なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事72~
4月11日までの1週間の陽性率は5.4%(前週4.1%)と予想範囲内の伸び、
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残念ながら先週の予測が当たりました、陽性率は5.4%、
第4波は佳境です、が、、、
ひょっとすると大阪のピークは過ぎたかも!!??(淡い期待)
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◆検査数は横ばい、新規感染者数は増加で、陽性率は1ポイント以上上昇
陽性者数が増え(2週前から倍増)、
検査数が横ばいなので陽性率は上昇、という状態です、
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第4波の中で確実に感染拡大が進んでいる、
と云うことで良いと思います、
来週、陽性率7%台なら第3波と同じような拡大スピードとなります、
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第4波に突入しているのは、これはもう誰の目にも明らか、
ここで一つ、他に心配なことがあります、
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◆PCR検査数はなぜ増えない!!
この1ヶ月間、PCR検査数は週に35000~38000で横ばい、
なので、陽性率は上がるのは当たり前、
心配なのは、、、なぜ?検査数は増えてこない?、、、
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政府も自治体も『感染を初期に発見する』ために『検査数を増やす』と云ってきました、
ならば、
この感染拡大の状況なら、本来検査数はもっと増えるべきと感じますが、
検査数は一向に増えない、、、
これはなぜでしょう?
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ワタシはこの状態を判断する情報を持ち合わせていません、
考えられる可能性は、、、
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① 検査体制が限界に来ている?クラスター発生に追いついていない
(いや、週5万回以上検査の実績もあるので、まだまだ出来るはず!)
② 逆に、クラスターをしっかり追えているので増やす必要がない
(これはない!なぜなら陽性率が上がっているのだから、追い切れてない可能性が高い)
③ ワクチン接種に人出を取られ(注目もそちらへ流れている)、検査態勢が脆弱化している
④ すでに検査数を増やして初期段階で感染拡大を封じ込める戦略は放棄された?
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う~ん、どうも後手後手、目先の対応に追われて居るような気がします、
何度でも書きますが、
政府の一貫した無戦略状態がここでも露呈しているような気がします、
『出来ることは何でもやる』と菅さんはおっしゃいますが、、、
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(各日までの1週間の平均陽性率) ※8月以前は割愛しました
陽性率 検査数 陽性者数
9月 6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日 2.7% 132914 3573人
10月18日 2.8% 134620 3744人
10月25日 2.8% 139830 3878人
11月 1日 3.1% 147810 4612人
11月 8日 4.2% 140243 5940人
11月15日 5.5% 173776 9591人
11月22日 6.2% 217199 13502人
11月29日 6.1% 236143 14474人
12月6日 6.1% 251480 15445人
12月13日 5.9% 292670 17189人
12月20日 5.6% 330070 18593人
12月27日 6.1% 348965 21432人
1月 3日 10.8% 218184 23642人 ※年末年始で検査数が減少
1月10日 8.6% 460951 39821人 ※1/8首都圏 緊急事態宣言
1月17日 9.2% 450028 41521人 ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
1月24日 7.2% 536485 38365人
1月31日 5.7% 454648 26081人
2月 7日 4.3% 389517 16693人
2月14日 3.2% 349441 11037人
2月21日 2.8% 364258 10035人
2月28日 2.4% 299619 7233人 ※2月末、1都3県以外の緊急事態宣言解除
3月7日 2.1% 351169 7216人
3月14日 2.3% 340145 7917人
3月21日 2.3% 375025 8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日 3.0% 364712 11211人
4月4日 4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日 5.4% 381306 20536人
※厚労省発表日報から集計 各日正午までの集計
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◆大阪の感染者数の推移、ピークアウトへの期待
大阪の新規感染者数の推移を見ると、
この1カ月は劇的な増加でした、
これは、感染力が強いと云われている英国型の変異株が大暴れした結果です、
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まだまだ感染者数は増加傾向ですが、
「まん延防止等重点措置」が発出され、
夜の街はあきらかに人出が減ったようです、
なんとか、今週は減少に転じるのではないかと期待しています、
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一つの理由は、
今週の陽性率の上昇幅が予想範囲内だったからです、
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先週、6%台に乗ったりするようだと、
そのスピードは第3波を遙かに超え、
その規模は今以上に大きな流行になる可能性がありましたが、
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検査数が横ばいで、この陽性率、
思ったほどの爆発ではありませんでした、
なんとか、この状態でピークアウトできないものか、と期待しています、
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◆予想以上だった変異株の感染力
ウイルスの変異自体は常時怒っていることなので、
必要以上に怖れる必要はない、と書いてきましたが、
英国型の感染力は予想以上でした、
見くびっていました、反省、
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兵庫県では変異株の割合が一時90%超に!
変異株の感染力の強さが第4波を早めたと云えると思います、
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◆ワクチンの効果が減衰するかもしれない!?
感染力の強さに加え、気になるのが“ワクチンの効果への影響”です、
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ワクチンの効果が減衰する??
これについてはまだ確定的な情報はないので、
これまた、過度に敏感になる必要は(現状では)ありませんが、
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日本のPMDA(医薬品医療機器総合機構)はこれについても情報収集を始めています、
また、従来ワクチンの変異株対応改良型についても、
国内での臨床実験を不要とするなど、柔軟に対応するようです、
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COVID-19の変異はスピーディで機能的です、
ヒトの対応もスピーディでなければなりません、
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トピックを2つ、、、
◆ワクチン接種後に感染!!初の確認
国内で、ファイザー社のワクチンを2回接種した後での感染が確認されました、
ワクチンも無敵ではない、
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臨床試験段階でもこの事象は確認されていたので、
過度に反応する必要はありません、
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が、やはりちょっと残念、
ワクチン接種後も、感染拡大期ではコロナ仕様の生活が続くということです、
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◆COVID-19は忖度しない!?
厚生労働省の職員20数人が深夜に及ぶ会食をした件、
担当が違うとはいえ、自覚の無さに驚きましたが、
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なんとまあ、、、
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しかし、考えてみたら当たり前です、
役人は政治家に忖度するかもしれませんが、
COVID-19は冷静で機能的で機動的です、
役人だからといって忖度したりはしません、
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さて、これからの展開は・・・
◆アストラゼネカのワクチンを巡って右往左往、さて日本政府の対応は?
接種後に希に血栓が確認されているアストラゼネカのワクチン、
この血栓はEMA(ヨーロッパ医薬品庁)により、接種の副反応と位置付けられており、
アストラゼネカ社もこれを容認、
今後、データ収集を続けていきます、
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WHOはリスクよりもメリットが大きいとして、
アストラゼネカ社のワクチンの接種を引き続き推奨、
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高齢者に副反応が少ないことから、
イタリアなどでは高齢者に限って接種するとしています、
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日本国内でも接種するこのワクチン、
いろいろな事象が多発すると予想します、
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その時、一時の感情論や悲観論でワクチン接種の是非が語られることのないようにしたいものです、
あくまで冷静に、科学的に、そしてスピーディに対応する、
COVID-19に負けないように、
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日本政府にこれが出来ますか?
期待しています、
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