2023年夏の甲子園、決勝は仙台育英と慶応の一戦になりました、
夏2連覇を目指す仙台育英、
優勝すれば107年振り!?となる慶応
(1916年大正5年!!第2回大会で優勝しています)
これは相当面白い試合になりそうですね、
さて、「独酌酔言」では今年も高校野球について2度ほど記事を書いています、
◆2023年4月4日 高校野球はいったい誰のモノなのか? ⇒
◆2023年6月27日 高校野球・少年野球はいったい誰のモノなのか?② ⇒
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今日は高校野球ネタ3本目の記事です、
野球好きです、高校野球も好きです、
高校球児の一所懸命なプレーは観ていて引きずり込まれるような熱いモノを感じます、
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が、、、どうにも嫌な部分もあります、
それが前の2本の記事に書いているようなことなのですが、、、
ざっくり要点をまとめると、、、
◆大人が子どもを型に嵌めて育てようとしている感じが嫌
◆全員が同じなのが良いと思っている大人の感覚が嫌
と云うことになります、
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整然とした軍隊式?入場行進、
選抜でのガッツポーズに対しての審判の注意、
そして、まだまだ多い丸坊主、
これらは本当に高校生が望んでやっていることなのでしょうか?
高校生のためにやっていることなのでしょうか?
ワタシにはとてもそうは思えない、
野球に関わる大人の勝手な想い入れが体現されているような気がしてならないのです、
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で、今回決勝に進んだ慶応、
TVで観た人も多いと思いますが、髪型が今どきの普通の高校生らしくて、清潔でよろしい、
そして、センスがよろしい、
まずここに魅力を感じました、
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髪型だけではありません、慶応野球部の運営方針に関して、
髪型自由、選手主導のチーム作り、高校野球の常識を変えたい、
いいですね~、この気概があの強さに結びついているのならサイコーです、
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今まで高校野球は(大人の)監督偏重過ぎた、
選手が大人の道具になっている感じがする時代もありました、
(今はずいぶん変わりましたけどね)
(全打席敬遠とか、あれ、大人の理屈ですよね)
なんか、大人(監督)が子どもを指導する、という昭和スタイルがまだまだ残っている高校野球、
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高校野球を教育の一環として位置づける(高野連の常套句)なら“選手主導のチーム作り”、
これこそ、もっとも重視すべきポイントだと思います、
大人はそれをサポートしてあげるだけで良い、
器を置いてあげるだけで良い、と思います、
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髪型についての4年前2019年の記事です、
ざっくり要約すると・・・
強制はしていないが、結局出場校の87%は丸刈りにしている、
「理由は分らない」、「生徒が自主的に決めている」と大人が答えている、という内容、
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おいおい、それってなんか無言の強要みたいな感じがあるんちゃうん!!
分っているのに、髪型自由を言いださずに、結局丸坊主にさせてしまっている大人がそこにいるのでは!?
と思ってしまうのは、ワタシの正確がひねくれているからでしょうか、
これが2019年の状況、
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そして、2023年になると、
◆丸刈りに「違和感」 変わる球児の髪形、ツーブロックがはやる学校も ⇒
(朝日新聞デジタル:2023年8月18日の記事)
なにやらニュアンスが変わっています、
2023年は8校が明らかに丸刈りではないそうです、
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同様の趣旨の記事、
◆夏の甲子園「脱丸刈り」の波? 強豪校でも髪形自由化が相次ぐ ⇒
(毎日新聞:2023年8月7日の記事)
うんうん、明らかに髪型に関してはニューウェーブが来ているようですね、
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ワタシはべつに丸刈り嫌いじゃないです、
丸刈りの選手がいてもOKです、
でも、全員が丸刈りにしているのは嫌です、気持ち悪い、
いろんな髪型の選手がいるのが自然でヨロシイ、
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入場行進もやって良いです、
でも全員が腕を振って整然と行進するのは嫌です、
もっと自由に行進して欲しいです、
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エエ加減、高校生を管理するのを止めて、もっと自由に野球をさせてあげると、
高校野球の魅力ももっと増して、野球人口減少にも歯止めが掛るんじゃないかな、
WBC世界一も、ヤクルトの2連覇も管理野球から脱却して生まれました、
さあ、次は高野連の番ですよ、
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