テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

独酌酔言:難しい!諺の意味、『情けは人の為ならず』

2024年07月25日 | 世の中

TVドラマだったか、映画だったか、

久しぶりにこの諺を聞きました、

『情けは人の為ならず』

よく聞く諺ですが、勘違いして使っている方もおられます、

かく言う(この言葉もややこしい)ワタシも昔は勘違いしていました^^)

つまり、、、誤用は、

窮地に陥っている人に、情けを掛けて助けるのは、その人の為になりません

という使い方です、

これは誤用、誤った使い方という事になります、

正しい意味・使い方は・・・

情けを人に掛けるのは、その人の為になるからではない、

他人に掛けた情けは巡り巡って自分に帰ってきますから、

人の為ではなく、自らの為に他人に情けを掛けるのですよ、

人には親切にしなさい

と、だいたいこんな感じが正しい理解です、

納得、

意味がホントに難解で、今や誤用がまかり通っている『他力本願』

何度も、この言葉の意味を学習していますが、

未だに、この言葉の意味を正確に説明できないです、

現代では、元々誤用だった意味で多く使われており

この使い方もOK!という事になっているようです、

すなわち、

自分の実力ではなく他人の力に頼って物事を成し遂げる

というニュアンスで使う場合です、

ま、今ではほとんどがこのニュアンスで使われていますよね、

今、AIに『他力本願』の意味を訊いてみると、上記の使い方が例文として出て来ます、

もはや、『他力本願』はこのニュアンスで使えば良いのです、

AI過去の本来の意味に価値を見出していません^^)

本来の『他力本願』は仏教用語で、

“他力”は自分の能力を超えたチカラ、というような意味、

“本願”は仏の救済みたいな意味、

つまり、厳しい修行により自らの能力を高めても、人を救えるのは仏だけである、

と言うようなニュアンスになります、

修行によって人は高みに登ることは出来きますが、

それによって、ヒト以上のものになれるわけではない

人を救えるのは仏のみである、

こんな感じだと思います、、、やはり、難しい、

詳しくはこちらのサイトで ⇒

『他力本願』は、人の力を借りて物事を成し遂げる、

という現代用法で使うのが良いみたいです、

言葉の意味は変わる、ある意味これは必然です、

10年単位で言葉は変化していくらしいですから、

ワタシが良く分からなかった言葉に『気の置けない人』があります、

これは意味が良く分かっていないので、ほとんど使ったことはないです、

ワタシのこの言葉に対するイメージは・・・

“油断できない人” “気を許してはいけない人” というニュアンスをずっと感じていました、

正しくは・・・全く逆で、

遠慮したり気を遣ったりする必要がない打ち解けることが出来る人、

という意味で使います、、、あちゃ~、

なんか、言葉が違うような気がするのですが、

『負けず嫌い』と同じような矛盾を感じます^^)

言葉というのは、ちゃんと使えると気持ち良いのですが、

誤って使っていると、ちょっと恥ずかしい

ワタシも、ネットで検索したりして、他力本願でこの記事を書いておりますが、

ワタシは決して悪人ではありません、気の置けない人です、

どうぞ情けを掛けて、引き続きこのブログを愛読してくださいませ、

情けは人の為ならず^^爆)