ポケット時刻表

明日、ＪＲ各社のダイヤ改正が行われる。
今回の改正で姿を消す列車もある。
東京－大阪間で運転されていた寝台急行「銀河」は、最後の日である今日の切符が３０秒で完売になったそうである。
私も５年前の春に、富山→東京→大阪→富山という旅行をした時にお世話になった。
岐阜のあたりで目が覚め、車窓から景色を眺めていたのを思い出す。
この時代に、ありそうでない「東京－大阪」というベタな運転区間、しかも急行列車のまま残っていたのは奇跡的ですらある。
近年は閑古鳥が鳴いていたようだが、６０年の歴史を刻んだ名列車が消えるのは寂しい。

先月の下旬に明日以降の時刻を載せた大判の時刻表を買ったが、さすがに持ち運びはできない。
仕事の休憩時間を使って、本欄でもたびたび登場する旅行代理店に行ってポケット版のものをお願いしてみることにした。
もらいに行くだけでは気が引けるので、ＪＲの切符を買うついでということにした。

今日はＮさん（Ｎさんが２人いるが前回とは別のＮさん）が受付をしてくれた。
「北陸おでかけパス」というややマニアックな切符だったからか、店長の男性に聞きながらの処理で少し時間を要したが、無事に発券されてきた。
彼女が応対するときは、なぜかこちらの用事が変更やキャンセルなどの面倒なことがあったので、また面倒なことをさせてしまったと思った。
それでも、イヤな顔もせずにハキハキと応対してくれたのはありがたい。
用事が済んでポケット時刻表をお願いしてみたが、これもすんなりであった。

私がもらったのはＪＲ西日本の金沢支社が発行しているもので、駅や旅行会社などで配っている。
配っているといっても、ご自由にお取りくださいという感じで置いてあるのではなく、こちらが申し出れば何とかもらえるという性格のものだ。
けっこうなページ数があってそれなりにコストもかかっているだろうから、バラまき的に配るものではないのだろう。

内容は、北陸地区から東京や名古屋方面などの乗継時刻が分かりやすく載っていて、大変使い勝手がいい。
書店で売っている小型時刻表よりもさらに軽量なので、持ち運びはもっぱらこれである。
１９・２０日と名古屋に行くので、連れて行こうと思う。