店があったらエエなあ、80歳くらいまではこういうところで呑みたいなあ、

みなさんもぜひ、元気で一杯呑んでくださいな、