中学入試・算数の小部屋

中学入試に出される算数の問題は、一般の人にとっても、なかなか良くできた脳トレです。

日能研の模試(11月30日実施分)7番・解説

2009年01月12日 | 中学受験算数・解き方
まず(1)から。
1辺1cmの正方形ABCDに対し
三角形BCEは面積が1/6(6ぶんの1)なので
底辺をBCとすると、高さは正方形ABCDの1辺の1/3(3ぶんの1)になります。
なぜなら、三角形BCEの2倍の長方形のたての長さは正方形ABCDの1/3(3ぶんの1)になるからです。
これで(1)の答えが求められます。
1÷3で1/3(3ぶんの1)cmです。

(2)はDE:CEの長さの比から考えます。
CEが1/3(3ぶんの1)cmなので、DE:CEは2:1です。
ここで、三角形DFEと三角形BCEは面積が等しいので
DEやCEを底辺と考えた時の高さは逆比で、1:2になります。
ですから、点Fは辺BEの真ん中にあるとわかります。
すると、三角形DFEと三角形BFIは高さの比が1:1となるので
底辺の比(DE:BI)も1:1となり
BI=DE=2/3(3ぶんの2)cmと分かります。
この結果、AIの長さは1/3(3ぶんの1)cmとなり
三角形AIFは正方形ABCDを6等分した面積のさらに1/2(2ぶんの1)と分かります。
ですから三角形AFHは6等分した面積1/2(2ぶんの1)
これと並ぶ三角形HFGとGFDは6等分した面積そのままですから
AH、HG、GDを底辺と考えると、いずれも頂点がFと考えられ、高さが等しいので、その3辺の比は面積の比と同じになります。
つまり1:2:2です。
ですから、AHの長さは1cm×{1/(1+2+2)}=1/5(5ぶんの1)cmとなります。


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